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ー空間ー134

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「ちょ……待っててな……今、望も気持ち良くしてやるし」

 雄介のその言葉に望はコクリと頷く事しか出来なかった。

  雄介は望のモノを扱きながら望の後ろの蕾の方に指を入れていく。

 だが、久しぶりだけあるのか痛さでそこに力が入ってしまっていた。 雄介の方も望の後ろの蕾に指を入れるのを苦戦しているようだ。

「ぃ……ぁ……」

 やはり望の方からは苦しそうで痛そうな声が上がってきてしまっているのだから。

 雄介はそう思うと望の後ろの蕾の方を集中して慣らし始めるのだ。

 先程、望のモノの先端部分からローションを指先に絡め取り、ゆっくりと雄介は望の中を慣らしていく。

 そう指の出し入れをしながら、先ずは指で慣れてもらわないと雄介のモノなんか入らないに決まっているのだから今はとりあえず望の中を慣らしていくしかない雄介。

 指の出し入れを繰り返しながらも望の中で気持ちいい所をも探る。 それを繰り返しているうちに今まで苦痛の声しかあげてなかった望なのだが、今までにはない声を上げ、そこで雄介は安堵の息を漏らすのだ。

「ぁ……ぁああ! 雄……すけ……ぇ! そこ? いやぁあああん! 無理だからっ!」
「何言うてんねん……ココが望からしてみたら気持ちええ所なんやろ?」

 やっと望が気持ちいい所を当てたようで雄介の方も安心したのか気持ち意地悪な事を言い始めたようだ。

 きっと望のことだ。 こんな事を言ったら顔を真っ赤にしてまで雄介の事を睨んでいるのかと思ったら顔は確かに真っ赤にさせているものの涙目で雄介の事を見つめていた。

「なぁ……はぁ……はぁ……もう、雄介……俺の中に挿れろよ……我慢出来ねぇんだろ?」

 やはり、こういうセリフというのは流石の望は慣れていないのであろう。 顔を手で隠しながら雄介に呟くように告げる。

 更に雄介の方はそんな煽られるような言葉を望の口から聞いたもんなのだから、もしかしたら、今は心臓がばくばくとしているのかもしれない。

 そんな事、望に言われても今の望にいきなり雄介のモノは入れる事はしないだろう。 そうだ、望の場合には久しぶりに雄介のモノを受け入れるのだから本当の所は雄介はもっともっと望の事を慣らしてから挿れていきたいと思っているのかもしれない。

 本当に今日の望はズル過ぎる。 今まで雄介だって我慢していたのに今の望の台詞で何かが吹っ切れてしまいそうだ。

 だが雄介は一旦深呼吸をするとゆっくりと瞳を閉じて自分の事を落ち着かせる。 そして今度は望に言い聞かせるかのように、

「お前の方はええのかもしれへんけど、俺の方はまだ納得してないしな。 こういう事は俺だけが気持ち良くなったってしゃーない事やんか……こういう事は二人で楽しむもんやと思うねんけど? せやから、俺の方は望が本気で気持ちよくなるまでは我慢するし、煽らんといてな」
「そ、そう言うけど、そんな事、お前に分かるのかよ」
「そりゃな……声で分かるしな」
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