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3 王子殿下の魔剣編

あとがきと登場人物紹介

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あとがき、からの主な登場人物紹介
(王子殿下の魔剣編終了時)

 黄色い旗付きの杖?を持った黒髪金眼のエルシアが、雑用騎士団で経験値を稼ぎ、立派な?騎士団付き魔術師になるお話。

 今編は、カスカスの二人と駄犬に振り回されたエルシア。カスカスを殴った上に引きずり回したせいで、やっぱり反省文となりました。

 恋愛模様の方では、クラウドに新展開。エルシアの保護者もようやく登場です。クズ父の療養はもう少しだけ続きます。

 さて、次編は最後に出てきた話の続きから。




エルシア・ルベラス

 第三騎士団第五隊専属、黒髪金眼の魔術師。その正体は最強の魔導師、鎮圧のセラ。クズ男な父親に魔塔に捨てられ孤児として育つ。


セラフィアス

 三聖の一つ、鎮圧のセラフィアス。エルシアの相棒で、人型は黒髪金眼の十歳くらいの少年。本体は黄色い旗付きの杖として今まで姿を現していたが…………。


クラウド・ヴェルフェルム

 フェルム一族、ヴェルフェルム伯爵の末息子。母は第一騎士団団長、二人の兄はエリート騎士。今回、別の女性と親睦を深めるよう母から言われたが…………。


カイエン・ヴェルフェルム

 クラウドの二番目の兄で、王女殿下の護衛も勤める近衛騎士。エルシアから偽爽騎士と呼ばれている。エルシアに祝勝パーティーのパートナーを申し込んだが、ことごとく失敗する。


ミライラ・フォセル

 クラウドの一つ下の後輩で、学院時代は魔術師コースの首席。現在、研修生として学んでいる。全属性に適正があり、将来有望。騎士コース首席だったクラウドのファン。


デュオニス・グラディア

 グラディア王国の第二王子。エルシアからカス王子と呼ばれている。周りから格好良く見えるポーズを頻出するので、とても鬱陶しい。


シグナルト・アルゲン

 アルゲン大公子。エルシアからカス大公子と呼ばれている。周りから格好良く見えるポーズをときおり混ぜる。基本、女性としか喋らない。


クラヴィス

 名のある杖の一つ、『鍵穴のクラヴィス』。人型は銀髪に赤銅色の瞳を持つ青年。固有能力は世界に穴を開けること、穴と穴を繋ぐこと。


テンペスタス

 名のある剣の一つ、『暴嵐のテンペスタス』。灰色の犬、もしくは銀色の大きな狼の姿で顕現する。固有能力は雷雲を呼び嵐を起こすこと。


ディルス・リーブル

 王宮魔術師団の筆頭魔術師で、エルシアの実父。みんなから慕われる『運命の恋』の主人公。エルシアにとってはただのクズ。前編でエルシアにボコられ療養中。


ミレニア・ルベル・リーブル

 エルシアの実母で故人。『運命の恋』の悲運な女主人公。エルシアにとっては優しい母で、クズ父にとっては唯一の最愛の女性。


エルシアの保護者

 北部辺境騎士団の隊長格で、エルシアの後ろ盾。剣術大会出場のため王都へやってくる。騎士の特級部門でヴェルフェルム団長を瞬殺、あっさり優勝した。
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