971 / 2,140
ー海上ー3
しおりを挟む
雄介はその部屋から出ると鍵を閉めて部屋を出てキッチンへと向かう。
地下室の方は少し寒いと感じたのだが一階へと上がって来ると部屋の中は蒸し暑く蝉の鳴き声もうるさい位に耳に入ってきたのだ。
「流石は夏やねんなぁ」
雄介はそう言いながらエアコンのスイッチを入れてソファへと体を預ける。
今日は望は休みではなく雄介が休みの日で雄介の方は休みの日はこんなゆっくりとした時間を過ごしているようだ。
エアコンの風に当たりながら雄介は窓の外を眺める。
いつもこの時間はこんなゆっくりとした時を過ごせていない雄介。
毎日、毎日、仕事に行くと訓練や救助へと向かう日々。 だからこそ休日はこうゆっくりとした時を過ごしたいと思うのかもしれない。
もっと贅沢な事を言えば恋人である望とゆっくりとした時を過ごせればいいのだけど。
青い空に白い入道雲。
今日という日は本当に夏だと思わせてくれるような空だ。
そんなゆっくりとした空間の中で雄介は日頃の疲れが溜まっているのであろうか? いつのまにか瞳を閉じてしまっていたらしい。
次、雄介が目を覚ました頃には、あのさっきまで見えていた入道雲が雷雲へと変わったらしく大地を雨が濡らしていた。 さっきまで青空だったのが本当に嘘みたいに今の空は雨雲で覆われ雷が近付いて来ている。
雄介はそれに気付いて慌てて飛び起きる。 雷は嫌いではないのだが庭には午前中に干した洗濯物がある。
雄介は慌てた様子で庭へと出て洗濯物を取り込むのだ。
雄介が慌てて洗濯物を取り込んだ時にはもう雄介の方はもうビチョビチョになっていたらしい。
最近の雨は本当に異常だ。 今の時代、本当に突然の豪雨なんて当たり前になってきている。 天気予報だって宛にならない位に突然の雨っていうのは多くなってきた。 しかも、それは雷を伴った大雨だ。 下手をするとその一瞬で道だって冠水してしまう程なのだから。
当然、雄介だって今の雨で頭までシャワーを浴びた後の状態にまでなってしまっていた。
「……って、なんやねん。 ホンマ、今日は散々ってか、せっかく干しておいた洗濯物はビジョビショになるし、自分もビショビショになるし、とりあえず、洗濯物はもっかい洗濯せんとアカンようになったしな。 俺の方もシャワーに入って来んとアカンようになったしな。 そうそう! 風邪引いたら完全に望に怒られそうやしな。 まぁ、望からしてみたら、そこは愛情表現らしいねんけど……まぁ、そんでも風邪は引きたくないんやし、シャワー浴びてこよー」
雄介はそう一人ニヤけた顔をしながらビショビショになってしまった洗濯物を持って脱衣所の方へと向かうのだ。
地下室の方は少し寒いと感じたのだが一階へと上がって来ると部屋の中は蒸し暑く蝉の鳴き声もうるさい位に耳に入ってきたのだ。
「流石は夏やねんなぁ」
雄介はそう言いながらエアコンのスイッチを入れてソファへと体を預ける。
今日は望は休みではなく雄介が休みの日で雄介の方は休みの日はこんなゆっくりとした時間を過ごしているようだ。
エアコンの風に当たりながら雄介は窓の外を眺める。
いつもこの時間はこんなゆっくりとした時を過ごせていない雄介。
毎日、毎日、仕事に行くと訓練や救助へと向かう日々。 だからこそ休日はこうゆっくりとした時を過ごしたいと思うのかもしれない。
もっと贅沢な事を言えば恋人である望とゆっくりとした時を過ごせればいいのだけど。
青い空に白い入道雲。
今日という日は本当に夏だと思わせてくれるような空だ。
そんなゆっくりとした空間の中で雄介は日頃の疲れが溜まっているのであろうか? いつのまにか瞳を閉じてしまっていたらしい。
次、雄介が目を覚ました頃には、あのさっきまで見えていた入道雲が雷雲へと変わったらしく大地を雨が濡らしていた。 さっきまで青空だったのが本当に嘘みたいに今の空は雨雲で覆われ雷が近付いて来ている。
雄介はそれに気付いて慌てて飛び起きる。 雷は嫌いではないのだが庭には午前中に干した洗濯物がある。
雄介は慌てた様子で庭へと出て洗濯物を取り込むのだ。
雄介が慌てて洗濯物を取り込んだ時にはもう雄介の方はもうビチョビチョになっていたらしい。
最近の雨は本当に異常だ。 今の時代、本当に突然の豪雨なんて当たり前になってきている。 天気予報だって宛にならない位に突然の雨っていうのは多くなってきた。 しかも、それは雷を伴った大雨だ。 下手をするとその一瞬で道だって冠水してしまう程なのだから。
当然、雄介だって今の雨で頭までシャワーを浴びた後の状態にまでなってしまっていた。
「……って、なんやねん。 ホンマ、今日は散々ってか、せっかく干しておいた洗濯物はビジョビショになるし、自分もビショビショになるし、とりあえず、洗濯物はもっかい洗濯せんとアカンようになったしな。 俺の方もシャワーに入って来んとアカンようになったしな。 そうそう! 風邪引いたら完全に望に怒られそうやしな。 まぁ、望からしてみたら、そこは愛情表現らしいねんけど……まぁ、そんでも風邪は引きたくないんやし、シャワー浴びてこよー」
雄介はそう一人ニヤけた顔をしながらビショビショになってしまった洗濯物を持って脱衣所の方へと向かうのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
171
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる