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ー雪山ー23

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 今まで以上に雄介に望は惚れてしまいそうになっているのであろう。

 指先を望が見える位置で舐められて、しかも雄介は舌先や口内を使い、まるで望のモノを舐めているかのように舐めている。 それが、いやに今日はいやらしく見えてしまっているのだから。

「ホンマ、望の手先っていうのも綺麗やんな……白くて細くて……ほんで、何遍も俺の事助けてくれた手やぁ。 たまには感謝の気持ちを持って優しく扱わないとな」
「お前だって……この前、あんな中で助けてくれただろ? ハイジャック犯の時には何百人っていう命を助けてくれたじゃねぇか」

 望の方も半身を起こすと雄介と同じように舌先を使って雄介の手を舐め始める。

「……へ? あん時はもう自分が無我夢中やったし、そこら辺の記憶っていうんはあんまもう覚えてへんって感じなんかな?」

  そう雄介は言うと、

「望は指先やなくて、俺のムスコさんの方舐めてくれへん?」

 指先の方は恥ずかしさとかもなく抵抗さえもなかったのだが、流石にそこはまだ一回もやった所もないからなのか気持ち的にも抵抗はある。

「お、俺が……お前のをか? あ、えっと……上手くはねぇけど……それでも……いいのか?」

 そう望は視線を逸らして聞くのだ。

「上手いも下手もないって、さっき話したやろ? 愛がこもっていればいいんやからな。 それに、毎回、俺は望のをそうしておるんやから、そこのところはどうしたらええんか? っていうのが分かると思うし」
「え? あ、まぁな」

 望は雄介の指示に従って雄介の足の合間に体を置くと雄介のモノを見つめる。 前回の時には雄介が怪我をしていて望自ら動いていたのだから、こう抵抗もなく出来たのかもしれないのだが、今回はこう意識している状態なのだから体は動こうとしてくれない。

 望の視線の先には雄介の硬く大きくなったモノが入ってきている。 まさか、こんなモノが自分の後ろの蕾の中に入っていたとは、今まで思っていなかった事だろう。 そうだ確かに今まで雄介と幾度となく体を重ねてきたのだが、望が殆どマグロ状態で雄介なんかもなかなか望の方に体全体を見せてくれるっていう事がなかったからだ。
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