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第82話 第1話
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― この少女は危険だ。
魔女の城管理者のクロウは初めて彼女を見たときからそう直感していた。
彼女というのは異世界装置の前に全裸で倒れていた少女のことだ。
この少女が他の世界から迷い込んできたというのはすぐに分かった。
だが、それだけで彼女のことを危険視するわけではない。
問題は彼女の体を流れる魔力であった。
どう考えても異常というほかない。
この世界には『レベル』という概念が存在する。
概ねの指標でいうなら人間で武闘の達人と言われる人物でレベル100前後
魔族で幹部だのエリートだのいわれる連中でレベル150前後
魔女族の中でも好戦的だったりで経験値を蓄えまくってる娘でレベル500~800
その中でもクロウは頭一つとびぬけていてレベル1000であった。
それは長寿で実質的な不老不死である魔女族のなかでも、魔女の森の管理者として
切磋琢磨していく中で付随的にあがっていた「レベル」に過ぎない。
しかし、この少女は明らかに異質だった。
パッと感じただけで、レベル10万は超越しているだろうということが見て取れる。
とりあえず、あらゆる事態に備えつつも、彼女に敵意を抱かせないようにすることが重要だった。
「厄介なことになったな…」
クロウは自分の部屋のベッドですやすやと寝息を立てて眠っている少女を見て思わず苦笑する。
自分が考えているおぞましい想像と目の前の少女がどうにも結びつかなかった。
と、そのとき部屋の扉がバタンと勢いよく開いた。
「お、おい!クロウ!なんだこの魔力は!!?」
「静かに。彼女が起きてしまうだろ」
「うっ、スマン」
ドアを開いた女は素直に謝りながらゆっくりドアを閉めた。
彼女の名前はケイ、魔女の森にすむ『毒を司る魔女』だった。
頭には紫のキャップを被っておりぶかぶかのシャツに短めののズボン
首には彼女のお気に入りの耳あてとして使っている『ヘッドホン』をぶら下げている。
ヘッドホンは異世界から流れてきた一品で彼女がそれを気に入り特別に譲ってもらったものだ。
もちろん、この世界にipodがあるわけではないので
彼女のそれはただのファッション、耳あてとして使っていただけに過ぎないのだが―
クロウはゆっくりと考えをまとめながらケイに話した。
「お前の言いたいことはわかる。彼女の魔力量、すなわちレベルはどう考えても異常だ。
明日、この施設の案内も兼ねてしっかりとしたレベルの測定を行おうと思う」
「じゃあ、この女をここに住まわせるってことでいいんだな?」
「それ以外に選択肢があるかい?」
「まぁそりゃそうだが…チョベリバ」
ケイは口ごもった。少女がたとえ危険な魔女だったとしても
そもそも野放しにするという選択肢がない。
少女がどういう思想で何を考えているのか。
少なくともそれだけは見極める必要があった。
しかし、それを踏まえても
(彼女の存在は何か違和感がある…)
…とその時だった。クロウの部屋の扉を誰かが勢いよく開けて入ってきた。
「ん?おいおい」
「どうしたんだい?」
クロウとケイがその子にそう尋ねた。
彼女は肩で息をしながらゆっくりと部屋を見回している。
「はぁはぁ…戻った。成功したの?」
「お前がこんなことするなんて珍しいじゃんかよ」
ケイは面白そうに彼女を眺めてそう言った。
白衣を着たその子…リンゼイはすやすやと寝息を立てているトールの姿を見ながら言った。
「そうか…ここがターニングポイントなのね」
「ん?どういうことだい」
彼女の呟きに対してクロウは問いかけるが
それには答えずにリンゼイは逆にクロウに質問した。
「メアリーは!?メアリーはいるの!」
「そりゃ…いるだろうさ。どうしたんだよ」
リンゼイは下唇を噛みながらクロウの部屋を飛び出した。
「あ!おい」
ケイが声をかけるがそれも聞こえていないようだった。
― リンゼイは観測の魔女だ。
幻覚や常識改変、洗脳の類を自動で無効化できる能力を持つ魔女であるが
そもそもこの世界においてもそういった魔法を使える魔女や魔術師のほうが希少なため
一点特化型であり、すなわち『弱い魔女』に分類されているのが彼女だった。
そのため、過去改変とか世界そのものが昔から変わっている場合
本来は彼女はそれを認識できないはずだった。
しかし、彼女は違和感を覚えていた。
トールの登場、グレースとの結婚式、メアリーの暴走…
それは一般人にはわからなくとも『観測の魔女』としての彼女には
デジャヴ、違和感として残り続けていた。
その理由を解き明かすにはレベルを上げるしかない。
そう思い至った彼女は、魔女の城で不慣れな試合に出続けて
ちょっとずつレベルアップを行っていた。
それは高レベル魔女にとってはちっぽけな進捗だったとしても
彼女にとってはとても大きな前進だったのだ。
実際、そのおかげで前回の世界において核爆発が起こった際に何とか生き残ることができた。
一面焼け野原になった世界。安全なはずの魔女の城はボロボロだ。
弱い魔女を守るためにケイもセブンスも爆発に立ちふさがった。
おかげでレベルの低いリンゼイでもギリギリ生き残ることができたが
ケイもセブンスも爆発で死んでしまった。
おそらくここが使い時なのだろう。
彼女はそこで生涯魔法を使ったのである。
彼女の生涯魔法は『アカシックレコード』
一生に一回だけ過去改変も含めたすべての事象にアクセスして観測することができる。
生涯魔法を使った彼女はすべてを理解した。
この世界は『閉じている』
延々とループしているのだと
これが初めてではなかったのだ。
トールはどの世界でも発狂して、それが魔力暴走に繋がっている。
デイモンドにグレースを寝取られて暴走した世界もあれば
暗黒教団の幹部になって世界を滅ぼすために暴走したこともあった。
とにかく決まっているのが彼女が暴走し、メアリーが過去に戻って彼女を
この世界に連れてくるということだけだ。
なぜかこの運命だけは固定されているように動かせなかった。
一体どういうことなのだろうか。
クロウの部屋をあとにしたリンゼイは子ども組の寝ている寝室ルームを訪れた。
魔女というのは吹っ飛んだ性格の者が多い。
そのため基本的には一人一部屋与えられるのだがメアリーはまだ幼いということもあり、
他の同年代魔女と一緒の部屋で寝ることになっていた。
リンゼイはゆっくりとその部屋の扉を開いた。
部屋は真っ暗でみんなすでにすやすやと就寝している。
その中にはメアリーもいる。
「………」
(もしここで私がメアリーを殺せば世界は救われるのでは?)
リンゼイは部屋の隅に置いてあった文房具入れからハサミを手に取った。
やるしかない…!
寝息を立てるメアリーにゆっくりと近付いていく。
が
「おい!馬鹿なにやってる。やめろ!」
その手をガシッとつかまれた。ケイだった。
そりゃそうだ。クロウの部屋をあんな不自然な退出の仕方をしたもんだから
気になってついてきていたのだろう。
「離してください!」
「やめい!」
ケイはリンゼイの頭に思いっきりゲンコツを食らわれた。
「いったぁ」
リンゼイの目の前には星がチカチカと浮かんでいる。
騒動に気が付いて部屋の子供たちが目を覚まして起きてきた。
「んー、一体何ですのよ」
メアリーも目を覚ます。
「あー、なんでもないし。ガキどもは寝てな」
そういってケイはヘラヘラとしながら手を振る。
「人の部屋で騒がないでくださいませ」
そういうと、メアリーは呆れたといった顔をして布団の中に潜っていった。
「………」
そう、彼女が豹変するきっかけはトールが魔女の城を卒業したことだ。
それまでは彼女も純粋無垢なただの子供なのだ。
「おい!こっちにこいよ」
ケイに強引に手を引かれてそのまま部屋を出る。
「普段大人しいお前が珍しい。なんでこんなことをしたんだ?」
「それは…」
ケイに話すか?いや、まだ話すべきではない。
ループとはいえここは閉じた世界の時系列で言えば最初の方だ。
ここで違う動きをして後の未来に影響を与えたら
それがどう転ぶかわからないのだ。
「まだ…言えません」
「まだってなんだよ!MG5なんですけどぉ!??」
MG5とはマジギレ5秒前という意味だ。
リンゼイにとってはなんでそういう意味なのかはわからないがケイが好んで使う表現の一つだった。
リンゼイは世界がループする寸前に『アカシックレコード』を発動した。
そのおかげなのか、世界がループした瞬間にすべての記憶を保持したままこの世界に来ることができた。
しかし、こんな幸運がずっと続くとは限らない。
幸いなことに、記憶は保持したままにも関わらずこの世界での今の自分は生涯魔法を発動していない扱いになっていた。
つまり、生涯魔法を発動したのは前の世界のリンゼイであり、それまでの記憶がある自分は次の世界のリンゼイという
扱いになるということだろう。裏技に近いような扱いだった。
そしてリンゼイは改めて思った。
(私は無力な魔女だ。観測しか取り柄がない魔女だ。でも…
今この世界を救えるのはすべてを記憶している私だけなのだ。
高レベル魔女であるトールでもクロウでもケイもセブンスでもない。
ましてやメアリーでもない
無力な私が観測された記録だけを頼りに強力な魔女を打倒さなくてはいけない)
無謀な勝負だった。しかし降りることは許されなかった。
魔女の城管理者のクロウは初めて彼女を見たときからそう直感していた。
彼女というのは異世界装置の前に全裸で倒れていた少女のことだ。
この少女が他の世界から迷い込んできたというのはすぐに分かった。
だが、それだけで彼女のことを危険視するわけではない。
問題は彼女の体を流れる魔力であった。
どう考えても異常というほかない。
この世界には『レベル』という概念が存在する。
概ねの指標でいうなら人間で武闘の達人と言われる人物でレベル100前後
魔族で幹部だのエリートだのいわれる連中でレベル150前後
魔女族の中でも好戦的だったりで経験値を蓄えまくってる娘でレベル500~800
その中でもクロウは頭一つとびぬけていてレベル1000であった。
それは長寿で実質的な不老不死である魔女族のなかでも、魔女の森の管理者として
切磋琢磨していく中で付随的にあがっていた「レベル」に過ぎない。
しかし、この少女は明らかに異質だった。
パッと感じただけで、レベル10万は超越しているだろうということが見て取れる。
とりあえず、あらゆる事態に備えつつも、彼女に敵意を抱かせないようにすることが重要だった。
「厄介なことになったな…」
クロウは自分の部屋のベッドですやすやと寝息を立てて眠っている少女を見て思わず苦笑する。
自分が考えているおぞましい想像と目の前の少女がどうにも結びつかなかった。
と、そのとき部屋の扉がバタンと勢いよく開いた。
「お、おい!クロウ!なんだこの魔力は!!?」
「静かに。彼女が起きてしまうだろ」
「うっ、スマン」
ドアを開いた女は素直に謝りながらゆっくりドアを閉めた。
彼女の名前はケイ、魔女の森にすむ『毒を司る魔女』だった。
頭には紫のキャップを被っておりぶかぶかのシャツに短めののズボン
首には彼女のお気に入りの耳あてとして使っている『ヘッドホン』をぶら下げている。
ヘッドホンは異世界から流れてきた一品で彼女がそれを気に入り特別に譲ってもらったものだ。
もちろん、この世界にipodがあるわけではないので
彼女のそれはただのファッション、耳あてとして使っていただけに過ぎないのだが―
クロウはゆっくりと考えをまとめながらケイに話した。
「お前の言いたいことはわかる。彼女の魔力量、すなわちレベルはどう考えても異常だ。
明日、この施設の案内も兼ねてしっかりとしたレベルの測定を行おうと思う」
「じゃあ、この女をここに住まわせるってことでいいんだな?」
「それ以外に選択肢があるかい?」
「まぁそりゃそうだが…チョベリバ」
ケイは口ごもった。少女がたとえ危険な魔女だったとしても
そもそも野放しにするという選択肢がない。
少女がどういう思想で何を考えているのか。
少なくともそれだけは見極める必要があった。
しかし、それを踏まえても
(彼女の存在は何か違和感がある…)
…とその時だった。クロウの部屋の扉を誰かが勢いよく開けて入ってきた。
「ん?おいおい」
「どうしたんだい?」
クロウとケイがその子にそう尋ねた。
彼女は肩で息をしながらゆっくりと部屋を見回している。
「はぁはぁ…戻った。成功したの?」
「お前がこんなことするなんて珍しいじゃんかよ」
ケイは面白そうに彼女を眺めてそう言った。
白衣を着たその子…リンゼイはすやすやと寝息を立てているトールの姿を見ながら言った。
「そうか…ここがターニングポイントなのね」
「ん?どういうことだい」
彼女の呟きに対してクロウは問いかけるが
それには答えずにリンゼイは逆にクロウに質問した。
「メアリーは!?メアリーはいるの!」
「そりゃ…いるだろうさ。どうしたんだよ」
リンゼイは下唇を噛みながらクロウの部屋を飛び出した。
「あ!おい」
ケイが声をかけるがそれも聞こえていないようだった。
― リンゼイは観測の魔女だ。
幻覚や常識改変、洗脳の類を自動で無効化できる能力を持つ魔女であるが
そもそもこの世界においてもそういった魔法を使える魔女や魔術師のほうが希少なため
一点特化型であり、すなわち『弱い魔女』に分類されているのが彼女だった。
そのため、過去改変とか世界そのものが昔から変わっている場合
本来は彼女はそれを認識できないはずだった。
しかし、彼女は違和感を覚えていた。
トールの登場、グレースとの結婚式、メアリーの暴走…
それは一般人にはわからなくとも『観測の魔女』としての彼女には
デジャヴ、違和感として残り続けていた。
その理由を解き明かすにはレベルを上げるしかない。
そう思い至った彼女は、魔女の城で不慣れな試合に出続けて
ちょっとずつレベルアップを行っていた。
それは高レベル魔女にとってはちっぽけな進捗だったとしても
彼女にとってはとても大きな前進だったのだ。
実際、そのおかげで前回の世界において核爆発が起こった際に何とか生き残ることができた。
一面焼け野原になった世界。安全なはずの魔女の城はボロボロだ。
弱い魔女を守るためにケイもセブンスも爆発に立ちふさがった。
おかげでレベルの低いリンゼイでもギリギリ生き残ることができたが
ケイもセブンスも爆発で死んでしまった。
おそらくここが使い時なのだろう。
彼女はそこで生涯魔法を使ったのである。
彼女の生涯魔法は『アカシックレコード』
一生に一回だけ過去改変も含めたすべての事象にアクセスして観測することができる。
生涯魔法を使った彼女はすべてを理解した。
この世界は『閉じている』
延々とループしているのだと
これが初めてではなかったのだ。
トールはどの世界でも発狂して、それが魔力暴走に繋がっている。
デイモンドにグレースを寝取られて暴走した世界もあれば
暗黒教団の幹部になって世界を滅ぼすために暴走したこともあった。
とにかく決まっているのが彼女が暴走し、メアリーが過去に戻って彼女を
この世界に連れてくるということだけだ。
なぜかこの運命だけは固定されているように動かせなかった。
一体どういうことなのだろうか。
クロウの部屋をあとにしたリンゼイは子ども組の寝ている寝室ルームを訪れた。
魔女というのは吹っ飛んだ性格の者が多い。
そのため基本的には一人一部屋与えられるのだがメアリーはまだ幼いということもあり、
他の同年代魔女と一緒の部屋で寝ることになっていた。
リンゼイはゆっくりとその部屋の扉を開いた。
部屋は真っ暗でみんなすでにすやすやと就寝している。
その中にはメアリーもいる。
「………」
(もしここで私がメアリーを殺せば世界は救われるのでは?)
リンゼイは部屋の隅に置いてあった文房具入れからハサミを手に取った。
やるしかない…!
寝息を立てるメアリーにゆっくりと近付いていく。
が
「おい!馬鹿なにやってる。やめろ!」
その手をガシッとつかまれた。ケイだった。
そりゃそうだ。クロウの部屋をあんな不自然な退出の仕方をしたもんだから
気になってついてきていたのだろう。
「離してください!」
「やめい!」
ケイはリンゼイの頭に思いっきりゲンコツを食らわれた。
「いったぁ」
リンゼイの目の前には星がチカチカと浮かんでいる。
騒動に気が付いて部屋の子供たちが目を覚まして起きてきた。
「んー、一体何ですのよ」
メアリーも目を覚ます。
「あー、なんでもないし。ガキどもは寝てな」
そういってケイはヘラヘラとしながら手を振る。
「人の部屋で騒がないでくださいませ」
そういうと、メアリーは呆れたといった顔をして布団の中に潜っていった。
「………」
そう、彼女が豹変するきっかけはトールが魔女の城を卒業したことだ。
それまでは彼女も純粋無垢なただの子供なのだ。
「おい!こっちにこいよ」
ケイに強引に手を引かれてそのまま部屋を出る。
「普段大人しいお前が珍しい。なんでこんなことをしたんだ?」
「それは…」
ケイに話すか?いや、まだ話すべきではない。
ループとはいえここは閉じた世界の時系列で言えば最初の方だ。
ここで違う動きをして後の未来に影響を与えたら
それがどう転ぶかわからないのだ。
「まだ…言えません」
「まだってなんだよ!MG5なんですけどぉ!??」
MG5とはマジギレ5秒前という意味だ。
リンゼイにとってはなんでそういう意味なのかはわからないがケイが好んで使う表現の一つだった。
リンゼイは世界がループする寸前に『アカシックレコード』を発動した。
そのおかげなのか、世界がループした瞬間にすべての記憶を保持したままこの世界に来ることができた。
しかし、こんな幸運がずっと続くとは限らない。
幸いなことに、記憶は保持したままにも関わらずこの世界での今の自分は生涯魔法を発動していない扱いになっていた。
つまり、生涯魔法を発動したのは前の世界のリンゼイであり、それまでの記憶がある自分は次の世界のリンゼイという
扱いになるということだろう。裏技に近いような扱いだった。
そしてリンゼイは改めて思った。
(私は無力な魔女だ。観測しか取り柄がない魔女だ。でも…
今この世界を救えるのはすべてを記憶している私だけなのだ。
高レベル魔女であるトールでもクロウでもケイもセブンスでもない。
ましてやメアリーでもない
無力な私が観測された記録だけを頼りに強力な魔女を打倒さなくてはいけない)
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