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37話
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国外追放を言い渡されて、城の兵士長に斬られそうになって、レーリアと一緒に行動している。
激動の1日で相当疲れていたみたいだけど、私は朝日が昇る頃には目覚めていた。
私がベッドから起き上がると、レーリアが座りながら私を眺めている。
これって……ずっと私を見ていたのだろうか?
「レーリア、おはよう」
「おはようございます……まだ早いのではありませんか?」
そうは言っても6時間以上は寝たから、十分すぎるほどだ。
顔を洗ったりするのはレーリアの魔法を頼るとして……それはレーリアが休んでからでいい。
「大丈夫よ。次はレーリアが休んで」
「いえ、私は……わかりました。ありがとうございます」
私が命令と言おうとした瞬間に、レーリアは頭を下げて床で眠ろうとしている。
「ベッドを使わないの?」
「えっ!? い、いえ……私は床で十分です。すぐ動けますからね」
私が尋ねると、レーリアが目を見開かせながら少し顔を紅くして眠りにつく。
ベッドを使わなかったのは私が眠った後だからだろうか……咄嗟に言ったけど、私自身顔が熱くなっているのを自覚してしまう。
毛布もかけずに眠ったレーリアに毛布をかけるけど、起きるまで暇だ。
朝食の準備をしようかと思ったけど、私の料理スキルは一瞬でできるから起きてからで構わない。
「今日の夕方には港町に着いて食材が買えるみたいだから、卵は全部使っても構わないわね」
果物があればフルーツジュースとか作りたかったけど、港町で売っているだろうか?
それより……もう数日経つし、ご飯も食べたくなっている。
未だにこの世界でお米を見てないんだけど……なかったらどうしよう。
いや、流石にあるはず……質が悪くても料理スキルならなんとかできそうだけど、食材がないと料理が作れない。
レーリアが起きたら聞いてみよう。
とりあえず私達の行く先は、お米がありそうな場所で決まりだ。
「それにしても……暇ね」
30分ぐらい今後どうするべきか考えていたけど、モンスター避けの結界は張られているし人が来る気配もない。
来たら来たでレーリアを呼ばないといけないから来ないで欲しいけど、何もすることがない。
レーリアは私以上に暇だったのかもしれない……そこまで考えて、私はあることを閃く。
こうして野宿しなくて済むのなら試さなくていいけど、もし同じことがあった時にどうするべきか。
そんなことを考えていると……眠ってから1時間も経たずに、レーリアが目覚めていた。
時計がないから曖昧だけど、恐らく45分ぐらいしか経っていないはず。
「まだ休んだ方がいいと思うけど?」
「いえ。私はアカネ様と一緒に居たいので、これで十分です」
「そ、そう……」
これは危険なのを誤魔化しているだけだと思うけど、面と向かって言われるとドキドキしてしまう。
そんな中で、レーリアは真剣な表情で思案したかと思えば、天井を眺めて。
「こうなると、もう1人は同行者が欲しいところですね……」
「えっ?」
レーリアがポツリと呟くけれど、どうやら私が見張りをしてレーリアが休んだことを気にしているようだ。
私が少し驚いていると、レーリアが首を左右に振って。
「いえ……それならアカネ様のスキルを他者に教えないため、契約する必要がありますし……なんでもありません」
レーリアは慎重だけど、確かに誰か一人仲間が増えると、レーリアと交互に休めるかもしれない。
私が見張りをしても全然構わないけど、レーリアが気にするのなら、そうした方がよさそうかな。
そう考えるも……夜に私だけは見張らず休むことを許容する人って、レーリア以外居ないような気がしていた。
激動の1日で相当疲れていたみたいだけど、私は朝日が昇る頃には目覚めていた。
私がベッドから起き上がると、レーリアが座りながら私を眺めている。
これって……ずっと私を見ていたのだろうか?
「レーリア、おはよう」
「おはようございます……まだ早いのではありませんか?」
そうは言っても6時間以上は寝たから、十分すぎるほどだ。
顔を洗ったりするのはレーリアの魔法を頼るとして……それはレーリアが休んでからでいい。
「大丈夫よ。次はレーリアが休んで」
「いえ、私は……わかりました。ありがとうございます」
私が命令と言おうとした瞬間に、レーリアは頭を下げて床で眠ろうとしている。
「ベッドを使わないの?」
「えっ!? い、いえ……私は床で十分です。すぐ動けますからね」
私が尋ねると、レーリアが目を見開かせながら少し顔を紅くして眠りにつく。
ベッドを使わなかったのは私が眠った後だからだろうか……咄嗟に言ったけど、私自身顔が熱くなっているのを自覚してしまう。
毛布もかけずに眠ったレーリアに毛布をかけるけど、起きるまで暇だ。
朝食の準備をしようかと思ったけど、私の料理スキルは一瞬でできるから起きてからで構わない。
「今日の夕方には港町に着いて食材が買えるみたいだから、卵は全部使っても構わないわね」
果物があればフルーツジュースとか作りたかったけど、港町で売っているだろうか?
それより……もう数日経つし、ご飯も食べたくなっている。
未だにこの世界でお米を見てないんだけど……なかったらどうしよう。
いや、流石にあるはず……質が悪くても料理スキルならなんとかできそうだけど、食材がないと料理が作れない。
レーリアが起きたら聞いてみよう。
とりあえず私達の行く先は、お米がありそうな場所で決まりだ。
「それにしても……暇ね」
30分ぐらい今後どうするべきか考えていたけど、モンスター避けの結界は張られているし人が来る気配もない。
来たら来たでレーリアを呼ばないといけないから来ないで欲しいけど、何もすることがない。
レーリアは私以上に暇だったのかもしれない……そこまで考えて、私はあることを閃く。
こうして野宿しなくて済むのなら試さなくていいけど、もし同じことがあった時にどうするべきか。
そんなことを考えていると……眠ってから1時間も経たずに、レーリアが目覚めていた。
時計がないから曖昧だけど、恐らく45分ぐらいしか経っていないはず。
「まだ休んだ方がいいと思うけど?」
「いえ。私はアカネ様と一緒に居たいので、これで十分です」
「そ、そう……」
これは危険なのを誤魔化しているだけだと思うけど、面と向かって言われるとドキドキしてしまう。
そんな中で、レーリアは真剣な表情で思案したかと思えば、天井を眺めて。
「こうなると、もう1人は同行者が欲しいところですね……」
「えっ?」
レーリアがポツリと呟くけれど、どうやら私が見張りをしてレーリアが休んだことを気にしているようだ。
私が少し驚いていると、レーリアが首を左右に振って。
「いえ……それならアカネ様のスキルを他者に教えないため、契約する必要がありますし……なんでもありません」
レーリアは慎重だけど、確かに誰か一人仲間が増えると、レーリアと交互に休めるかもしれない。
私が見張りをしても全然構わないけど、レーリアが気にするのなら、そうした方がよさそうかな。
そう考えるも……夜に私だけは見張らず休むことを許容する人って、レーリア以外居ないような気がしていた。
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