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ー空間ー184
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「あんなぁ、朝から馬鹿な事言ってねぇで、とりあえず、案内しろっ!」
と望はクソ真面目っていう位に命令口調で言うのだ。
「それと、お前はその背中の傷が治るまではお風呂は禁止に決まってんだろっ! まぁ、拭く位はしないといけないけどな」
昨日の夜の甘いムードはどこにいってしまったのであろうか。 雄介は仕方なさそうに立ち上がると望の事を風呂場まで案内して雄介はリビングでテレビを見ながら望がお風呂から上がって来るのを待っていた。
雄介はリビングにある黒革で出来たソファへと腰掛けると欠伸をしながらリモコンでテレビを点ける。
すると丁度、今時間はお昼のニュースの時間だったのか各局揃って昨日のハイジャック事件のニュースを報道していた。
雄介はそのニュースを食い入るようにして見ていると、
『昨日の夜、東京の空港から離陸した飛行機が四人のハイジャック犯によりハイジャックされました。 飛行機が安定飛行を始めた直後にハイジャック犯達は動き出し、犯人の二人は操縦席の方へ……もう二人の犯人はフロアに残り乗客達を監視していたようなんです。 そして、操縦席へと入った犯人の二人は操縦士と副操縦士をナイフで脅し更に足や腕等を切りつけ犯人達は操縦席と副操縦士席を乗っ取ったと言っておりました』
そこまでは雄介も望も見ていて当事者なのだから知っている情報だ。 だが雄介が今その事件で知りたいのは犯人達の動機の方だろう。
だがアナウンサーはその内容を言うだけで、まだ他の情報はないようだ。 きっと、まだ犯人達は警察が事情聴取をしているからなのかもしれない。
と望はクソ真面目っていう位に命令口調で言うのだ。
「それと、お前はその背中の傷が治るまではお風呂は禁止に決まってんだろっ! まぁ、拭く位はしないといけないけどな」
昨日の夜の甘いムードはどこにいってしまったのであろうか。 雄介は仕方なさそうに立ち上がると望の事を風呂場まで案内して雄介はリビングでテレビを見ながら望がお風呂から上がって来るのを待っていた。
雄介はリビングにある黒革で出来たソファへと腰掛けると欠伸をしながらリモコンでテレビを点ける。
すると丁度、今時間はお昼のニュースの時間だったのか各局揃って昨日のハイジャック事件のニュースを報道していた。
雄介はそのニュースを食い入るようにして見ていると、
『昨日の夜、東京の空港から離陸した飛行機が四人のハイジャック犯によりハイジャックされました。 飛行機が安定飛行を始めた直後にハイジャック犯達は動き出し、犯人の二人は操縦席の方へ……もう二人の犯人はフロアに残り乗客達を監視していたようなんです。 そして、操縦席へと入った犯人の二人は操縦士と副操縦士をナイフで脅し更に足や腕等を切りつけ犯人達は操縦席と副操縦士席を乗っ取ったと言っておりました』
そこまでは雄介も望も見ていて当事者なのだから知っている情報だ。 だが雄介が今その事件で知りたいのは犯人達の動機の方だろう。
だがアナウンサーはその内容を言うだけで、まだ他の情報はないようだ。 きっと、まだ犯人達は警察が事情聴取をしているからなのかもしれない。
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