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「貴方は私に、こうして欲しいと頼んでいたのに、今度は『止めてくれ』っていうのは、あまりにもわがまま過ぎませんか? 私の方はこのまま続けさせて頂きますからね……」
音也はそう強く断言すると、片手で麗矢のモノを扱き、もう片方の指の腹で後ろの蕾を擦り始めるのだ。
「ぁああ! ちょっっ!!」
何か体に走る物があったのか麗矢は音也が麗矢の後ろの蕾を擦った瞬間に腰を捻らせてまで体をビクつかせる。
「そこまで、言ってないっ!」
「でも、貴方からの指示は、『抜いてくれ』っていう事でしたよね? だから、抜けるようにしてるまでですよ。 男性でもココにモノを挿れればイく事は出来ますからね。 それに……」
音也は麗矢の腰の辺りを強く押さえつけると、麗矢の後ろの蕾の中へと指を入れ、そこである一点を見つけると、
「私は医者なので昔勉強してましたが、まさか、男同士の際にはココを指やモノで擦ると気持ちいいっていうことまでは知らなかった事ですけどね。 中のココ気持ちいいですか?」
「ぁああ! ちょ、いやぁああ! ソコはっ!」
腰が跳ねそうになっているのを音也は押さえるのだ。
「貴方が私に抜いてくれ。 と頼んだのだから、どう私が貴方のを抜こうが自由。 だと思いませんか? なので、こういう形で私は貴方のを抜かせて貰いますよ。 それに、ソコが気持ちいいって事は、もしかして、挿れてもらいたい。 と昔から思ってたんじゃないんでしょうか? 寧ろ、男の人に抜いてもらうのを夢見てたんじゃないんでしょうか? 女性と付き合って、週刊誌に書かれるなんていうのはあくまで建前で、本当は男性に興味があったんじゃないんですかね?」
その言葉と同時に音也は麗矢の方に視線を向けると、麗矢の方は顔の前で腕をクロスさせ部屋の明かりでキラリと光るものを流すのだ。
そんな麗矢に一瞬動きや言葉を止めてしまう音也。 しかし一体、麗矢は涙を流してまで何があったのであろうか。
暫くして麗矢は急に口を開くと、
「先生……俺さ……もう、この性格でいるの疲れたよ……」
急にそう不平を漏らす麗矢。 それに首を傾げたのは音也だ。
「あのさ……今までの俺は、みんなの前で、強くてわがままで居なくちゃいけないっていうのか……なんていうのかな? 芸能界って表で華々しく見える所で憧れがあるのかもしれないけど……」
麗矢はそこまで言うと、急に自分の膝を抱え話始める。
「実際、収録が終わった後なんか、酷いもんなんだぜ。 人の悪口を平気で言ったり、昔みたいに上下関係が激しかったりしてさ、先輩に媚び売って可愛がって貰えて、それでやっと仕事を貰える人だっているんだからさ。 俺だって、本当、今はこんなに売れたけど、裏じゃ、色々な人に愚痴愚痴と言われてるんだからな」
音也はそう強く断言すると、片手で麗矢のモノを扱き、もう片方の指の腹で後ろの蕾を擦り始めるのだ。
「ぁああ! ちょっっ!!」
何か体に走る物があったのか麗矢は音也が麗矢の後ろの蕾を擦った瞬間に腰を捻らせてまで体をビクつかせる。
「そこまで、言ってないっ!」
「でも、貴方からの指示は、『抜いてくれ』っていう事でしたよね? だから、抜けるようにしてるまでですよ。 男性でもココにモノを挿れればイく事は出来ますからね。 それに……」
音也は麗矢の腰の辺りを強く押さえつけると、麗矢の後ろの蕾の中へと指を入れ、そこである一点を見つけると、
「私は医者なので昔勉強してましたが、まさか、男同士の際にはココを指やモノで擦ると気持ちいいっていうことまでは知らなかった事ですけどね。 中のココ気持ちいいですか?」
「ぁああ! ちょ、いやぁああ! ソコはっ!」
腰が跳ねそうになっているのを音也は押さえるのだ。
「貴方が私に抜いてくれ。 と頼んだのだから、どう私が貴方のを抜こうが自由。 だと思いませんか? なので、こういう形で私は貴方のを抜かせて貰いますよ。 それに、ソコが気持ちいいって事は、もしかして、挿れてもらいたい。 と昔から思ってたんじゃないんでしょうか? 寧ろ、男の人に抜いてもらうのを夢見てたんじゃないんでしょうか? 女性と付き合って、週刊誌に書かれるなんていうのはあくまで建前で、本当は男性に興味があったんじゃないんですかね?」
その言葉と同時に音也は麗矢の方に視線を向けると、麗矢の方は顔の前で腕をクロスさせ部屋の明かりでキラリと光るものを流すのだ。
そんな麗矢に一瞬動きや言葉を止めてしまう音也。 しかし一体、麗矢は涙を流してまで何があったのであろうか。
暫くして麗矢は急に口を開くと、
「先生……俺さ……もう、この性格でいるの疲れたよ……」
急にそう不平を漏らす麗矢。 それに首を傾げたのは音也だ。
「あのさ……今までの俺は、みんなの前で、強くてわがままで居なくちゃいけないっていうのか……なんていうのかな? 芸能界って表で華々しく見える所で憧れがあるのかもしれないけど……」
麗矢はそこまで言うと、急に自分の膝を抱え話始める。
「実際、収録が終わった後なんか、酷いもんなんだぜ。 人の悪口を平気で言ったり、昔みたいに上下関係が激しかったりしてさ、先輩に媚び売って可愛がって貰えて、それでやっと仕事を貰える人だっているんだからさ。 俺だって、本当、今はこんなに売れたけど、裏じゃ、色々な人に愚痴愚痴と言われてるんだからな」
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