【1/完結】ノンケだった俺が男と初体験〜ツンデレ君には甘いハチミツを〜

綺羅 メキ

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ー海上ー17

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 雄介の方は少し考えると、

「ほな、今日は俺が好きなようにしてええって事か?」

 その雄介の問いに望は頭は頷かせる。

「今日はそんな気分だからな」
「ほなら、意地悪な事もしてええっていう事なんか?」

 また望の方はその雄介の問いに頭を頷かせるのだ。

「ほな……そうさせてもらうわなぁ。 今日はホンマ俺のやりたいようにやらせてもらうし、楽しみにしとってな」

 雄介の方は望にそう言うと額へとキスをする。 その後は唇へと優しくキスを落とし、

「な、雄介の方は俺にどんな事してみたいんだ……?」
「ん? どんな事がしてみたい? せやなぁ?」

 その望からの問いに雄介は望から離れて行くと腕を組んでまで考え始める。

「俺は望が満足してくれるんやったら、基本的には満足なんやけど……まぁ、望がそういう気ならな……俺が楽しみたいように楽しむって事なんかな? ほらな、望の親父さんにこないな部屋プレゼントしてもらった訳やしな。 飽きるまで楽しんだ方がええ訳やし。 とりあえずなぁ、さっき、望に渡したやろ? 玩具……それ使ってみたらどうなん?」

 さっき望は雄介の事を抱き締めていた。 その時に落とした玩具がベッドの上に転がっている。

 それを雄介は拾うと再び望の手へと握らせるのだ。

「そういや、服の方はまだ着とったんやっけな? ほな、望の方はどっちの方がええ? 服の上から玩具を使うのか? それとも、直に使うのか?」

 望は雄介から視線を外して、少し考えると、

「なら、とりあえずは服の上からの方がいいかな?」
「ほな、今は俺は望の事手伝わんし、自分で使ってみて気持ちようなったみて、まぁ、場所を指定して欲しいんやったら話は別なんやけど」

 雄介の方は気持ちを入れ替えたのか笑顔から意地悪そうな表情へと変える。

 一方、望の方はいつもとは違う雄介に戸惑いながらも顔を赤くしながら玩具のスイッチを入れてみる。 それでもやはり自分が感じている姿というのを見るのが嫌なのか望は瞳を閉じてゆっくりと玩具を持っている手を動かしてYシャツの上から胸の辺りへと触れさせていく。

「ぁ……」

 まだ皮膚部分にしか触れていないのにも関わらず小さな声を上げる望。 やはり今日の望はヤル気満々だったからなのであろうか? もう体の方は興奮状態だったのであろう。
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