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音也は家に帰ると、今日昼間患者に教えてもらったreiyaのことを思い出し、新聞にある番組欄を見始める。
ザッと見て一日でreiyaが出ている番組は四、五個はあったが、レギュラーじゃないものを含めれば相当出ているらしい。
「今は夜の番組か……」
音也はテーブルの上にあったリモコンを手に取って、reiyaが出ているテレビ番組にチャンネルを回す。
夜中だけあってかトーク番組で話をしているreiya。
ゲスト出演で司会者に色々質問されているようだ。
どうやらreiyaという人物は、トーク術で周りの人を笑顔で人々を幸せにする能力も持っているようだ。 だから人気があるのであろう。
音也もその一人となってしまったのだから。
それからというもの音也はreiyaが出る番組は毎日新聞欄でチェックをし、DVDで予約をしてから出勤するようになっていた。
未だに独身な音也は仕事から帰って来てからの楽しみが、そのreiyaが出ている番組を録画したDVDとなっていた。
それから暫くした、ある日緊急で一人の患者が運ばれて来る。
これは、もしかして今音也が熱を上げているreiyaではないだろうか。 ストレッチャーで運ばれて来る姿を見ながら音也はそう思ったようだ。
今まで毎日のように、テレビではreiyaの姿を見ていたのだが、まさかそのreiyaが音也が働く病院に運び込まれて来るなんて事、思った事もなかっただろう。
しかし毎日のようにテレビ番組で見て来ているのだから、見ま間違える訳がない。
絶対にそうだっと思っていると患者を運んで来た救急隊員が、
「患者の名前は西宮 麗矢(にしみや れいや)歳は二十七歳。 患者はテレビの収録中に足を滑らせて転倒したらしいです。 脳には異常は見当たりませんが、足を骨折してるいるようです」
「了解いたしました」
そう救急隊員から患者の容体を聞かされ病院側へと引き渡される。
音也は患者の様子を見ながら、患者に付いて来た人物にフッと気付くのだ。
reiyaに引っ付いて来た人物。 見た目は音也やreiyaと変わらない歳に見えるのだから、親ではないのであろう。 それならきっとreiyaのマネージャーなのかもしれない。 そして見た目は気持ち的に地黒で眼鏡でまたまたそこが若々しくカッコよく見えるのは気のせいであろうか。 寧ろ見た目からすると若いのに敏腕マネージャーにも見えて来る。
そして更にカッコ良くしっかりとしてそうな人間に見えるのは、多分スーツまでも高級そうに見えるからなのかもしれない。
きっとreiyaからしてキッチリとした洋服等を着ているもんだから、マネージャーもそうなんであろう。 マネージャーもキッチリとした高級感もあって清潔感もあるような格好をしてないとreiyaのマネージャーとしてかっこ悪いからなのかもしれないのだから。
もっとその人物がマネージャーとして確信を持てたのは、スケジュール帳を持ち困ったような顔をしていたからだ。
とりあえず音也はreiyaの事を処置室へと運んで行く。
reiyaの容体は重傷だった。 そう救急隊員が言ってた通り足の骨を骨折する大怪我をしているのだから。 きっと完治するには一ヶ月は掛かるだろう。
ザッと見て一日でreiyaが出ている番組は四、五個はあったが、レギュラーじゃないものを含めれば相当出ているらしい。
「今は夜の番組か……」
音也はテーブルの上にあったリモコンを手に取って、reiyaが出ているテレビ番組にチャンネルを回す。
夜中だけあってかトーク番組で話をしているreiya。
ゲスト出演で司会者に色々質問されているようだ。
どうやらreiyaという人物は、トーク術で周りの人を笑顔で人々を幸せにする能力も持っているようだ。 だから人気があるのであろう。
音也もその一人となってしまったのだから。
それからというもの音也はreiyaが出る番組は毎日新聞欄でチェックをし、DVDで予約をしてから出勤するようになっていた。
未だに独身な音也は仕事から帰って来てからの楽しみが、そのreiyaが出ている番組を録画したDVDとなっていた。
それから暫くした、ある日緊急で一人の患者が運ばれて来る。
これは、もしかして今音也が熱を上げているreiyaではないだろうか。 ストレッチャーで運ばれて来る姿を見ながら音也はそう思ったようだ。
今まで毎日のように、テレビではreiyaの姿を見ていたのだが、まさかそのreiyaが音也が働く病院に運び込まれて来るなんて事、思った事もなかっただろう。
しかし毎日のようにテレビ番組で見て来ているのだから、見ま間違える訳がない。
絶対にそうだっと思っていると患者を運んで来た救急隊員が、
「患者の名前は西宮 麗矢(にしみや れいや)歳は二十七歳。 患者はテレビの収録中に足を滑らせて転倒したらしいです。 脳には異常は見当たりませんが、足を骨折してるいるようです」
「了解いたしました」
そう救急隊員から患者の容体を聞かされ病院側へと引き渡される。
音也は患者の様子を見ながら、患者に付いて来た人物にフッと気付くのだ。
reiyaに引っ付いて来た人物。 見た目は音也やreiyaと変わらない歳に見えるのだから、親ではないのであろう。 それならきっとreiyaのマネージャーなのかもしれない。 そして見た目は気持ち的に地黒で眼鏡でまたまたそこが若々しくカッコよく見えるのは気のせいであろうか。 寧ろ見た目からすると若いのに敏腕マネージャーにも見えて来る。
そして更にカッコ良くしっかりとしてそうな人間に見えるのは、多分スーツまでも高級そうに見えるからなのかもしれない。
きっとreiyaからしてキッチリとした洋服等を着ているもんだから、マネージャーもそうなんであろう。 マネージャーもキッチリとした高級感もあって清潔感もあるような格好をしてないとreiyaのマネージャーとしてかっこ悪いからなのかもしれないのだから。
もっとその人物がマネージャーとして確信を持てたのは、スケジュール帳を持ち困ったような顔をしていたからだ。
とりあえず音也はreiyaの事を処置室へと運んで行く。
reiyaの容体は重傷だった。 そう救急隊員が言ってた通り足の骨を骨折する大怪我をしているのだから。 きっと完治するには一ヶ月は掛かるだろう。
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