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 再び大人しくなってしまった麗矢に音也はクスリとすると、

「じゃあ、もう後のことは私に任せてくれないかな?」

 麗矢に向かって囁くように言うのだ。

「君の中に液体を入れたいんだけど……四つん這いか? 壁に手をついてくれないかな?」
「え? ん、んー……そういうの……やっぱ……」
「……恥ずかしくて無理だっていうのかい?」

 言いにくそうにしている麗矢に音也はそう言うのだ。

「それは、さっき話しただろ? こういう行為は元から恥ずかしい事なんだってね。 君がそんなんじゃ、この先に全く進めないんだけどな……じゃあ、君は自分に負担が掛かってもいいって事なのかな?」

 その音也の言葉に再び黙ってしまう麗矢。 きっと音也の方が言葉に関して一枚も二枚も上手なんだろう。 そして何よりも説得力があるのかもしれない。 そう麗矢は言い返せないでいるのだから。

「なら、そろそろ諦めて、麗矢は私の言う事を聞いたらいいんじゃないのかな? じゃないと、もういきなり君の中に私のを挿れてしまう事になるけどね……。 それに、このままじゃ、夜が明けてしまうよ。 こういう行為っていうのは君の事をイかせるだけでは終わらないんだからね」

 音也の言葉でもう麗矢は諦めたのか、

「ぁあ! もう、分かったよー。 もう、俺は音也の事を信じればいいんだよね? 四つん這いで大丈夫?」
「ああ、うん……四つん這いの状態で大丈夫だから……」

 麗矢はもう完全に諦めたのであろう。 音也の指示通りにゆっくりとではあったのだが、ベッドの上で四つん這いになると、

「これでいい?」
「フフフ……それで、十分だよ……。 だって、君のココが完全に私の方からは丸見えだから、君のココに容器の先が入れやすくなったしね。 でも、この容器を君の中に入れる前に、指でココの入口部分を気持ち的に解して入れた方が気持ち良くなれるって書いてあったんだけど、先ずはそこからやって上げるね」

 音也は今度は自分の指に媚薬入りローションを付けると、麗矢の後ろの蕾をゆっくりと撫で始める。

「あ、いやぁ……ふぅ……んっ!」
「もしかして、そういう声が出るって事は、気持ちいいって事なのかな? 気持ち良くなければ、そんな声さえも出ない筈だからね。 ま、仕方ないか……このローションは媚薬入りなんだしねぇ。 って言っても、ちょっとしか入ってないんだけどさ……。 最初から媚薬をたっぷり使っちゃうと、あまりにも気持ち良くなり過ぎちゃって、意識飛ばされちゃったら私の方が面白くないだろ? だからだよ……。 寧ろ、麗矢からしてみたら、これ位が気持ちいい位だと思うからね」
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