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chapter three

after three

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その後、抵抗する者も含め俺達騎士は全員縛られ捕まっていた

見た目は普通だが窓がなく外側から鍵のかかる部屋へ入れられた

いや案内されたというほうが正しいか

縛られていること以外俺達は客人なのでは、と疑う

それから1日何事もなく過ぎそんな甘い考えができていた

しかし翌日の朝

あの女性とひとりの男性がやって来た

男性とは、初対面だが誰だかはわかっていた

「…メ、メリスト公…」

誰かがそう呟いた

その名は、敬意と畏怖を象徴するもの

何より俺達騎士は、戦線へ出された時見ているのだ

敵国の兵達が助けてくれと発狂しながら死にゆく様を

「エリス様、ご主人様より許可が下りたとはいえ物言わぬ骸にすることはご遠慮ください」

「わかってるって
こんな新作の実験にもってこいな機会ないからな」

その言葉が理解できたものから次第に顔を青くする

「さぁて、俺のオモチャに手を出してくれた馬鹿共
簡単に口を割ってくれるなよ」




そこからの記憶は、ほとんどなくなっていた

それでも、仲間の悲痛な叫びと鉄錆の匂いだけが今でも蘇る

ただ、もう二度と彼等を敵にまわすのはごめんだと

それが我ら騎士の総意であった
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