【1/完結】ノンケだった俺が男と初体験〜ツンデレ君には甘いハチミツを〜

ー天災ー114

　色々と望の中では考える事が沢山ありすぎて夜眠れていないのが現状だ。

　それでも今日はとりあえず休ませてもらっているのだから、もう何も考えない事にしたらしく、気付いたら夢の中へと落ちていた望。



　それから暫くして何やら騒がしい感じになってきた。

　望はそんな騒がしい雰囲気に目が覚めてしまい、瞳を開けると目の前に見えたのは和也の顔のドアップだ。

　そんな和也に望は目を見開きながら見上げる。

「望！　起きろ！」

　何でいきなり和也にそんな事を言われなきゃいけないのであろうか。　確か今日は朝、和也に休んでろよ。　って言われたのに、急にそんな事を言われても頭の中ははてなマークの望。

「本当に早く起きろってばっ！　雄介がっ！」

　和也は「雄介」という言葉しか言わない。　雄介がどうしたのであろうか。　しかも何があったというのであろうか？　本当に今の和也の言葉には謎だらけの所があり過ぎる。

　とりあえず望はベッドに半身を起こすと和也は望の手首を掴み望が着ている白衣までも手にすると急に走り始める。