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ー海上ー19
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「何が俺……今悪かったん?」
雄介の方は今の自分の言葉で望の事をムッとさせてしまった事が気になっているようだ。
だからなのか雄介は望の肩を揺らし、どうやら望からそれを聞き出そうとしていた。
「じゃあ、さっきお前が言っていた事ってなんだよ」
「今さっき俺が言うてた事?」
雄介は望から離れると腕を組んで考え始める。
暫くして答えが出たのか、
「なんやぁ、そういう事やったんかいな」
やっと雄介の方は望が言いたい事が分かったのであろう。
雄介は表情そいつもの表情へと戻すと今度は勝ち誇ったような表情を望の方へと向ける。
雄介の答えが出るまで望は顔を伏せていたのだが雄介顔を上げた瞬間に顔を上げたのがいけなかったのか、その雄介の表情を見てしまい今度は望の方が顔を伏せてしまう。
「ホンマー、今日の望は可愛えねんなぁ。 なるほどなー、そういう事やったんか。 何もそないに怒らんでもええやんか。 望が言いたい事っていうのは『どんなに玩具が良くても、そこは俺の方がええ』って事やろ? あー、そう考えるとホンマ今日の望はむっちゃかわええやんかぁ」
そう言うと雄介は望の後ろから望の事を抱き締める。
望の方はと言うと、その雄介の言葉に顔を赤くしてしまったのかベッドへと顔も体も埋めてしまう。
そうだ。 今のは完全に望の自爆だという事だろう。
「ホンマ、今日の望っていうのは、いつもより素直で仕草もむっちゃ可愛えねんけど?」
「そんな事言ったって、俺が答えないのはお前だって知ってる事だろ?」
「ほなら、俺がええようにとってもええって事なんやな?」
「あ、ああ、まぁ」
「分かった。 ホンマ、アカンわぁ、今でも望の事がホンマに好きやのに、もっと、好きになってしまいそうやわぁ……気付いておるか? 今、むっちゃ、俺の心臓なバクバク言うておるんやで、俺はホンマに望の事が好きで好きで堪らんって証拠やねんで」
確かに雄介は望の事を今は包み込むように抱き締めているのだから望の背中から雄介の鼓動が望へと伝わっているのであろう。
何でか人の鼓動というのは心地よく感じる。
「な、雄介、抱いてもらうのはいいんだけどさ、こうやって、二人でくっついているだけっていうのもいいもんなんだな」
雄介の方は今の自分の言葉で望の事をムッとさせてしまった事が気になっているようだ。
だからなのか雄介は望の肩を揺らし、どうやら望からそれを聞き出そうとしていた。
「じゃあ、さっきお前が言っていた事ってなんだよ」
「今さっき俺が言うてた事?」
雄介は望から離れると腕を組んで考え始める。
暫くして答えが出たのか、
「なんやぁ、そういう事やったんかいな」
やっと雄介の方は望が言いたい事が分かったのであろう。
雄介は表情そいつもの表情へと戻すと今度は勝ち誇ったような表情を望の方へと向ける。
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「ホンマー、今日の望は可愛えねんなぁ。 なるほどなー、そういう事やったんか。 何もそないに怒らんでもええやんか。 望が言いたい事っていうのは『どんなに玩具が良くても、そこは俺の方がええ』って事やろ? あー、そう考えるとホンマ今日の望はむっちゃかわええやんかぁ」
そう言うと雄介は望の後ろから望の事を抱き締める。
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そうだ。 今のは完全に望の自爆だという事だろう。
「ホンマ、今日の望っていうのは、いつもより素直で仕草もむっちゃ可愛えねんけど?」
「そんな事言ったって、俺が答えないのはお前だって知ってる事だろ?」
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「あ、ああ、まぁ」
「分かった。 ホンマ、アカンわぁ、今でも望の事がホンマに好きやのに、もっと、好きになってしまいそうやわぁ……気付いておるか? 今、むっちゃ、俺の心臓なバクバク言うておるんやで、俺はホンマに望の事が好きで好きで堪らんって証拠やねんで」
確かに雄介は望の事を今は包み込むように抱き締めているのだから望の背中から雄介の鼓動が望へと伝わっているのであろう。
何でか人の鼓動というのは心地よく感じる。
「な、雄介、抱いてもらうのはいいんだけどさ、こうやって、二人でくっついているだけっていうのもいいもんなんだな」
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