麗しの騎士は王女さまをひとりじめしたいっ

人物紹介

登場人物

《　ローズマリー　》

ピンクブロンドのふわふわロングにエメラルドグリーンの瞳。ふっくらとした薔薇色のほほと小さな唇が愛らしい雰囲気の本編主人公。

小さな王国の第四王女で末っ子。
愛してやまない王妃に瓜二つなため、父王から溺愛され大事に育てられる。
娘可愛さのあまり政略結婚はさせないと父王は決意し、姫を心から愛し守り抜ける者に嫁がせるためと知らぬ間に国中に婿募集の御布令を出される。

性格は幼少時は少しおてんばだったものの、いまはおっとりのんびり、少しどんくさいくらい。
けれども王女なので周りが何かと手を貸し、そのスペックで今まで何の問題もなく生きてこられた。

ランスの人気は知っているが異性という認識は無かったため、急な求婚に戸惑いを隠せない。




《　ランスロット　》

黒い髪に青い瞳の美丈夫。
キリリと引き締まった口許がセクシーなクールガイ。

貧しい家に生まれ、口減らしのため幼少時より老騎士のもとへ奉公に出される。
そのままの流れで騎士見習いから騎士へと昇進。
はじめの数年間は王女に遣え、遊び相手にもなっていた。

容姿端麗で腕もたつ若手の出世頭。
おままごとを通し王女に厳しくダメ出しをされた結果、貴族顔負けの優美で洗練された所作を身に付ける。

ついた二つ名は「麗しの騎士」
既婚未婚問わず女性が胸を焦がす、憧れの騎士となる。




《　ヴァネッサ　》

凄腕の女騎士。
プラチナブロンドをベリーショートにしたクールな美女。

豪快であるが誠実で裏表のない人物。
ランスロットとは僻地で知り合い、ともに切磋琢磨した仲。

自分より強くなければ男と認めないと常々公言している。




《　アリッサ　》

ローズマリーの専属侍女その①
背中の中ほどまである黒髪をいつもポニーテールにしている。
ローズマリーの乳母の娘で、王女より五つ上。
性格はきっぱりさっぱりはっきりのさばさば三拍子。
少しせっかちで熱血。
ローズマリーを手のかかる妹のような目で見ている。
どんくさい姫が嫁ぎ先で苦労しないようしっかり支えるつもり。



《　エルザ　》

ローズマリーの専属侍女その②
茶色のゆるふわボブに同じ茶色の瞳でいつも柔和な笑みを浮かべている。しかし毒舌。ふんわりと毒舌。
花嫁修行のため数年前から侍女となったが、アリッサがテキパキ仕切ってくれるため特にやることはない。
いつもにこにこおっとりしていて語尾に「～」がつく。

宰相の娘で婚約者がいる。
結婚の日取りも決まっているが、めったに会わない婚約者より王女とアリッサといる方が好きなので、できれば仕事は続けたいらしい。