1 / 45
キール
しおりを挟む
赤い果実をつまみながら、本を読んでいた。
「悪魔召喚か、辞めといた方がいいよねぇ」
昼間の酒場で、まばらな客の中、男は椅子に一人ぐでんともたれ掛かりながらそう呟いた。
しばらくして男はヨシと言いながら本を閉じ、酒場をあとにした。
「あの酒場は人が少ないし、いつも静かで心地良いな」
一方、男が去ったあとの酒場では、先程とはうってかわって熱気がこもっていた。
「聞いたか、さっきの言葉」
「悪魔召喚だよな、間違いねぇ」
「遂に邪神教が動くってわけか、支度しないとな」
「俺はギルドに連絡してくる」
「おまえらも各ギルドで動くように」
ここはオルガノ王国の王都にある酒場『ゴールドラッシュ』
今この瞬間においては、各ギルドのこれからの方針を決める実質的な最高意志決定機関である。
酒場から出て帰路についていると、男が話しかけてきた。
「よおキール、今日もあの酒場に行ってたのか?」
「マグルか、そうだね。あそこは楽で良いんだ」
「楽ねぇ・・ま、そう言うのはお前ぐらいだよ」
「ん、よくわかんないけど、そっちはこれから狩りかな?」
「おう、近くの森でグレイトウルフが出たらしくてな」
グレイトウルフと言えば、グレイウルフの上位種だっけ。そう言えばさっきの本にでてきたな、実は似てるけど悪魔だったんだよね
「剣鬼と呼ばれるマグルなら大丈夫だと思うけど、悪魔に気をつけてね」
「おい、ちょっとまて、それどういうこ・・」
「じゃぁ、ちょっと急いでるから、バイバイ」
マグルは良い奴なんだけど、話が長くなるからね。退散するとしよう。
配達屋として鍛えた足でキールは素早く逃げた。
所変わって王都の周辺の森
紫のローブを着た人物と黒のローブを着た十数の人物が暗い部屋で話し合っていた。
「祭司様、最近冒険者たちの中で、我々のことが噂になっています。こんなこと言いたくありませんが、もしかしたら我々の中に裏切り者が・・・」
暗闇の中でざわめきが広がり、紫ローブを着た祭司とよばれる人物が口を開いた。
「静まりなさい、仲間を疑う必要はありません。我々は、境遇は違えど、同じ意志のもと集まった仲間です。」
祭司の言葉で、その場は落ち着きを取り戻した。
とはいえ、場所を移しても良いかもしれませんね、幸いにもここは森の奥深く、しばらくの猶予はあるでしょう。
そう思考を巡らしていると
「そこまでだ、邪神教!!!」
ドアが勢いよく開かれ、大勢の冒険者がなだれ込んできた。
「バカな、こんなに早く見つかるとは・・」
つい先ほど冒険者たちの中で噂になっていると耳にしたばかりで、ここまで迅速な行動は普段ならありえなかった。
「王都ギルド連盟から第三種緊急依頼が発行されてな、もうおしまいだよ、お前ら」
よく見れば、剣鬼マグルを筆頭に、その場には各ギルドの看板パーティーが集結していた。
「ふふふ、そのようですね、ですがこちらもこのままで終わるわけにはいきません。あなたたち、少し事を急ぎます。命を捧げなさい!!」
その言葉をかわぎりに黒のローブを着た数十人がナイフを取り出し、自らの心臓を刺し、そして祭司が紫色の丸い飴のような結晶を飲み込んだ。
「ふふ、ふは、ふはははは、残念です。まだ儀式としては未完成、完全な悪魔を召喚することが出来ないのがとても残念です。とはいえ、私の紫の悪魔は『眠りの悪魔』、これだけの実力者を永遠の眠りに閉じ込められるなら、本望。では、良い夢を『悪魔召喚・永遠ノ夢ロスト・ドリーム』」
すると黒いローブたちは灰になり、祭司を包み込んだ。
灰が収まるとそこには、2本の角が生えた二足歩行の獣が生まれた。
「Uroooooooooooooooooo」
耳が痛くなるほどの叫び声を上げながら、紫色の灰を辺り一面にまき散らした。
屋内と言うこともあってか、灰は部屋に充満し、悪魔は勝利を確信したかのように、ニヤリと口角を上げた。
「・・・おしまいだって言っただろ。第三種緊急依頼の意味分かってるのか?」
悪魔は上げた口角をゆっくりと下げ、灰で覆われた数歩先を睨み付けた。
「第三種緊急依頼ってのは、緊急依頼の中でも安全なもんなんだわ。なぜなら解決方法が分かっているからなんだけども。」
マグルは革袋から赤い木の実を取り出した。
「クコの実は、ここら辺ではあまり採れない果実だが、そのまま食べるとただの眠気覚ましだけど、錬金術の材料にもなる、そしてできあがったモノは強烈な気付けになる。最近とある配達会社が大量に仕入れていてな」
「相手が悪かったんだよ、第三種緊急依頼が出るときの情報元はだいたい、王都の脳と未来キールだからな」
その言葉と共に、冒険者たちが一斉に剣を振り上げ、攻撃しだした。
紫の悪魔は得意の眠り魔法が効かなければ、ただ少し力の強いモンスターであった。
翌日、配達会社グリフォンフライの社長室でキールはソファで横になっていた。
「失礼します」
ドアのノックが聞こえ、一瞬ビクッとしたが馴染みのある声に緊張をといた。
「どーぞー」
「失礼します。昨日はお疲れ様でした。またしても王都ギルド連盟から報告書を書いて欲しいと頼まれました。今回も私が書いておいたので目を通してもらえますか?こちらが書類になります。」
「ありがとね、毎回いやになっちゃうよね、何も関係ないのに」
「ご謙遜を」
「ところで社長交代するって話は・・・」
「何度も申し上げているとおり、辞退させていただきます。社長だからこそ社員はついてきているのです。」
花の都、王都は今日も平和であった。
「悪魔召喚か、辞めといた方がいいよねぇ」
昼間の酒場で、まばらな客の中、男は椅子に一人ぐでんともたれ掛かりながらそう呟いた。
しばらくして男はヨシと言いながら本を閉じ、酒場をあとにした。
「あの酒場は人が少ないし、いつも静かで心地良いな」
一方、男が去ったあとの酒場では、先程とはうってかわって熱気がこもっていた。
「聞いたか、さっきの言葉」
「悪魔召喚だよな、間違いねぇ」
「遂に邪神教が動くってわけか、支度しないとな」
「俺はギルドに連絡してくる」
「おまえらも各ギルドで動くように」
ここはオルガノ王国の王都にある酒場『ゴールドラッシュ』
今この瞬間においては、各ギルドのこれからの方針を決める実質的な最高意志決定機関である。
酒場から出て帰路についていると、男が話しかけてきた。
「よおキール、今日もあの酒場に行ってたのか?」
「マグルか、そうだね。あそこは楽で良いんだ」
「楽ねぇ・・ま、そう言うのはお前ぐらいだよ」
「ん、よくわかんないけど、そっちはこれから狩りかな?」
「おう、近くの森でグレイトウルフが出たらしくてな」
グレイトウルフと言えば、グレイウルフの上位種だっけ。そう言えばさっきの本にでてきたな、実は似てるけど悪魔だったんだよね
「剣鬼と呼ばれるマグルなら大丈夫だと思うけど、悪魔に気をつけてね」
「おい、ちょっとまて、それどういうこ・・」
「じゃぁ、ちょっと急いでるから、バイバイ」
マグルは良い奴なんだけど、話が長くなるからね。退散するとしよう。
配達屋として鍛えた足でキールは素早く逃げた。
所変わって王都の周辺の森
紫のローブを着た人物と黒のローブを着た十数の人物が暗い部屋で話し合っていた。
「祭司様、最近冒険者たちの中で、我々のことが噂になっています。こんなこと言いたくありませんが、もしかしたら我々の中に裏切り者が・・・」
暗闇の中でざわめきが広がり、紫ローブを着た祭司とよばれる人物が口を開いた。
「静まりなさい、仲間を疑う必要はありません。我々は、境遇は違えど、同じ意志のもと集まった仲間です。」
祭司の言葉で、その場は落ち着きを取り戻した。
とはいえ、場所を移しても良いかもしれませんね、幸いにもここは森の奥深く、しばらくの猶予はあるでしょう。
そう思考を巡らしていると
「そこまでだ、邪神教!!!」
ドアが勢いよく開かれ、大勢の冒険者がなだれ込んできた。
「バカな、こんなに早く見つかるとは・・」
つい先ほど冒険者たちの中で噂になっていると耳にしたばかりで、ここまで迅速な行動は普段ならありえなかった。
「王都ギルド連盟から第三種緊急依頼が発行されてな、もうおしまいだよ、お前ら」
よく見れば、剣鬼マグルを筆頭に、その場には各ギルドの看板パーティーが集結していた。
「ふふふ、そのようですね、ですがこちらもこのままで終わるわけにはいきません。あなたたち、少し事を急ぎます。命を捧げなさい!!」
その言葉をかわぎりに黒のローブを着た数十人がナイフを取り出し、自らの心臓を刺し、そして祭司が紫色の丸い飴のような結晶を飲み込んだ。
「ふふ、ふは、ふはははは、残念です。まだ儀式としては未完成、完全な悪魔を召喚することが出来ないのがとても残念です。とはいえ、私の紫の悪魔は『眠りの悪魔』、これだけの実力者を永遠の眠りに閉じ込められるなら、本望。では、良い夢を『悪魔召喚・永遠ノ夢ロスト・ドリーム』」
すると黒いローブたちは灰になり、祭司を包み込んだ。
灰が収まるとそこには、2本の角が生えた二足歩行の獣が生まれた。
「Uroooooooooooooooooo」
耳が痛くなるほどの叫び声を上げながら、紫色の灰を辺り一面にまき散らした。
屋内と言うこともあってか、灰は部屋に充満し、悪魔は勝利を確信したかのように、ニヤリと口角を上げた。
「・・・おしまいだって言っただろ。第三種緊急依頼の意味分かってるのか?」
悪魔は上げた口角をゆっくりと下げ、灰で覆われた数歩先を睨み付けた。
「第三種緊急依頼ってのは、緊急依頼の中でも安全なもんなんだわ。なぜなら解決方法が分かっているからなんだけども。」
マグルは革袋から赤い木の実を取り出した。
「クコの実は、ここら辺ではあまり採れない果実だが、そのまま食べるとただの眠気覚ましだけど、錬金術の材料にもなる、そしてできあがったモノは強烈な気付けになる。最近とある配達会社が大量に仕入れていてな」
「相手が悪かったんだよ、第三種緊急依頼が出るときの情報元はだいたい、王都の脳と未来キールだからな」
その言葉と共に、冒険者たちが一斉に剣を振り上げ、攻撃しだした。
紫の悪魔は得意の眠り魔法が効かなければ、ただ少し力の強いモンスターであった。
翌日、配達会社グリフォンフライの社長室でキールはソファで横になっていた。
「失礼します」
ドアのノックが聞こえ、一瞬ビクッとしたが馴染みのある声に緊張をといた。
「どーぞー」
「失礼します。昨日はお疲れ様でした。またしても王都ギルド連盟から報告書を書いて欲しいと頼まれました。今回も私が書いておいたので目を通してもらえますか?こちらが書類になります。」
「ありがとね、毎回いやになっちゃうよね、何も関係ないのに」
「ご謙遜を」
「ところで社長交代するって話は・・・」
「何度も申し上げているとおり、辞退させていただきます。社長だからこそ社員はついてきているのです。」
花の都、王都は今日も平和であった。
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説

スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜
シャチ
ファンタジー
タリム復興期を読んでいただくと、なんでミリアのお母さんがぶっ飛んでいるのかがわかります。
アルミナ王国とディクトシス帝国の間では、たびたび戦争が起こる。
前回の戦争ではオリーブオイルの栽培地を欲した帝国がアルミナ王国へと戦争を仕掛けた。
一時はアルミナ王国の一部地域を掌握した帝国であったが、王国側のなりふり構わぬ反撃により戦線は膠着し、一部国境線未確定地域を残して停戦した。
そして20年あまりの時が過ぎた今、皇帝マーダ・マトモアの崩御による帝国の皇位継承権争いから、手柄を欲した時の第二皇子イビリ・ターオス・ディクトシスは軍勢を率いてアルミナ王国への宣戦布告を行った。
砂糖戦争と後に呼ばれるこの戦争において、両国に恐怖を植え付けた一人の令嬢がいる。
彼女の名はミリア・タリム
子爵令嬢である彼女に戦後ついた異名は「狙撃令嬢」
542人の帝国将兵を死傷させた狙撃の天才
そして戦中は、帝国からは死神と恐れられた存在。
このお話は、ミリア・タリムとそのお付きのメイド、ルーナの戦いの記録である。
他サイトに掲載したものと同じ内容となります。

スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!

補助魔法しか使えない魔法使い、自らに補助魔法をかけて物理で戦い抜く
burazu
ファンタジー
冒険者に憧れる魔法使いのニラダは補助魔法しか使えず、どこのパーティーからも加入を断られていた、しかたなくソロ活動をしている中、モンスターとの戦いで自らに補助魔法をかける事でとんでもない力を発揮する。
最低限の身の守りの為に鍛えていた肉体が補助魔法によりとんでもなくなることを知ったニラダは剣、槍、弓を身につけ戦いの幅を広げる事を試みる。
更に攻撃魔法しか使えない天然魔法少女や、治癒魔法しか使えないヒーラー、更には対盗賊専門の盗賊と力を合わせてパーティーを組んでいき、前衛を一手に引き受ける。
「みんなは俺が守る、俺のこの力でこのパーティーを誰もが認める最強パーティーにしてみせる」
様々なクエストを乗り越え、彼らに待ち受けているものとは?
※この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも公開しています。

Red Assassin(完結)
まさきち
ファンタジー
自分の目的の為、アサシンとなった主人公。
活動を進めていく中で、少しずつ真実に近付いていく。
村に伝わる秘密の力を使い時を遡り、最後に辿り着く答えとは...
ごく普通の剣と魔法の物語。
平日:毎日18:30公開。
日曜日:10:30、18:30の1日2話公開。
※12/27の日曜日のみ18:30の1話だけ公開です。
年末年始
12/30~1/3:10:30、18:30の1日2話公開。
※2/11 18:30完結しました。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

前代未聞のダンジョンメーカー
黛 ちまた
ファンタジー
七歳になったアシュリーが神から授けられたスキルは"テイマー"、"魔法"、"料理"、"ダンジョンメーカー"。
けれどどれも魔力が少ない為、イマイチ。
というか、"ダンジョンメーカー"って何ですか?え?亜空間を作り出せる能力?でも弱くて使えない?
そんなアシュリーがかろうじて使える料理で自立しようとする、のんびりお料理話です。
小説家になろうでも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる