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ー空間ー125
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暫くして雄介がお湯から上がって来て体を拭いてきたのか未だに脱衣所の前で突っ立ったままの望に声を掛ける。
「どないしてん?」
「あ、いや……な、なんでもねぇから」
そう望は言うものの逆に和也と裕実の事を意識してしまっている望。
「あー、なるほどなぁ、望がこっから動けなかった理由が分かったような気がするわぁ」
その雄介の言葉に望は雄介の方へと視線を向けるのだ。
「もう、和也達はやっておるし、望はもうこっからどうしていいのか? っていうのが分からなかったんやろ? ええんやない? 逆にこういうのって燃えへんか? そうそう! 他人のってそうそう見れる訳でもないしなぁ」
雄介の方は体の方を拭きながら余裕がありそうな感じで言っている。
雄介は体を拭き終えるといつまでも動かない望の背中を押してベッドの方へと向かう。
「え? ちょ、お前っ!」
「ええから……ええから。 望も俺とシたかったんやろ?」
雄介はそう言うとベッドの一歩手前で望の体を正面から抱き締めると唇を重ねるのだ。
いきなりの雄介からの不意打ちなキスに望の方は目を瞑ってる暇がなく逆に目を見開いたまま雄介からのキスを受けてしまっていた。
暫くして望は今自分がいる状況に気付いたのか慌てて雄介の体を突き放して乱れてしまった呼吸を整えながらベッドの端へと体を下ろすのだ。
その姿が和也の視界に入って来たのか、
「やっと、来たのか? ちょっと遅かったんじゃねぇ?」
「まぁな。 望ともう一度愛を確かめておったし」
「そっか、お前等もラブラブだもんな。 まぁ、俺等の場合には熱々がつくほどにラブラブなんだけどさ」
「俺等だってなぁ、そうなんやって! 和也達に負けへん位、ラブラブで熱々なんやからなぁ!」
「そうかな? 俺にはそういう風には見えないんだけど?」
和也の方は本当に余裕があるのか喉を鳴らしてまで笑い始める。
「なんやとー!?」
そう雄介は今の和也の言葉が癇に障ったのか食ってかかろうとしたと同時に裕実と望が声を上げる。
「雄介!」
「和也さん!」
「お前等なぁ、阿保な事言い合ってるんじゃねぇよ。 まったく、相手の事は気にすんな。 お前は俺の事を見ててくれればいいんじゃねぇの?」
望はそう言うと雄介の顔を真っ直ぐに見つめる。
「和也さんもですよっ! あ、それと……ちょ、中途半端なのは……や、辞めてくださいね!」
裕実の方は少し半身を起こすと望同様に顔を赤くしながら言うのだ。
「ゴメン……」
「スマン……」
そして雄介と和也は二人に怒られるとそれぞれの相手に謝るのだ。
「なぁ? 望? 今言うてた事はホンマの事なんか!?」
雄介はさっき望が言っていた事思い出したのか確かめるかのように望へと聞き返す。
確かにさっきはなんというのか勢いで言ってしまった事で、それを思い出させられた望は急に雄介から視線を外してしまう。 そして、うつ伏せの状態になると枕の方に顔を埋めてしまう望。
「どないしてん?」
「あ、いや……な、なんでもねぇから」
そう望は言うものの逆に和也と裕実の事を意識してしまっている望。
「あー、なるほどなぁ、望がこっから動けなかった理由が分かったような気がするわぁ」
その雄介の言葉に望は雄介の方へと視線を向けるのだ。
「もう、和也達はやっておるし、望はもうこっからどうしていいのか? っていうのが分からなかったんやろ? ええんやない? 逆にこういうのって燃えへんか? そうそう! 他人のってそうそう見れる訳でもないしなぁ」
雄介の方は体の方を拭きながら余裕がありそうな感じで言っている。
雄介は体を拭き終えるといつまでも動かない望の背中を押してベッドの方へと向かう。
「え? ちょ、お前っ!」
「ええから……ええから。 望も俺とシたかったんやろ?」
雄介はそう言うとベッドの一歩手前で望の体を正面から抱き締めると唇を重ねるのだ。
いきなりの雄介からの不意打ちなキスに望の方は目を瞑ってる暇がなく逆に目を見開いたまま雄介からのキスを受けてしまっていた。
暫くして望は今自分がいる状況に気付いたのか慌てて雄介の体を突き放して乱れてしまった呼吸を整えながらベッドの端へと体を下ろすのだ。
その姿が和也の視界に入って来たのか、
「やっと、来たのか? ちょっと遅かったんじゃねぇ?」
「まぁな。 望ともう一度愛を確かめておったし」
「そっか、お前等もラブラブだもんな。 まぁ、俺等の場合には熱々がつくほどにラブラブなんだけどさ」
「俺等だってなぁ、そうなんやって! 和也達に負けへん位、ラブラブで熱々なんやからなぁ!」
「そうかな? 俺にはそういう風には見えないんだけど?」
和也の方は本当に余裕があるのか喉を鳴らしてまで笑い始める。
「なんやとー!?」
そう雄介は今の和也の言葉が癇に障ったのか食ってかかろうとしたと同時に裕実と望が声を上げる。
「雄介!」
「和也さん!」
「お前等なぁ、阿保な事言い合ってるんじゃねぇよ。 まったく、相手の事は気にすんな。 お前は俺の事を見ててくれればいいんじゃねぇの?」
望はそう言うと雄介の顔を真っ直ぐに見つめる。
「和也さんもですよっ! あ、それと……ちょ、中途半端なのは……や、辞めてくださいね!」
裕実の方は少し半身を起こすと望同様に顔を赤くしながら言うのだ。
「ゴメン……」
「スマン……」
そして雄介と和也は二人に怒られるとそれぞれの相手に謝るのだ。
「なぁ? 望? 今言うてた事はホンマの事なんか!?」
雄介はさっき望が言っていた事思い出したのか確かめるかのように望へと聞き返す。
確かにさっきはなんというのか勢いで言ってしまった事で、それを思い出させられた望は急に雄介から視線を外してしまう。 そして、うつ伏せの状態になると枕の方に顔を埋めてしまう望。
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