435 / 2,140
ー空間ー100
しおりを挟む
その望の行動に和也はクスリとしている。 そう望らしい行動に裕実らしい行動だったからだ。 和也はどちらの性格を知っている。 だからなのか、そんな行動を取る二人が可愛くて仕方がなかったようだ。
そして和也が運転していると逆に車の中は静かになってしまう。
望と裕実は仕事では一緒にした事や話した事はあったのだがプライベートでは初めてな二人。 きっと、この二人は何を話したらいいのか。 っていうのが分からないのかもしれない。
かと言って流石にプライベートでは仕事の話はしたくはないのであろう。 だから、この二人には会話が生まれないのかもしれない。
そんな中、和也の携帯が車内に響く。
「和也さん! メール!」
「ああ、分かってるよ。 メールの内容見てみてぇけど、今は運転中だからな……あ! そうだ! 裕実、読んでくれねぇか?」
と言ったのだが、そこで一瞬で和也は考えたようだ。 今日、和也の携帯にメールしてくる人物というのは逆に限られているだろう。
メールという事は完全に病院からではない。
いや寧ろ病院からなら先ずは望の方に掛かって来る筈だ。 和也の中でメールの相手だと言えば裕実か望か雄介という事になってくる。 裕実も望もここにいるんだから、もう一人しかいない。
そう思うと和也は、
「あ! やっぱ、いいや……後で信号に引っかかった時にでも読むからよ」
そして和也が運転していると逆に車の中は静かになってしまう。
望と裕実は仕事では一緒にした事や話した事はあったのだがプライベートでは初めてな二人。 きっと、この二人は何を話したらいいのか。 っていうのが分からないのかもしれない。
かと言って流石にプライベートでは仕事の話はしたくはないのであろう。 だから、この二人には会話が生まれないのかもしれない。
そんな中、和也の携帯が車内に響く。
「和也さん! メール!」
「ああ、分かってるよ。 メールの内容見てみてぇけど、今は運転中だからな……あ! そうだ! 裕実、読んでくれねぇか?」
と言ったのだが、そこで一瞬で和也は考えたようだ。 今日、和也の携帯にメールしてくる人物というのは逆に限られているだろう。
メールという事は完全に病院からではない。
いや寧ろ病院からなら先ずは望の方に掛かって来る筈だ。 和也の中でメールの相手だと言えば裕実か望か雄介という事になってくる。 裕実も望もここにいるんだから、もう一人しかいない。
そう思うと和也は、
「あ! やっぱ、いいや……後で信号に引っかかった時にでも読むからよ」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
171
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる