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5 出張旅行編
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旅行先が決まれば、後は完璧な旅行計画を立てるべく奔走するだけ。
俺は師団内警備についての打ち合わせ、と称して、エルヴェスにレストス旅行についての意見を聞く予定だった。
参考にするかどうかはともかくとして、聞くだけ聞こうと思って、エルヴェスを探す。
エルヴェスは執務室の留守番担当副官の癖に、師団内のあちこちに出没するので、捕まえるのも一苦労なんだが。今日は珍しく、執務室でおとなしくしていた。
「ダーカーラー、黒竜録の武道大会編をねー、イカレヒーラーに貸したらエンドレスに働かせられるでしょー」
違った。おとなしくはしてなかった。
「ソーいうわけで、よろしく補佐一号!」
イカレヒーラーだと。第四塔の塔長のことか。また変なあだ名をつけてやがる。
そして、エルヴェスに付き合わされる補佐の二人もかわいそうなものだ。
俺は思わず同情した。
「ソレでー? ブアイソウ、じゃなかった師団長、レストス旅行の準備は進んでんのー?」
「おい。お前、今、俺のことを無愛想って言っただろ」
「無愛想じゃないわー ブアイソウよー」
同じだろ。しかも何度も繰り返すなよ。
ゴホンゴホンと咳払いをする。
「どこが違うんだ?」
「無愛想は悪口で、ブアイソウは愛称よ」
「どっちも悪口だよな」
聞き直した俺がバカだった。
「ヤダー、師団長! ソウよね! 他の女性に愛称で呼ばれてるなんて、ほわほわちゃんにバレたら大変よね!」
「だから、どこが愛称だよ」
そうだよ、こいつはこういうやつだよ。
確かにフィア以外のやつに愛称呼びされるなんて気持ち悪いこと、この上ないが、ブアイソウを愛称だと誤解する人間はこの世にはいないはずだ。
「マー、ソレはソレとしてー」
「おい」
「で、アタシに用があるんでしょー?」
ハァ。
俺は気持ちを落ち着かせるため、息を静かに吐いた。
「フィアとの初旅行。レストスに決まったんだが」
「レストス、いいじゃないのー シュタムホテルが全力で応援するわ!」
「最後まで聞けよ」
「聞かなくても分かるわよー アタシを誰だと思ってるのよ!」
そうだ。以前、デートの鬼だとかほざいていたが、こいつはなぜか、他人の思考を先読みできるんだったよな。
ということはだ。
俺がフィアとあんなことやこんなことをしたいと思っているのは、
「ほわほわちゃんとの濃密で濃厚でラブラブイチャイチャなエッチ満載旅行を妄想してるんでしょ!」
「……………………それはお前の願望だろ」
筒抜けのようだ。
「アラ、違うの? ずいぶん、間があったけど」
どうでもいい部分だけ、鋭いし。
「マー、いいわ。シュタムグループあげて、師団長とほわほわちゃんの旅行を応援するから!」
もっと絡んでくると思いきや、妙にあっさり引き下がった。これは何かある。
「お前、何か企んでいるだろ」
「シュタム百貨店で買った物は、レストスのシュタムホテルに直送するわよー」
「…………初日に使う物以外は運んでくれ」
今、話をそらしたよな。
俺は返事をしつつも、エルヴェスをじっと眺めた。
目が合うと、エルヴェスはウヘヘと笑う。話はそらしても、目をそらすことはしない。
「ほらほら、シュタムグループって便利でしょー」
「そうだがな。何を企んでるんだ?」
「ソレに、シュタムホテル滞在中はホテルの従業員が安全を保証するから、護衛班は昼間だけでいいわよー」
「護衛代金として、サービス料金でも上乗せするつもりか?」
またもや、話をそらされる。絶対に何かある。
「マサカー。ソンナの基本料に含まれるに決まってんじゃないー」
「なら、どういう魂胆だ?」
「アタシたちは別に、ほわほわちゃんのイチャイチャ姿を存分に楽しめればイイのよー」
筋金入りの変態なので、それも動機の一つだろうが、まだ裏がありそうだ。
レクスのやつもそうだ。
フィアを囮にする以外にも、何か魂胆があるように感じる。
俺の思考をエルヴェスのけたたましい声が突き破った。
「師団長だって、ほわほわちゃんとのイチャイチャ旅行、楽しみなんでしょー?」
「それはそうだが。お前の下心がそれだけだってのが気になるんだよ」
エルヴェス相手に駆け引きしても疲れるだけなので、正直なところを話すと、あっさり答えが帰ってくる。
「黒竜録の新編を作るだけよー」
て、また作るのか? 何作目だよ。
て、記録班も同行するってことだよな?
フィアの護衛役が増えるのは良いことだが。記録班から文句が出ないだろうか。
俺がフィアを捕獲してから今に至るまで、上位竜種の貴重な映像記録撮影という名目で、エルヴェスは記録班を動かしまくっている。
そろそろ、釘をさしておくべきだろうか。そんなことを思いながら、適当に相づちを打った。
「本当にそれだけだな?」
「師団長、アッタリマエでしょー」
「なら、いいんだ」
これで前置きは終わりにして、レストス観光について話を聞こうと思ったその瞬間。
エルヴェスがポロリと口を滑らせる。
「ついでに、シュタム百貨店でレストスフェアのイベントをやろうだなんて、ちーーーっとも考えてないわー」
「おい。それが本命だろ!」
「ダーカーラー、考えてないってー」
「いや、絶対、考えてるだろ!」
手をパタパタ振るエルヴェス。
こいつ、絶対に絶対に、商売のことを考えてるな!
「マー、百歩譲って。レストスフェアをやるときには、事前開催のときに貸切させてあげるわよー」
「……………………その話、乗った」
けっきょく。
俺は見事に、エルヴェスの口車に乗せられてしまった。
こいつだけは、敵に回すのは止めておこう。
俺は師団内警備についての打ち合わせ、と称して、エルヴェスにレストス旅行についての意見を聞く予定だった。
参考にするかどうかはともかくとして、聞くだけ聞こうと思って、エルヴェスを探す。
エルヴェスは執務室の留守番担当副官の癖に、師団内のあちこちに出没するので、捕まえるのも一苦労なんだが。今日は珍しく、執務室でおとなしくしていた。
「ダーカーラー、黒竜録の武道大会編をねー、イカレヒーラーに貸したらエンドレスに働かせられるでしょー」
違った。おとなしくはしてなかった。
「ソーいうわけで、よろしく補佐一号!」
イカレヒーラーだと。第四塔の塔長のことか。また変なあだ名をつけてやがる。
そして、エルヴェスに付き合わされる補佐の二人もかわいそうなものだ。
俺は思わず同情した。
「ソレでー? ブアイソウ、じゃなかった師団長、レストス旅行の準備は進んでんのー?」
「おい。お前、今、俺のことを無愛想って言っただろ」
「無愛想じゃないわー ブアイソウよー」
同じだろ。しかも何度も繰り返すなよ。
ゴホンゴホンと咳払いをする。
「どこが違うんだ?」
「無愛想は悪口で、ブアイソウは愛称よ」
「どっちも悪口だよな」
聞き直した俺がバカだった。
「ヤダー、師団長! ソウよね! 他の女性に愛称で呼ばれてるなんて、ほわほわちゃんにバレたら大変よね!」
「だから、どこが愛称だよ」
そうだよ、こいつはこういうやつだよ。
確かにフィア以外のやつに愛称呼びされるなんて気持ち悪いこと、この上ないが、ブアイソウを愛称だと誤解する人間はこの世にはいないはずだ。
「マー、ソレはソレとしてー」
「おい」
「で、アタシに用があるんでしょー?」
ハァ。
俺は気持ちを落ち着かせるため、息を静かに吐いた。
「フィアとの初旅行。レストスに決まったんだが」
「レストス、いいじゃないのー シュタムホテルが全力で応援するわ!」
「最後まで聞けよ」
「聞かなくても分かるわよー アタシを誰だと思ってるのよ!」
そうだ。以前、デートの鬼だとかほざいていたが、こいつはなぜか、他人の思考を先読みできるんだったよな。
ということはだ。
俺がフィアとあんなことやこんなことをしたいと思っているのは、
「ほわほわちゃんとの濃密で濃厚でラブラブイチャイチャなエッチ満載旅行を妄想してるんでしょ!」
「……………………それはお前の願望だろ」
筒抜けのようだ。
「アラ、違うの? ずいぶん、間があったけど」
どうでもいい部分だけ、鋭いし。
「マー、いいわ。シュタムグループあげて、師団長とほわほわちゃんの旅行を応援するから!」
もっと絡んでくると思いきや、妙にあっさり引き下がった。これは何かある。
「お前、何か企んでいるだろ」
「シュタム百貨店で買った物は、レストスのシュタムホテルに直送するわよー」
「…………初日に使う物以外は運んでくれ」
今、話をそらしたよな。
俺は返事をしつつも、エルヴェスをじっと眺めた。
目が合うと、エルヴェスはウヘヘと笑う。話はそらしても、目をそらすことはしない。
「ほらほら、シュタムグループって便利でしょー」
「そうだがな。何を企んでるんだ?」
「ソレに、シュタムホテル滞在中はホテルの従業員が安全を保証するから、護衛班は昼間だけでいいわよー」
「護衛代金として、サービス料金でも上乗せするつもりか?」
またもや、話をそらされる。絶対に何かある。
「マサカー。ソンナの基本料に含まれるに決まってんじゃないー」
「なら、どういう魂胆だ?」
「アタシたちは別に、ほわほわちゃんのイチャイチャ姿を存分に楽しめればイイのよー」
筋金入りの変態なので、それも動機の一つだろうが、まだ裏がありそうだ。
レクスのやつもそうだ。
フィアを囮にする以外にも、何か魂胆があるように感じる。
俺の思考をエルヴェスのけたたましい声が突き破った。
「師団長だって、ほわほわちゃんとのイチャイチャ旅行、楽しみなんでしょー?」
「それはそうだが。お前の下心がそれだけだってのが気になるんだよ」
エルヴェス相手に駆け引きしても疲れるだけなので、正直なところを話すと、あっさり答えが帰ってくる。
「黒竜録の新編を作るだけよー」
て、また作るのか? 何作目だよ。
て、記録班も同行するってことだよな?
フィアの護衛役が増えるのは良いことだが。記録班から文句が出ないだろうか。
俺がフィアを捕獲してから今に至るまで、上位竜種の貴重な映像記録撮影という名目で、エルヴェスは記録班を動かしまくっている。
そろそろ、釘をさしておくべきだろうか。そんなことを思いながら、適当に相づちを打った。
「本当にそれだけだな?」
「師団長、アッタリマエでしょー」
「なら、いいんだ」
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エルヴェスがポロリと口を滑らせる。
「ついでに、シュタム百貨店でレストスフェアのイベントをやろうだなんて、ちーーーっとも考えてないわー」
「おい。それが本命だろ!」
「ダーカーラー、考えてないってー」
「いや、絶対、考えてるだろ!」
手をパタパタ振るエルヴェス。
こいつ、絶対に絶対に、商売のことを考えてるな!
「マー、百歩譲って。レストスフェアをやるときには、事前開催のときに貸切させてあげるわよー」
「……………………その話、乗った」
けっきょく。
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