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ー波乱ー66
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そろそろ裕実の方は限界なのであろうか? 何もしていないのにも関わらず裕実は体を疼かせてしまっているようだ。
額には汗が滲み顔から全身にかけては紅潮させ腰までも揺るがせてきている。
その裕実の状況に見ているしか出来ない雄介はもどかしくて仕方がないようだ。
しかも未だに和也達が帰って来る気配すらない。
雷の方も段々と近づいてきているのであろう。 光りと音が近くなってきているようにも思える。
裕実は本当に雷が嫌いなようで猫のように体を丸めて体を震わせてしまっているのだから。
しかし、そこは裕実が「いい」と言うまで雄介は裕実の事を何かしてあげるって事は出来ない。 雄介が例えその気であっても裕実が同意しなければそれ以上の事は出来ないという事だ。
望達がいなくなってかたもう二時間半。 予想以上に待たされている雄介と裕実。
既にもうこの二人の間には会話もなくなってしいまったようだ。 もう後は和也達が戻って来るのを待つしかない状態になってきている。
この静かな病室に聞こえてくるのは雷の音だけだ。 他の物音は今のところ聴こえて来ない。
この雷は何だか今の雄介達の心を表しているようにも思える。
例え、和也に裕実の事を抱いてと言われていても、そこで雄介が裕実の事を抱いてしまえば雄介の恋人である望は少なくともいい顔はしないだろう。 寧ろ和也と雄介の間ではそういう会話がなされていたのだが望はその会話には参加もしておらず、ただ聴いているだけだったのだから。
その事を思い出した雄介は、ひと息吐くと、
「やっぱ、それはアカンよな?」
そう独り言を漏らすと再び窓の外へと視線を向けるのだ。
「……とりあえず、裕実の事心配やし」
そう口にしながら雄介は裕実の方に視線を向ける。
もう裕実の方は限界なんだろうか? 上に着ている制服までも脱ぎ始め挙句苦しそうな声を上げ始めてしまっているのだから。 そしてもう限界なのであろう。 涙目で、
「雄介っ……さん! ……す、スイマセン! もう……もう……限界なんですって……ばぁ……!」
今の今まで我慢していた裕実だったのだが本当に限界が近いのであろう。 雄介に向かって本当にお願いするかのように頼んできている。
さっきまで一生懸命我慢しようとしていた裕実だったのだが、まさか、それを裕実からお願いされるとは思ってもみなかった事だったのかもしれない。
そして雄介はその裕実の言葉に慌てて返事をし裕実へと近づいていく。
雄介は裕実へと触れようとしたのだが、実際、望以外の人を抱こうとすると緊張の為か思うように体が動いてくれないようだ。
「雄介さん……本当に……ん……スイマセン……さっきまで……っ……我慢しようと……思ってはいたのですが……ぁ……もう、本当に……我慢出来なく……なって、しまいました……」
裕実の方は本当に悔しそうに途切れ途切れではあったのだが、そう言葉にしていた。
額には汗が滲み顔から全身にかけては紅潮させ腰までも揺るがせてきている。
その裕実の状況に見ているしか出来ない雄介はもどかしくて仕方がないようだ。
しかも未だに和也達が帰って来る気配すらない。
雷の方も段々と近づいてきているのであろう。 光りと音が近くなってきているようにも思える。
裕実は本当に雷が嫌いなようで猫のように体を丸めて体を震わせてしまっているのだから。
しかし、そこは裕実が「いい」と言うまで雄介は裕実の事を何かしてあげるって事は出来ない。 雄介が例えその気であっても裕実が同意しなければそれ以上の事は出来ないという事だ。
望達がいなくなってかたもう二時間半。 予想以上に待たされている雄介と裕実。
既にもうこの二人の間には会話もなくなってしいまったようだ。 もう後は和也達が戻って来るのを待つしかない状態になってきている。
この静かな病室に聞こえてくるのは雷の音だけだ。 他の物音は今のところ聴こえて来ない。
この雷は何だか今の雄介達の心を表しているようにも思える。
例え、和也に裕実の事を抱いてと言われていても、そこで雄介が裕実の事を抱いてしまえば雄介の恋人である望は少なくともいい顔はしないだろう。 寧ろ和也と雄介の間ではそういう会話がなされていたのだが望はその会話には参加もしておらず、ただ聴いているだけだったのだから。
その事を思い出した雄介は、ひと息吐くと、
「やっぱ、それはアカンよな?」
そう独り言を漏らすと再び窓の外へと視線を向けるのだ。
「……とりあえず、裕実の事心配やし」
そう口にしながら雄介は裕実の方に視線を向ける。
もう裕実の方は限界なんだろうか? 上に着ている制服までも脱ぎ始め挙句苦しそうな声を上げ始めてしまっているのだから。 そしてもう限界なのであろう。 涙目で、
「雄介っ……さん! ……す、スイマセン! もう……もう……限界なんですって……ばぁ……!」
今の今まで我慢していた裕実だったのだが本当に限界が近いのであろう。 雄介に向かって本当にお願いするかのように頼んできている。
さっきまで一生懸命我慢しようとしていた裕実だったのだが、まさか、それを裕実からお願いされるとは思ってもみなかった事だったのかもしれない。
そして雄介はその裕実の言葉に慌てて返事をし裕実へと近づいていく。
雄介は裕実へと触れようとしたのだが、実際、望以外の人を抱こうとすると緊張の為か思うように体が動いてくれないようだ。
「雄介さん……本当に……ん……スイマセン……さっきまで……っ……我慢しようと……思ってはいたのですが……ぁ……もう、本当に……我慢出来なく……なって、しまいました……」
裕実の方は本当に悔しそうに途切れ途切れではあったのだが、そう言葉にしていた。
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