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ー波乱ー36

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 再び二人の間に甘い香りが包み込む。

 望はさっき雄介に宣言したように決して雄介の体に負担が掛からないように望が上になって望は望なりのキスを雄介へと教える。

 まだまだ望では雄介のように甘いキスは出来ないのだが望は望なりに雄介に伝わるようなキスを繰り返すのだ。

 雄介の口内へと舌を入れると雄介の舌を見つけて絡める。

 それに気づいた雄介は望のその舌の動きに合わせようと望の舌へと絡める。

 病室内にはその舌を絡める水音が響き渡り更に欲に火を付けてしまった望は雄介の舌を吸い上げる。

 その不意打ちな望の行動に息を詰まらせてしまったのは雄介の方だ。

 本当に息を詰まらせたっていう訳ではない。 望意外な行動に危なく思考停止になってしまいそうになったからだ。

 望の方はその行動を満足気に終わらせると望の方も欲の渦に巻き込めれてしまっているのであろう。 息を切らして潤んだ瞳で雄介の事を見つめる。

「大丈夫かぁ!?」
「ああ、ぅん……大丈夫だぁ……もう、今日は本当に俺の方が抑え効かないけどいいのか?」
「望がそういう気になら俺の方は構へんよ」

 その雄介の答えに望は軽く頭を頷かせると今着ているYシャツを徐に脱ぎ始めベッドの下へと落としていくのだ。

 窓から差し込んでいる月が望の事を照らす。 今日の望は色っぽく見えてしまうのは気のせいなのであろうか。

 月の光の下で望の白い体が晒されるのだ。

 あまり昼間は炎天下とかの中で仕事をしてない望は肌が白く本当にスベスベとして見えるのは気のせいなのであろうか。

 雄介はその白い肌に何回も触れて来たのだが今日の望の態度からすると前みたいに望に触れる事さえも出来ないと思っていたのだが望はその雄介の逞しい腕を掴むと徐に望の肌へと触れさせる。

 その望の行動にさえ今日の雄介はドキリとしてしまう程だ。

 体を触れさせてもらった後にはもう勃ち始めて来ている胸の突起の方にも触れさせてくれた。

 雄介自ら触れるのとはちょっと違う感じがするのは気のせいであろうか。

「っ……いつものように指先使って触ってくれよ……それくらいだったら出来るだろ?」
「せやな……望が許してくれるって言うんやったら、構へんよ」
「ああ……負担にならないようならいい」
「ほな……」

 雄介はそう優しく言うと望の言う通りに指先を使って望の胸の突起へと触れる。 そして指先を使って摘むようにして触れるのだ。
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