466 / 2,140
ー空間ー131
しおりを挟む
こう素直じなくても雄介からしてみたら好きになった相手だ。 さっきは一瞬、望よりも裕実の方が素直でいいと思ってしまっていたのかもしれないのだが、やはり、そこは好きな相手の方がいいに決まってる。
雄介は再び啄むようなキスをすると左腕で自分の体を支えて空いてる右手で愛おしそうに望の体を撫でるのだ。
その雄介の行動がくすぐったかったのか望は瞳を閉じると体をビクリとさせてしまっている。
そして雄介が望の胸の突起へと触れただけで望は、
「ひゃぁ……ぁ……」
という声を上げていた。
その望の声を聞いて雄介の方はスイッチが入ってしまったのか今度は触れるだけではなく人差し指と親指で望の胸の突起を摘みあげるのだ。
「あぁ! いやぁ……」
ほんの少し摘んだだけなのに望は直ぐに甲高い声を上げてしまう。 そして涙目のまま雄介の事を見上げるのだ。
そんな望の表情に雄介は愛おしそうな表情を向けると、
「ホンマ……望は可愛えわぁ……やっぱ、俺が一番に好きなんわぁ……望やからな」
そう雄介は優しい声で愛の言葉を望へと送る。
本当に雄介は心も体も望の事が愛おしくて仕方がないのであろう。 もしかしたら今雄介の鼓動は早くなっているのかもしれない。
「あーもう……ホンマにアカン。 な、望の方はなんも言わんくてええから、俺の言葉聞いてくれへんかな? んーそのなぁ、俺は望の事を愛してるからこそ、ナンボでも愛の言葉を伝えたいねんけど……そんな俺でもええのか?ホンマに望の事が好き過ぎて、ホンマにここまで人を好きになった事ないのかもしれへんっていう位、ホンマのホンマに俺は望の事が好きや。 それ、望にちゃんと伝わっておるんかな?」
そう言うと雄介は望の手を取って自分の胸へと当てさせる。 すると望の手には雄介の鼓動が伝わっているようだ。
「これが、ホンマに望の事が好きやっていう証やで。 望と一緒に居るだけで、こんなにも鼓動が早くなってしまうって訳や。 これは、流石の望でも分かるやろ?」
望はその雄介の質問に対して頭をコクリと頷かせる。
その望の行動に雄介の方が目を丸くするのだ。 そう、さっき雄介は望に「反応しなくてええから」と言っていた筈なのに反応してくれたからなのかもしれない。
「ホンマ……望は可愛えわぁ。 もう、絶対に誰にも渡したくない位になぁ」
雄介は望の体をギュッと抱き締める。
一方、望の方もその雄介の行動に安心したのか望もまた雄介の体を抱き締め返すのだ。
その様子を見ていたのは和也だ。
そんな風に和也がそちらへと気を散らしていると和也の下で裕実が頰を膨らませてまで和也の事を見上げている裕実の姿が目に入る。
「ん? 俺が集中してないから、拗ねてんのか?」
和也の方は嬉しそうにそう言いながら裕実のその膨らんだ頰を突くのだ。
雄介は再び啄むようなキスをすると左腕で自分の体を支えて空いてる右手で愛おしそうに望の体を撫でるのだ。
その雄介の行動がくすぐったかったのか望は瞳を閉じると体をビクリとさせてしまっている。
そして雄介が望の胸の突起へと触れただけで望は、
「ひゃぁ……ぁ……」
という声を上げていた。
その望の声を聞いて雄介の方はスイッチが入ってしまったのか今度は触れるだけではなく人差し指と親指で望の胸の突起を摘みあげるのだ。
「あぁ! いやぁ……」
ほんの少し摘んだだけなのに望は直ぐに甲高い声を上げてしまう。 そして涙目のまま雄介の事を見上げるのだ。
そんな望の表情に雄介は愛おしそうな表情を向けると、
「ホンマ……望は可愛えわぁ……やっぱ、俺が一番に好きなんわぁ……望やからな」
そう雄介は優しい声で愛の言葉を望へと送る。
本当に雄介は心も体も望の事が愛おしくて仕方がないのであろう。 もしかしたら今雄介の鼓動は早くなっているのかもしれない。
「あーもう……ホンマにアカン。 な、望の方はなんも言わんくてええから、俺の言葉聞いてくれへんかな? んーそのなぁ、俺は望の事を愛してるからこそ、ナンボでも愛の言葉を伝えたいねんけど……そんな俺でもええのか?ホンマに望の事が好き過ぎて、ホンマにここまで人を好きになった事ないのかもしれへんっていう位、ホンマのホンマに俺は望の事が好きや。 それ、望にちゃんと伝わっておるんかな?」
そう言うと雄介は望の手を取って自分の胸へと当てさせる。 すると望の手には雄介の鼓動が伝わっているようだ。
「これが、ホンマに望の事が好きやっていう証やで。 望と一緒に居るだけで、こんなにも鼓動が早くなってしまうって訳や。 これは、流石の望でも分かるやろ?」
望はその雄介の質問に対して頭をコクリと頷かせる。
その望の行動に雄介の方が目を丸くするのだ。 そう、さっき雄介は望に「反応しなくてええから」と言っていた筈なのに反応してくれたからなのかもしれない。
「ホンマ……望は可愛えわぁ。 もう、絶対に誰にも渡したくない位になぁ」
雄介は望の体をギュッと抱き締める。
一方、望の方もその雄介の行動に安心したのか望もまた雄介の体を抱き締め返すのだ。
その様子を見ていたのは和也だ。
そんな風に和也がそちらへと気を散らしていると和也の下で裕実が頰を膨らませてまで和也の事を見上げている裕実の姿が目に入る。
「ん? 俺が集中してないから、拗ねてんのか?」
和也の方は嬉しそうにそう言いながら裕実のその膨らんだ頰を突くのだ。
0
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる