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ー空間ー127
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「なぁ? 望……」
雄介はそう甘えたような声を出しながら望の背中へと覆い被さる。
「……そ、そんな事……言ってねぇよっ! 気のせいだっ!」
そう望の方は誤魔化すように言った筈だったのだが、雄介の方はそうはとってなかったのか? それとも望の気を引き出す為なのか?
「さよか……なら、ホンマもうええわぁ」
そう寂しそうに雄介の方は言うと望の上から体を退けてしまう。 再びベッドの端へと腰を下ろしてしまうのだ。
一方、望の方は今まで背中に温もりを感じていたのであろうが急にそれがなくなってしまい寂しさを感じているのかもしれない。
いったい雄介は急に望の背中からいなくなってしまったのであろうか。
望はきっとその理由を雄介に聞きたいのであろうが望の性格上聞ける訳もない。
いつもこんな風になってしまったらフォローしてくれる和也さえも今は裕実に集中しているからなのかフォローしてくれなさそうだ。
今のは望が悪いのであろうか? 望の方は頭を悩ませてしまっているのか未だに顔を枕に埋めたままだ。 だが望の真隣ではもうとっくにやり始めている和也達。 裕実の甘い声が引っ切り無しに聴こえて来てしまい上手く考えがまとまらないようだ。
隣のカップルはもう既に甘い状態に入ってしまっていて声さえも盛り上がっている。 流石の望も切なくなってきているようで時折雄介の様子をうかがうように望は雄介の事を見上げていた。
せっかく久し振りに雄介に会えたのに、どうして自分は雄介にあんな事を言ってしまうのであろう。 きっと、さっき望が言ってしまった事で雄介は怒っているのかもしれない。
だから今は望に触れてきてくれない雄介。
挙句、雄介の方は望には一切触れずにテレビの方を見上げてしまっている。
でも望の性格上、例え自分が悪くても直ぐに謝れるという性格ではない。 きっと雄介の性格なら望が直ぐに雄介に向かって素直に謝れば望の方に振り向いてくれるのかもしれないのだが、それが出来れば望は苦労しないであろう。
望がそんな事で悩んでいると隣のカップルは本当に楽しんでいるようにも思える。
「ぁ……か、和也さん……いいです……」
「なら、良かった……まだ、二回目だっていうのに、本当にお前はこういう事に関しても素直だよな」
和也はそう裕実の首筋を舐めながら言う。
「ん……そんなこと……ぁ……僕も……和也さんに……っ……気持ちよくなって……ん……もらいたいからですよ……」
「あーもう、ダメだ。 お前にそんな事言われたら、我慢出来なくなっちまうだろ? 本当にお前って可愛いよな……」
和也はそう言うと本当に裕実の事が愛おしくて仕方がないのであろう。 唇に何度も何度も角度を変えてキスを繰り返していた。
「ん……和……也……さん……」
雄介はそう甘えたような声を出しながら望の背中へと覆い被さる。
「……そ、そんな事……言ってねぇよっ! 気のせいだっ!」
そう望の方は誤魔化すように言った筈だったのだが、雄介の方はそうはとってなかったのか? それとも望の気を引き出す為なのか?
「さよか……なら、ホンマもうええわぁ」
そう寂しそうに雄介の方は言うと望の上から体を退けてしまう。 再びベッドの端へと腰を下ろしてしまうのだ。
一方、望の方は今まで背中に温もりを感じていたのであろうが急にそれがなくなってしまい寂しさを感じているのかもしれない。
いったい雄介は急に望の背中からいなくなってしまったのであろうか。
望はきっとその理由を雄介に聞きたいのであろうが望の性格上聞ける訳もない。
いつもこんな風になってしまったらフォローしてくれる和也さえも今は裕実に集中しているからなのかフォローしてくれなさそうだ。
今のは望が悪いのであろうか? 望の方は頭を悩ませてしまっているのか未だに顔を枕に埋めたままだ。 だが望の真隣ではもうとっくにやり始めている和也達。 裕実の甘い声が引っ切り無しに聴こえて来てしまい上手く考えがまとまらないようだ。
隣のカップルはもう既に甘い状態に入ってしまっていて声さえも盛り上がっている。 流石の望も切なくなってきているようで時折雄介の様子をうかがうように望は雄介の事を見上げていた。
せっかく久し振りに雄介に会えたのに、どうして自分は雄介にあんな事を言ってしまうのであろう。 きっと、さっき望が言ってしまった事で雄介は怒っているのかもしれない。
だから今は望に触れてきてくれない雄介。
挙句、雄介の方は望には一切触れずにテレビの方を見上げてしまっている。
でも望の性格上、例え自分が悪くても直ぐに謝れるという性格ではない。 きっと雄介の性格なら望が直ぐに雄介に向かって素直に謝れば望の方に振り向いてくれるのかもしれないのだが、それが出来れば望は苦労しないであろう。
望がそんな事で悩んでいると隣のカップルは本当に楽しんでいるようにも思える。
「ぁ……か、和也さん……いいです……」
「なら、良かった……まだ、二回目だっていうのに、本当にお前はこういう事に関しても素直だよな」
和也はそう裕実の首筋を舐めながら言う。
「ん……そんなこと……ぁ……僕も……和也さんに……っ……気持ちよくなって……ん……もらいたいからですよ……」
「あーもう、ダメだ。 お前にそんな事言われたら、我慢出来なくなっちまうだろ? 本当にお前って可愛いよな……」
和也はそう言うと本当に裕実の事が愛おしくて仕方がないのであろう。 唇に何度も何度も角度を変えてキスを繰り返していた。
「ん……和……也……さん……」
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