だいすきなひとたち(1部完結第2部へ、、、？

第一部

14歳

なんだか落ち着かない夜だった

少し外を歩こう、そう思って慣れた道を歩いていた

「リオ様、どこへ、？」

いつもはしない散歩に疑問の念を浮かばせるウィ

「ウィ、「「リオ」」」

外を歩くとすぐこれだみーんなひまなのかな

シアに、ジェイ、エル

みんなが来るとウィしゃべんないし

みんなが来るとめんどくさいから嫌なのに


「ウィいこ」


ウィと喋りたくなったからそう言って歩き出すがみんな口々に僕に話しかけてくる

優しいみんなは確かにすきだけど大好きじゃないからそんなに構ってこないで欲しい

「うざい」

その一言、たった一言を言っただけなのに

「、、、、、、は？」

そう言って切れたシアに顔を掴まれる

ギリ、と音がする皮膚が破けそうなほど強く掴まれて目尻に涙を浮かべる

「い、た、ぃ」

ウィは硬く拳を握り締めている。前言った事ちゃんと守ってて偉いやウィ、あとで褒めないと

残りの2人はやれやれと言った感じでこの後まわされるだろう。

「あ、ごめんね、けどリオが悪いんだよ？ウザイなんて言うからリオの為に言ってるんだよ？リオの好きな人は誰？リオの1番の人は誰？ほら、言ってごらんねえ、ほら、さあ、ねえ、！」

狂気じみた顔でそう、静かに笑って早口で言う彼は頭がおかしい。

無視だ無視ぼくだって怒るしいやなものはいや。

「、、、、、、」

彼が喋らなくなったと思ったら静かに舌打ちをして僕をかついだ

「や！離して！！！！しあ！！ねえ！！」

最悪だ3人だと暫くの間起き上がれないのに、ウィごめん、元気でいてね