婚約者の王子が危険すぎるから、奪おうと目論んでいた妹に譲ります

公爵令嬢ミレイユは第二王子フルディと婚約することが決まるも、フルディは危険だった。

フルディは自分の兄を失墜させる為なら手段を選ばず、その手段に迫ってくる女性を使う。

それによってミレイユは周囲から魅力がないと噂されるも、それは我慢できた。

危機を助けて警告するも自分が正しいと言い張るフルディ、そしてフルディを奪うと妹が告げたことで、ミレイユは限界がくる。

妹に賛同している両親、今まで助けることで最悪の事態を回避していたフルディ殿下のことなんて、もう知らない。

フルディ殿下が危険だと知って1人で生きる準備していたミレイユは、国を捨てることを決意した。
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