【1/完結】ノンケだった俺が男と初体験〜ツンデレ君には甘いハチミツを〜

綺羅 メキ

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ー雪山ー82

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 それくらいはの望にだって分かっている。 だけど雄介に対して、こういう事をするのは初めてというのか今まで数回あったのだが、雄介が怪我をしていたりして勢いでやってきたからいいのだけど半分冷めてしまってきている望には恥ずかしくて仕方がない事なのかもしれない。

「望……ココはこういう風に触るんやで」

 雄介はそう言うと望のズボンの上から望のモノを撫で上げる。

「ん……」

 それだけでも今日の望は若干苦しそうな声を上げていた。

「な、気持ちええやろ? そうなぁ、ココはこうやって優しく撫でてくれるのがええんやって」

 雄介はそう言って胡座をかくと、

「もっかい、望やってみて」
「あ、ああ」

 今の望は本当に緊張しているのであろう。 生唾を飲み込むと再び雄介のモノをズボンの上から撫でるのだ。

 ゆっくり丁寧に雄介のモノを撫でる望。

 そうする事で今雄介のモノの熱が望の手に伝わってきていた。

「ん……」

 やがて雄介は本格的に気持ちよくなってきたのか僅かではあるのだが、声を上げ始める。

 それに気付いた望は、

「お前も、そう言った声上げるんだな」

 と珍しそうな表情で雄介の事を見上げる望。

「そりゃな……俺だって、望にそないな事やってもらえたら、そんな声出るに決まっておるやろ? 実際、望の中に挿れておる時やってそないな声出ておるんやからな……ぁ……」

 そう雄介がそこまで言うと望は急に何を思い付いたのか、

「な、たまには逆になってみねぇ?」

 その望からの提案に流石の雄介も顔色を変えてまで首を振ってしまっていた。

「なんでだよー、たまにはいいんじゃねぇのか? 逆の立場になってもさ」

 雄介は、とんでもない発言をしている望に向かって首を振り続けていた。

「それだけは流石にな……無理やって!」

 本当に雄介からしてみたら拒否したいのであろう。 そう力強く拒否してのだから。

「いつもやられている俺の気持ちが分かるんじゃねぇのか? つーか、何で、嫌! なんだよっ!」
「そ、それは……痛いに決まっておるやろ?」

 雄介はそう望から視線を逸らしてまで言っている。

「当たり前だ! 最初は痛いに決まってるだろっ! でも、俺はお前のために克服して来たんだぞっ!」
「そこは、俺が望に優しくしてきたからやろうが……」
「ん、まぁ……そこもあるんだろうけどさ」
「ホンマ、望、そこだけは堪忍してくれへん?」
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