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ー空間ー145
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和也はそう言うと再びクスリとして運転の方に集中するのだ。
裕実の方は今抱えていた問題が解決出来て安心したのであろう。 笑顔になると窓の外を眺める景色を見ながら、
「和也さんとなら、毎日のように、ホテルに行ってもいいですよ……」
そうぼそりと呟くように言うのだ。
その裕実の言葉に驚いたのは和也だ。 まさか裕実の口からそんな言葉が出てくるとは思っていなかったのであろう。
和也の方は少し間を置いてから、
「え? 本当にいいのか?」
そう聴くと裕実の方はコクリと頭を頷かせる。
「じゃあ、俺等はもう一回、楽しむかな?」
先程までの暗さはどこに行ったのであろうか。 和也はいつもの自分を取り戻すと今度は嬉しそうに車を走らせている。
和也は逆に言えば分かりやすい性格なのかもしれない。 ホテルに行けると分かった途端、機嫌を直したのだから。
先程、みんなで来たホテルの駐車場へと来ると車を止めて再びホテル内へと入って行く和也と裕実。
このホテルは誰もいないシステムなのか壁にある部屋を選ぶと部屋へと向かえるシステムになっている。
明日も休みな二人は今日はここに泊まる事を決め込み先程は休憩で入ったのだが、今度は泊まりボタンを押して部屋へと向かう。
部屋の方は先程とは違いベッドは一つしかない部屋だ。 でもダブルサイズで大人二人だって悠々に寝れるサイズでもある。
和也は部屋に入るとテレビを点けベッドへと横になる。 裕実の方ももう恥ずかしいとかいうのは無くなったのか和也の横へと仰向けになるのだ。 すると和也は裕実の頭を優しく撫で始める。
和也は二人きりになってテレビを点けながら和也は横にいる裕実の頭を撫でたり服の上から体に触れたりとまったりとしていると、突然、テレビの上の方にテロップが流れてきたのだ。
そして『ニュース速報』とあの特有の音に反応しない人間はいないだろう。
和也は裕実とのイチャイチャ時間を一旦止めると、そのニューステロップを目で追う。
そこには二行に渡り簡単にニュース情報が出てきていた。
『先程、東京から大阪へと向かう飛行機において、一二三四便がハイジャックされたとの情報』
と…。
「一二三四便!?」
和也は思うわず、その飛行機の便を読み上げてしまう。
「あー! 確か、それって、雄介や望さんが乗っている飛行機ですよ」
そう裕実の方は冷静に答えるのだが、それを聞いた和也は途端にベッドの上へと立ち上がる。
「ちょ! おい! そこ、冷静に言ってる場合じゃねぇだろう! 望達が乗っている便がハイジャックされたんなら、ヤバイんじゃねぇのか!? 望達無事なのかな?」
裕実の方は今抱えていた問題が解決出来て安心したのであろう。 笑顔になると窓の外を眺める景色を見ながら、
「和也さんとなら、毎日のように、ホテルに行ってもいいですよ……」
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和也の方は少し間を置いてから、
「え? 本当にいいのか?」
そう聴くと裕実の方はコクリと頭を頷かせる。
「じゃあ、俺等はもう一回、楽しむかな?」
先程までの暗さはどこに行ったのであろうか。 和也はいつもの自分を取り戻すと今度は嬉しそうに車を走らせている。
和也は逆に言えば分かりやすい性格なのかもしれない。 ホテルに行けると分かった途端、機嫌を直したのだから。
先程、みんなで来たホテルの駐車場へと来ると車を止めて再びホテル内へと入って行く和也と裕実。
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そして『ニュース速報』とあの特有の音に反応しない人間はいないだろう。
和也は裕実とのイチャイチャ時間を一旦止めると、そのニューステロップを目で追う。
そこには二行に渡り簡単にニュース情報が出てきていた。
『先程、東京から大阪へと向かう飛行機において、一二三四便がハイジャックされたとの情報』
と…。
「一二三四便!?」
和也は思うわず、その飛行機の便を読み上げてしまう。
「あー! 確か、それって、雄介や望さんが乗っている飛行機ですよ」
そう裕実の方は冷静に答えるのだが、それを聞いた和也は途端にベッドの上へと立ち上がる。
「ちょ! おい! そこ、冷静に言ってる場合じゃねぇだろう! 望達が乗っている便がハイジャックされたんなら、ヤバイんじゃねぇのか!? 望達無事なのかな?」
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