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あきた

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「要件はねーSeaさんに会い来ただけ~最近つまんなくてさなんか面白いのない?」

「俺の仕事手伝うか?」

「やるやる~!」

「じゃあ行くか」

バッタバタと用意して部屋を出た

Seaさんの高級車に乗ってどこかに移動する

「今日は何すんの~?」

「組長から逃げた女が見つかってな、その部屋に行くつもりだ」

「組長かー久々に顔みせに行こっかな!」

「そうするといい、あぁ着いた」

話しながら階段を登って部屋の前に行く

「かぎは?」

「ほい」

ガチャ、ガチャ、カチャリ、、

「お邪魔しますよーってうわぁ死んで、、はないか」

髪の伸びた汚い小2?位のほっそーいこが倒れてたので抱き抱える

「Seaさん持って帰ってもいい?」

「いーぞ、女は逃げたみたいだし、帰るか」

「うん!ママビックリするかな~」

「さぁね」

「じゃあバーにれっつらごー」

「へいへい」

「この子起きないね~おーい起きて~」

ペちペちすること数分

ピクリ

「お、おきたー?」

「!?」

「叶自己紹介したり、怯えてる」

「嶺川叶だよぉ、君のお母さんに用事が会ったんだけど逃げたみたいでさ、部屋に残された君を持って帰ってる途中、君の名前は?」

「な、ま、え?」

「名前ない?」

「う、ん、、、」

「じゃあ今日から嶺川藍だねぇー。名前聞かれたらそう名乗りな~。」

「藍か、いい名前だな。」

キッと車を停める、あいを抱き抱えたまま車から降りて

「ママにもお披露目しなきゃ」

「ま、ま?」

「そう、まま!」

勢いよく扉を開く。ガチャ!

「あっらぁーおかえりなさい!!何この子、ちっちゃいわね~可愛いわぁ~」

「まま、?」

「私の事ママってぇ~♥♥♥こんなに痩せて可哀想~叶~お風呂に入れてあげなさい。その間ご飯作るから」


「行こっか、あいちゃん」

「んぅ、」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「はぁ~スッキリした~ねぇ2人とも見て見て。髪の毛灰色かと思ったら金髪出てきた」

可愛ーと思いながら抱きしめる

まだ緊張してるのか僕に縋り付いて来て弟っていいなぁって思う

「ほんとね!綺麗な金髪」

「将来が楽しみだな、」

「さぁ!沢山食べて大きくなるのよ!あいちゃん!」

愛を膝に乗せて

「あい、あーんして?」

もそもそしながら美味しそうなご飯に目を輝かせて口を開ける姿は愛らしい

「ン、~~~」

ほっぺが落ちそうなくらいの笑顔で僕の手から食べ物をどんどん吸い込んでいく。

「うーん、どうしようかなぁ」

「なにがぁ?」

「学園生活中は藍を見れないじゃん?」

「そうねぇ、叶は1人部屋なんでしょ?部屋に居てもバレないんじゃない?」

「んー藍僕と一緒にいたい?」

「うん!」

とモグモグと頬張りつつも顔でうん!を思いっきり表現してくれる。

「じゃあ、これ食べたら学園に行こっか」

ナデナデする。

満腹になって眠くなった藍を抱えて

Seaさんとママにバイバイして俺は学園に戻った。
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