Sな白衣様と俺様芸能人【BLR18】完結

綺羅 メキ

文字の大きさ
上 下
24 / 33

24

しおりを挟む
 そんな麗矢を音也は、麗矢のベッドの端に座って待っているのだ。

 きっとこれからの事について、頭の中でシュミレーションでもしているのであろう。

 流石の音也だって、本当にこういう行為については初めてで、ここ数日頭に入れていたのは確かなのだが、それの復習みたいな事をしているのであろう。

 とりあえず音也からしてみたら、ここまで麗矢に対して抵抗はなかった。 という事は音也的にも男同士でも大丈夫だという事だ。

「よしっ!」

 と口に気合いの言葉を出すと、その場に立ち上がる音也。

 それと同時位に麗矢がトイレから出てくるのだ。

 かなり青ざめた様子で出てくる麗矢。

「大分、スッキリとさせて来たのかな?」
「……って、こんなにキツいとは聞いてなかったぞ」

 麗矢は車椅子を動かしベッドの上へと上がって来る。

「アレ? 言ってなかったっけ? でも、これを越える事が出来たんなら、後は気持ちいいだけだから、大丈夫だよ」

 半分以上拗ねていそうな麗矢に微笑むと、

「今日はもう麗矢は私に任せてくれるんだろ? じゃあ、任せてくれないかな?」

 その音也の言葉に麗矢は息を吐き、

「分かってる……もう、音也に任せるしかないんだろ? だったら、気持ち良くさせてくれよなぁ」

 言い聞かせるように麗矢は音也にそう言い、

「分かってる……。 ここからは私が君の事をキッチリと気持ち良くさせて上げるから」

 音也は麗矢のベッドの上へと乗り、再び麗矢の足と足の間にうつ伏せの状態で体を置くと、麗矢の足を開かせ、

「君のココ……私には丸見えだよ……。 本当に綺麗にして来たんだねぇ」

 そう音也は褒めるように言うのだが、

「あ、あのさ……そこを、褒められても……っ!」

 さっきまで青ざめていたのが嘘みたいに、今度は音也のその言葉で顔を真っ赤にする麗矢。 しかも視線を逸らし、その痴態を見ないようにしているように思える。

「んじゃあ、君は褒められない方がいいのかな? いや、人間なのだから褒められた方がいい筈だよねぇ?」
「あ、いや……それだから、褒められるのは恥ずかしいっていう事だけであってっ!」
「ま、いっかぁ……。 今日は二人共初めての事だから、実況中継みたいなのをして上げたらいいのかな? そしたら、君にも分かりやすいだろ?」

 そう音也の言葉をもう聞いてないというのか聞いてないふりをしているのか、答えないでいる麗矢。

「答えないっていう事は、いいっていう事だよね? ま、私の方もそういう事、一度してみたかったから、やってみようかな?」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

営業活動

むちむちボディ
BL
取引先の社長と秘密の関係になる話です。

若旦那からの甘い誘惑

すいかちゃん
BL
使用人として、大きな屋敷で長年奉公してきた忠志。ある日、若旦那が1人で淫らな事をしているのを見てしまう。おまけに、その口からは自身の名が・・・。やがて、若旦那の縁談がまとまる。婚礼前夜。雨宿りをした納屋で、忠志は若旦那から1度だけでいいと甘く誘惑される。いけないとわかっていながら、忠志はその柔肌に指を・・・。 身分差で、誘い受けの話です。 第二話「雨宿りの秘密」 新婚の誠一郎は、妻に隠れて使用人の忠志と関係を続ける。 雨の夜だけの関係。だが、忠志は次第に独占欲に駆られ・・・。 冒頭は、誠一郎の妻の視点から始まります。

美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない

すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。 実の親子による禁断の関係です。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...