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4 聖魔術師の幻影編
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大訓練場の中央、私の専属護衛に立候補した五人が集まっているところに、ゆっくりと向かっていくのは、魔術師長のパシアヌス様だった。
騎士の選抜なのに、なんでパシアヌス様が立候補者の下に向かっているんだろう?
そもそも、パシアヌス様が、フェリクス副隊長の招集で大訓練場にやってきているというのも、私にとっては驚きだった。
そして、私が怪訝な顔をしたのを、クストス隊長は見逃さなかったらしい。
「まずは一般教養な」
私の隣でクストス隊長の声。
もしかしなくても、パシアヌス様の行動を説明をしてくれているようなんだけど、余計に訳が分からなくなる。
「はい? 教養?」
「新リテラ王国について、あと今回は金冠のお披露目会だから金冠について、どれだけ知ってるか」
クストス隊長はさらに続けた。
「あと礼儀作法や、一般常識、かな。専属護衛も使節団の一員になるから、ある程度の『きちんとさ』が求められるんだよ」
「意外と求められるポイントが多い」
護衛だから、剣術とか護衛術とか、そういったものの実力があればいい、私はそう思っていた。
けれども、専属護衛ともなると、どうやらそれだけではいけないらしい。
専属護衛は常に使節団の一員を警護する。必ず一人はピッタリと張り付いて、どこに行くのもいっしょなんだそうだ。
となると、きちんとした公式の場にも同行するので、護衛と言えども、それなりの礼儀作法が出来て知識もないと困った事態に陥る。
そんな事情もあって、立候補したくてもしない、というか出来ない騎士もいるとのことだった。
まぁ、そんな事情を加味しても、私の人気はもの凄く酷いようだけど。
クストス隊長が解説している間も、中央ではパシアヌス様を中心にして、五人が何か会話をしている。様子を窺う分では口頭での知識確認、といったところか。
中央には、パシアヌス様の他にもさらに何人か加わっていて、十人ほどの塊が出来ていた。
言ってみれば、パシアヌス様は騎士たちの知識を確認するための試験監督。
後から加わったのは、パシアヌス様を補佐する人たちだろう。制服の感じからすると魔術師ではない。第三騎士団の庶務を担当する文官さんたちのようだ。
確かに、パシアヌス様なら、新リテラ王国について、金冠について、しっかりとした知識がある。
第三騎士団の上級幹部の一角なので、礼儀作法もきちんとしてる。少なくとも、使節団入り出来るくらいには。
「礼儀作法までチェックして、専属護衛を選抜しないといけないなんて、思いのほか大変なんですね」
私は素直な感想を口にした。
だって、もっと簡単なものだと思っていたから。
だいたい、私が使節団に選ばれたことだって、上からの命令で有無を言わさずって感じで、簡単に決まったわけだし。
「仕方ないだろ。国内視察ならともかく、国外なんだし、ちゃんとした使節団なんだし」
クストス隊長はそう言って、解説を締めくくった。
中央では、パシアヌス様による試験がまだまだ続いている。
今は一人一人、歩かされたり、その場でくるっと回ってみたり、所作の様子の確認のようだ。
うん。かなり面倒くさそう。
私が試験を受けさせられる側じゃなくて良かったと、つくづく思う。もっとも、試験を受けて使節団に入るとなったら、推薦されても拒否する。絶対。
試験の方は、始まってからもう三十分は経っていた。
見物に来たその他の騎士たちは、誰一人、戻る気配がない。
フェリクス副隊長やクラウドが、キリッとした表情で歩いているのを見て、声援を送ったりヤジを飛ばしたり。
見物者はそれなりに楽しんでいるようだった。
しばらくして、クストス隊長が思い出したように私に声をかけてきた。
「ところで、いまさらだが。エルシアの方こそ大丈夫なのか?」
なんだか疑わしそうな目で、ジロジロ見られているような気がする。
「大丈夫って、何がですか?」
「もちろん、新リテラ王国や金冠についての知識や、礼儀作法、一般常識だ」
まさか、私が大丈夫でない、とでも言いたいのか、この隊長は。
ところが、疑わしそうな目はクストス隊長だけではなかった。
気がつけば、集まっている隊長、副隊長の全員が、私を疑わしそうに眺めている。
「エルシア。お前、なんて言うか、かなりムチャクチャだろ?」
うん、遠回しに言ってきたよ、この隊長。
クストス隊長だけじゃない。周りにいる正副隊長全員の目が同じことを言っていた。
くぅぅぅ。
「私、これでも、学院時代は魔術師コースの首席だったんですけど!」
バンと胸を張る。
「それに私。一応、魔導爵持ちなので! 貴族のご令嬢が受けるような礼儀作法やダンスのレッスンだって、みっちりと受けさせられたんですから!」
かなりの詰め込み教育だったけど!
思い出したくもない。保護者たちから受けた、ギューギューの詰め込み教育。
七歳になるまでは、ちゃんと貴族令嬢の教育を受けていたようで、私の基本はバッチリだったらしい。
それから、四年間。その手の教育はサッパリだったものだから、昔を取り戻すのと遅れを取り戻すのとで、かなり無理をした。
セラフィアスから受けた魔力コントロールの特訓や、保護者から受けた体力づくりと剣術トレーニングに匹敵する辛さだった。
あれを忘れようものなら、再特訓が待っているので、その辺は抜かりない。
私の魔導爵持ち発言で、とりあえず、隊長たちは納得したようだった。
ようやく疑わしい目が消える。
私の首席発言からは、別の首席情報も暴露された。
「首席といえば、フェリクスとクラウドもだよな。あいつら二人とも、騎士コースの首席だよ」
クラウドが首席の話は聞いたことがあった。それに、研修生たちが嫌というほど自慢していたし。
「フェリクス副隊長も、首席だったんですか?」
「エルシア、知らなかったのかよ」
はい、興味ないんで。
とは口にしなかったけど。どうやら顔には出ていたようで、その場にいた全員が残念な顔をする。
「フェリクスのヤツ、ほんと、無視されてるよなぁ」
「フェリクス副隊長、面倒くさいんで」
「フェリクス、不憫だな」
「ここまで無関心だと、かわいそうになってくるな」
口々につぶやく隊長たち。
全員が、フェリクス副隊長の味方になって、私の味方をしてくれる人は誰一人いなかった。
騎士の選抜なのに、なんでパシアヌス様が立候補者の下に向かっているんだろう?
そもそも、パシアヌス様が、フェリクス副隊長の招集で大訓練場にやってきているというのも、私にとっては驚きだった。
そして、私が怪訝な顔をしたのを、クストス隊長は見逃さなかったらしい。
「まずは一般教養な」
私の隣でクストス隊長の声。
もしかしなくても、パシアヌス様の行動を説明をしてくれているようなんだけど、余計に訳が分からなくなる。
「はい? 教養?」
「新リテラ王国について、あと今回は金冠のお披露目会だから金冠について、どれだけ知ってるか」
クストス隊長はさらに続けた。
「あと礼儀作法や、一般常識、かな。専属護衛も使節団の一員になるから、ある程度の『きちんとさ』が求められるんだよ」
「意外と求められるポイントが多い」
護衛だから、剣術とか護衛術とか、そういったものの実力があればいい、私はそう思っていた。
けれども、専属護衛ともなると、どうやらそれだけではいけないらしい。
専属護衛は常に使節団の一員を警護する。必ず一人はピッタリと張り付いて、どこに行くのもいっしょなんだそうだ。
となると、きちんとした公式の場にも同行するので、護衛と言えども、それなりの礼儀作法が出来て知識もないと困った事態に陥る。
そんな事情もあって、立候補したくてもしない、というか出来ない騎士もいるとのことだった。
まぁ、そんな事情を加味しても、私の人気はもの凄く酷いようだけど。
クストス隊長が解説している間も、中央ではパシアヌス様を中心にして、五人が何か会話をしている。様子を窺う分では口頭での知識確認、といったところか。
中央には、パシアヌス様の他にもさらに何人か加わっていて、十人ほどの塊が出来ていた。
言ってみれば、パシアヌス様は騎士たちの知識を確認するための試験監督。
後から加わったのは、パシアヌス様を補佐する人たちだろう。制服の感じからすると魔術師ではない。第三騎士団の庶務を担当する文官さんたちのようだ。
確かに、パシアヌス様なら、新リテラ王国について、金冠について、しっかりとした知識がある。
第三騎士団の上級幹部の一角なので、礼儀作法もきちんとしてる。少なくとも、使節団入り出来るくらいには。
「礼儀作法までチェックして、専属護衛を選抜しないといけないなんて、思いのほか大変なんですね」
私は素直な感想を口にした。
だって、もっと簡単なものだと思っていたから。
だいたい、私が使節団に選ばれたことだって、上からの命令で有無を言わさずって感じで、簡単に決まったわけだし。
「仕方ないだろ。国内視察ならともかく、国外なんだし、ちゃんとした使節団なんだし」
クストス隊長はそう言って、解説を締めくくった。
中央では、パシアヌス様による試験がまだまだ続いている。
今は一人一人、歩かされたり、その場でくるっと回ってみたり、所作の様子の確認のようだ。
うん。かなり面倒くさそう。
私が試験を受けさせられる側じゃなくて良かったと、つくづく思う。もっとも、試験を受けて使節団に入るとなったら、推薦されても拒否する。絶対。
試験の方は、始まってからもう三十分は経っていた。
見物に来たその他の騎士たちは、誰一人、戻る気配がない。
フェリクス副隊長やクラウドが、キリッとした表情で歩いているのを見て、声援を送ったりヤジを飛ばしたり。
見物者はそれなりに楽しんでいるようだった。
しばらくして、クストス隊長が思い出したように私に声をかけてきた。
「ところで、いまさらだが。エルシアの方こそ大丈夫なのか?」
なんだか疑わしそうな目で、ジロジロ見られているような気がする。
「大丈夫って、何がですか?」
「もちろん、新リテラ王国や金冠についての知識や、礼儀作法、一般常識だ」
まさか、私が大丈夫でない、とでも言いたいのか、この隊長は。
ところが、疑わしそうな目はクストス隊長だけではなかった。
気がつけば、集まっている隊長、副隊長の全員が、私を疑わしそうに眺めている。
「エルシア。お前、なんて言うか、かなりムチャクチャだろ?」
うん、遠回しに言ってきたよ、この隊長。
クストス隊長だけじゃない。周りにいる正副隊長全員の目が同じことを言っていた。
くぅぅぅ。
「私、これでも、学院時代は魔術師コースの首席だったんですけど!」
バンと胸を張る。
「それに私。一応、魔導爵持ちなので! 貴族のご令嬢が受けるような礼儀作法やダンスのレッスンだって、みっちりと受けさせられたんですから!」
かなりの詰め込み教育だったけど!
思い出したくもない。保護者たちから受けた、ギューギューの詰め込み教育。
七歳になるまでは、ちゃんと貴族令嬢の教育を受けていたようで、私の基本はバッチリだったらしい。
それから、四年間。その手の教育はサッパリだったものだから、昔を取り戻すのと遅れを取り戻すのとで、かなり無理をした。
セラフィアスから受けた魔力コントロールの特訓や、保護者から受けた体力づくりと剣術トレーニングに匹敵する辛さだった。
あれを忘れようものなら、再特訓が待っているので、その辺は抜かりない。
私の魔導爵持ち発言で、とりあえず、隊長たちは納得したようだった。
ようやく疑わしい目が消える。
私の首席発言からは、別の首席情報も暴露された。
「首席といえば、フェリクスとクラウドもだよな。あいつら二人とも、騎士コースの首席だよ」
クラウドが首席の話は聞いたことがあった。それに、研修生たちが嫌というほど自慢していたし。
「フェリクス副隊長も、首席だったんですか?」
「エルシア、知らなかったのかよ」
はい、興味ないんで。
とは口にしなかったけど。どうやら顔には出ていたようで、その場にいた全員が残念な顔をする。
「フェリクスのヤツ、ほんと、無視されてるよなぁ」
「フェリクス副隊長、面倒くさいんで」
「フェリクス、不憫だな」
「ここまで無関心だと、かわいそうになってくるな」
口々につぶやく隊長たち。
全員が、フェリクス副隊長の味方になって、私の味方をしてくれる人は誰一人いなかった。
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