婚約破棄の翌日に謝罪されるも、再び婚約する気はありません

黒木 楓

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50話

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 私達も調査していたから、急激に繁栄した領地は大体把握している。

 問題は誰が禁魔法を使っていて、誰が伝えているかだけど……ローウォン家は総力をあげて禁魔法の力を察知する魔道具を開発している。

 ジャック様と私が調べていたのも、禁魔法の力を知ることで魔道具の開発は進み、もう少しで完成する所まで迫っていた。

「兄上は禁魔法についても調査していたはずですが、どうですか?」

 ジャック様がイレック様に尋ねるけど、それは私も気になっていた。

 同じ魔法を扱えるようになれば、その魔法に使う魔力を上回る魔力を使えば打ち消すことができるから、領地に行っている禁魔法を打ち消すことができるようになる。

「何も解っていない……禁魔法で領地の魔力を増加させているのなら、必ず核となっている場所がある。そこを調査できれば、禁魔法についての詳細が解るかもしれない。

 理想は禁魔法を使っている人に気付かれず核となっている場所に到着して調査することだけど、厳しそうだ。

 そう考えていると、ジャック様が思案して。

「そうか……それなら、俺とパトリシアが開発している調査用魔道具の完成が先になりそうだ」

「もう数日でできるようだけど……もし私達を調査しているのなら、破壊に来たとしてもおかしくはないだろうね」

 イレック様の言うとおりで、もし魔道具のことが判明してるのなら……禁魔法を使っている人からすると使われる前に破壊するしかないと考えているはず。

 ジャック様としてはむしろ歓迎している様子で、イレック様に言う。

「禁魔法を悪用する奴等を捕えるために戦力が必要となります……知人の冒険者を呼んでいるので、ローウォン領を護衛させましょう」

 用意は万端で……魔道具が完成しようとした時、ローウォン領は襲撃を受けることになっていた。
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