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これでやっと風は音也の方へと吹いて来た事になるだろう。
音也は麗矢にさっき言った通りにタオルやビニールシートを用意し始めると、ついでに麗矢の病室のドアの鍵を閉めるのだ。
ガチャリという鍵を閉める特有の音が麗矢の病室内に鳴り響く。
「鍵掛けてんだぁ」
そうまだ余裕がありそうな声で言う麗矢。
「ま、そうだよねぇー、誰か他の人が入って来たら困るしねぇ」
「ま、そういう事ですね……」
そう音也は答えると、再び麗矢がいるベッドの上へと上がるのだ。
「じゃ、次はローション垂らしてイかせて上げますね」
音也は麗矢に向かって笑顔を見せるのだ。
「クス……先生って、わりと可愛い笑顔してんだねぇ。 だってさ、いつもは真剣なんだか分からないんだけど、笑った事がなかったからさ……」
麗矢は半身を起こすと音也の顔に触れ、指で頬を滑らせると顎で止め離す。
本当にこのまま麗矢に流されてしまうんではないかと感じるのだが、音也の方は咳払いをすると、
「では、ローション流させて頂きますね」
再び麗矢の足と足の間に体を置き、今度はローションを垂らすと、
「ろ、ローションって……冷たい……ん……だねぇ」
「そこは、しょうがないですよー。 だって、人間が作った物なんですからね。 今から、扱いていきますからね」
音也はそう言うと、さっきみたいに麗矢のモノを扱き始めるのだ。
「やぁ……ぁ……ちょ、待ってっ!」
そう声と共に抵抗し始める麗矢。
「どうしたんですか? 急にストップする。 と言い出すなんて……」
「え? あ、だから……」
そう急に視線を外し顔を赤くしながら言い始める麗矢。
「だからさ……ちょ、マジで……止め……」
未だに麗矢は音也の腕を掴み抵抗しているようだ。
「どうしてです?」
もう麗矢がこうなったら完全に音也の勝ちのようだ。
そう、ここ数日、音也は男性同士についてネットで勉強をして来た。 その中で、もういつでも麗矢と出来るようにと物を買い揃えていたのだ。 ローションだってその一つで、大人になったならローションの一つや二つ知っているのかもしれないのだが、麗矢はどうやら知らなかったようだ。 今回、それが役に立ったというのか、ただ例え麗矢がローションの事を知っていても、今回音也が用意したローションには媚薬という物が入ってたなんて事は気付かないだろう。 そう今回、音也が用意したローションには媚薬が入っているのだ。 少々値は張ったが麗矢の性格では確実に音也が挿れられる側になってしまうのは目に見えていたからなのかもしれない。 いや、麗矢の場合、挿れる挿れないではないのかもしれない。
ただただ音也を落としいれる為、または麗矢のワガママでやって欲しいと言っただけなのかもしれないのだから。
音也は麗矢にさっき言った通りにタオルやビニールシートを用意し始めると、ついでに麗矢の病室のドアの鍵を閉めるのだ。
ガチャリという鍵を閉める特有の音が麗矢の病室内に鳴り響く。
「鍵掛けてんだぁ」
そうまだ余裕がありそうな声で言う麗矢。
「ま、そうだよねぇー、誰か他の人が入って来たら困るしねぇ」
「ま、そういう事ですね……」
そう音也は答えると、再び麗矢がいるベッドの上へと上がるのだ。
「じゃ、次はローション垂らしてイかせて上げますね」
音也は麗矢に向かって笑顔を見せるのだ。
「クス……先生って、わりと可愛い笑顔してんだねぇ。 だってさ、いつもは真剣なんだか分からないんだけど、笑った事がなかったからさ……」
麗矢は半身を起こすと音也の顔に触れ、指で頬を滑らせると顎で止め離す。
本当にこのまま麗矢に流されてしまうんではないかと感じるのだが、音也の方は咳払いをすると、
「では、ローション流させて頂きますね」
再び麗矢の足と足の間に体を置き、今度はローションを垂らすと、
「ろ、ローションって……冷たい……ん……だねぇ」
「そこは、しょうがないですよー。 だって、人間が作った物なんですからね。 今から、扱いていきますからね」
音也はそう言うと、さっきみたいに麗矢のモノを扱き始めるのだ。
「やぁ……ぁ……ちょ、待ってっ!」
そう声と共に抵抗し始める麗矢。
「どうしたんですか? 急にストップする。 と言い出すなんて……」
「え? あ、だから……」
そう急に視線を外し顔を赤くしながら言い始める麗矢。
「だからさ……ちょ、マジで……止め……」
未だに麗矢は音也の腕を掴み抵抗しているようだ。
「どうしてです?」
もう麗矢がこうなったら完全に音也の勝ちのようだ。
そう、ここ数日、音也は男性同士についてネットで勉強をして来た。 その中で、もういつでも麗矢と出来るようにと物を買い揃えていたのだ。 ローションだってその一つで、大人になったならローションの一つや二つ知っているのかもしれないのだが、麗矢はどうやら知らなかったようだ。 今回、それが役に立ったというのか、ただ例え麗矢がローションの事を知っていても、今回音也が用意したローションには媚薬という物が入ってたなんて事は気付かないだろう。 そう今回、音也が用意したローションには媚薬が入っているのだ。 少々値は張ったが麗矢の性格では確実に音也が挿れられる側になってしまうのは目に見えていたからなのかもしれない。 いや、麗矢の場合、挿れる挿れないではないのかもしれない。
ただただ音也を落としいれる為、または麗矢のワガママでやって欲しいと言っただけなのかもしれないのだから。
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