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がつ子、俯きバナナに通せん坊される
2.
しおりを挟むいかんいかん、勝手にすりすりしてはいけない。昨日の今日、中折れ事件から数時間しか経っていないのだ。すぐオラつくわりに男は繊細だとも聞く。ブツがかっちかちになっているからといって完全にスタンバイできているとは限らない。体を離そうとすると
「っ、もっ、と…………」
ぶっとい腕に抱き込まれた。
気を遣うまでもなくやる気満々だった。
はて、どうしたものか。
この全裸朝チュンにプラスして広居主任の朝勃ちムーブメントに乗るかどうかの可否を判断するにはいくつかの要素があるわけでまず昨夜の「酔っ払っちゃった」は朝になった今は言い訳として通用しない。酒は抜けている。まったく残っていない。
上司と部下だから性的な関係を持つのはよろしくないんじゃないか。これでごり押しする手もあるにはあるが弱い。樹子の会社は社内恋愛に寛容だ。仕事に支障が出なければ問題ないとされていて国内営業部三課のりりちゃん先輩も社内の男性社員と結婚している。もちろん不倫は御法度だが広居主任も樹子も未婚で現在恋人もいない。
問題は恋愛感情があるかどうかだ。あるとはいえな――――
「…………っ」
やわらかく唇が塞がれた。
ちゅ、ちゅむ。
口づけがだんだんと深まる。初めごく穏やかだった気持ちよさが体の内側をとぷとぷと満たしていく。
「あっ、ふぁ、っん」
ほころんだ唇から
ぬる。
分厚い舌が入ってきた。熱く柔らかい塊がゆっくりと口腔を探り、縮こまる樹子の舌をぬろぬろと搦め取る。
――きもち、い。
ちゅぽちゅぽと舌を吸われ、強張りの解けた背中をいつくしむように撫でられて樹子の体はとろとろと蕩けていった。
比較対象が元カレ、しかも四年前の記憶しかないがそれにしてもセカンド童貞のわりにキスが上手すぎる。
――そっか、キャリア長いんだった……。
セックスに踏み切る機会がなかっただけで広居主任に相手がいなかったわけではない。ハグやキスであれば初カノのできた中学時代から、つまり十数年にわたる経験があるということだ。
どちらのものともつかぬほど混ざり合った唾液が唇の端から顎を伝い喉へ滴った。広居主任の舌が樹子の口から離れ、顎から喉へとしずくを
ぬろ、ろろろ。
追いかけていく。
「あっ、しゅに、ん、そ、そこ……っ」
「ん……」
ちゅ、ちゅ。
熱い唇が頸動脈あたりの薄い肌を吸う。ごく軽く穏やかな刺激なのに、もたらされる快楽は信じられないほど大きい。
「痕、つけないで……」
「いわれたら、つけたくなるじゃないか」
「駄目、です、っん」
「分かってる。ここ、弱いのか」
「今までそんなとこさわられたこと、ないから、分か、んない。んっ、やっ、きもち、い……」
舌がれろれろと頸動脈に沿って鎖骨へ這い降り、唇が薄い肌を吸い喉をのぼる。その動きにつれて樹子の体の奥で
ぞく、ぞくり。
何かがふくらみ始める。かくりかくりと勝手に腰が跳ねる。
ちゅ、ちゅむ。
唇が鎖骨を通り過ぎ胸にやってきた。れりれりと乳房の裾野から乳輪へ舌がのぼる。
「あっ、やっ……」
無防備な秘所に肉の刀身をつきつけられているというのに、熱く堅く抱かれ唇と舌、手指に翻弄されて拒絶の言葉が出て来ない。
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