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3 武道大会編
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俺がカーシェイと初めて会ったのは、俺が七歳のころだった。
五歳の鑑定の儀で竜種であることが判明すると、七歳になるまでは竜種について学ぶ。
七歳になると親元を離れ騎士の養成所に入る。十で正式に騎士として師団入りするまでは、養成所が我が家となる。
俺はここでカーシェイと出会った。
「いい加減になさい」
出会いは最悪だった。
俺をチビだとか真っ黒だとかバカにしてきた嫌みなやつら。
軽く捻りつぶしていたら、どこからかやってきて俺を押さえつけたのが、カーシェイだった。
子どもの俺に対しても、丁寧な口調を崩さない、いけ好かないやつ。
それがカーシェイの第一印象だ。
そして、カーシェイは理由も何も訊かずに、俺を悪者扱い。気に入らない。
「ァア? こいつらが悪いんだろ」
そうだ。悪いのはこいつらだ。
弱いくせに目障りで耳障りなやつら。
それを排除して何が悪い。
「だとしても、暴力はいけませんよ」
「一方的にやられてろって言うのかよ。こんな、くそみたいなやつら相手に」
そう言って俺はくそみたいなやつらを睨みつける。目線に力を込めて。
「殺気もダメです。通常の人間には耐えられません」
泡を吹いて倒れるもの。鼻や口から血を吐いて崩れ落ちるもの。いろいろだ。
フン。
年下だからと思ってバカにしてくるからだ。
「いいざまだな」
「こら。少しは反省しなさい」
その後、俺はカーシェイに連れていかれ、延々と説教をされた。
くどくどとうるさかったので、半分以上聞き流した。
この時以来、俺は事あるごとにカーシェイに捕まり、カーシェイに説教された。
「なんで、君は大人しくできないんですかねぇ」
「これが俺の通常だからな」
「いくらでも、周りに合わせられるでしょう」
「好きなように生きろ、って金竜に言われたぞ」
金竜は、俺の親代わりのような上位竜種だ。辺境を監視する第七師団の師団長で、とても豪快な男だった。
俺はいろいろなことを、この金竜から学んだ。
「金竜さんも、余計なこと言ってくれますねぇ」
「だいたい、どいつもこいつも、気に入らないんだよ」
気に入らないやつの中には、もちろん、カーシェイも入っている。
だいたい、カーシェイはいちいちうるさいんだ。
金竜なら、ハハハと笑って頭をポンポンと叩くだけで終わるのに。
「集団行動は組織の基本ですよ」
「それが何だって言うんだよ」
はー、とため息をつきながら、出来の悪い弟子にでも言うような感じで話す。
「組織の一員として行動できないと、師団入りできません」
「師団入り、できない?」
その言葉に俺は愕然とする。
「ええ。いつまでもここにいるようですよ。それは嫌でしょう?」
俺は黙ったまま、こくんと頷いた。
ここを出られなければ、いつまで経っても一人前として認められない。
それは困る。それだけは嫌だ。
「集団のルールは守りなさい。そして、集団として行動できるようになりなさい」
カーシェイが諭すように言う。
「君はいずれ、集団のトップに立つんですから」
それからの俺は表向きは、模範的な訓練生となった。
もともと座学も実技も成績トップ。
これで素行も良くなったとなれば、周りの目も落ち着いたものになる。
もっとも、竜種としての力はどんどん強くなるので、ふとしたはずみに威圧や殺気が出てしまう。
周りからしてみれば、歩く危険人物といったところだろう。
俺の素行が落ち着いた後も、カーシェイはときおりやってきては、説教をする。
小うるさい近所のオジサンのようなポジションだよな。
ある日、そんな近所のオジサンに俺は将来の夢を語った。
「なぁ、カーシェイ」
「俺は、君より十歳も年上なんですけどね。さん付けしようとは思わないんですか?」
「竜種の序列は力の強さだって教わったぞ」
お前は小さくても黒竜だ。いずれ、上位竜種のトップになる。
堂々としていろ。卑屈になるな。
金竜からはそう教わった。
「まぁ、その通りですね」
「なら、呼び捨てでも構わないよな」
「まぁ、いいでしょう。で、聞きたいことはなんですか?」
「あぁ。俺にも奥さんできるかな」
ゲホッ
俺の質問にカーシェイが吹き出す。
俺は真剣に話しているのにな。もっと真剣に聞いたらどうだよ。
思わず、睨みつける。
「君、まだ子どもでしょう。伴侶の心配するには早すぎますよ」
「だって俺、奥さん、欲しいんだよ」
俺の視線を受けて、カーシェイが慌てて答える。
世間一般では七歳は子どもだけどな。
俺はそうも言ってられない。
「まったく。最近の竜種はマセてますねぇ。どういう教育してるんですかねぇ」
「俺の奥さんは俺の家族だろ。俺、家族を作りたいんだ」
竜種や魔種は神様の加護が強いせいか、子どもはできないそうだ。
だから、俺の家族になってくれるのは、俺の奥さんしかいない。
俺はぼんやりと空を眺めながら、つぶやいた。
「俺の家族、いないから」
「あぁ、君は上位竜種ですからね。でもまた会えるでしょう?」
「カーシェイは何も知らないんだな」
俺は鼻で笑った。
「知ってますよ。上位竜種は覚醒したら、すぐ親元を離れて過ごすのでしょう?」
上位竜種の幼少時は、力は強いがコントロールが不完全。親といえども、害される恐れがある。
それを防ぐための措置として、覚醒してすぐ親から離される。
だが、何事にも例外がある。
「やっぱり何も知らないんだな」
ため息をついて、俺はカーシェイに説明した。
「俺の親は、覚醒前の俺の力にも耐えられず死んだんだ。覚えてないけどな」
カーシェイが息をのむ音が聞こえた。
「ガキだった俺の面倒は金竜が見てくれたんだよ。同種として」
「そう、でしたか」
「早く一人前になって、金竜の手間を減らしてやりたいし、」
俺はカーシェイをじっと見て、言葉を続ける。
「早く奥さんを捕獲して、俺だけの家族を作りたいんだ」
ゲホッ
「捕獲するんですか?」
「何、言ってるんだよ。奥さんは捕獲するものだろ?」
「金竜さんが教え込んだんですねぇ」
「強くてかわいい奥さんがいいな」
俺は世界のどこかにいる、まだ見ぬ俺の奥さんに思いを馳せる。
が、カーシェイのやつときたら、
「成人しないといけませんから、早くてもあと八年。十代での捕獲成功者はいないので、十三年はかかりますね」
「カーシェイは夢がないな」
「もう大人ですから」
「なんだよ、それ。カーシェイは、奥さん、欲しくないのかよ?」
「伴侶の捕獲には、あまり興味ないんですよねぇ」
「カーシェイって、変なやつだな」
それに、こいつ。奥さんの捕獲なんて、できなさそうだよな。かわいそうなやつだ。
「十分、普通ですけど?」
「俺がカーシェイより先に、かわいい奥さんを捕獲しても、羨ましがるなよ」
「誰が羨ましがりますか!」
それから俺たちは二人で笑いあったんだっけ。
「やはり、他の人間と同じようには行きませんね」
真横から繰り出されたカーシェイの剣を、俺は軽く弾き飛ばした。
俺はもう、カーシェイに軽々押さえられていた俺じゃない。
この程度の斬撃で、この俺をどうにかできると思ってるのか?
舐められたものだな。
「カーシェイ、残念だよ」
俺の実力を軽く見られていたことも残念だし、それに。
カーシェイに伴侶ができたことを、竜種あげて喜んでやれない。
まったく本当に残念だ。
五歳の鑑定の儀で竜種であることが判明すると、七歳になるまでは竜種について学ぶ。
七歳になると親元を離れ騎士の養成所に入る。十で正式に騎士として師団入りするまでは、養成所が我が家となる。
俺はここでカーシェイと出会った。
「いい加減になさい」
出会いは最悪だった。
俺をチビだとか真っ黒だとかバカにしてきた嫌みなやつら。
軽く捻りつぶしていたら、どこからかやってきて俺を押さえつけたのが、カーシェイだった。
子どもの俺に対しても、丁寧な口調を崩さない、いけ好かないやつ。
それがカーシェイの第一印象だ。
そして、カーシェイは理由も何も訊かずに、俺を悪者扱い。気に入らない。
「ァア? こいつらが悪いんだろ」
そうだ。悪いのはこいつらだ。
弱いくせに目障りで耳障りなやつら。
それを排除して何が悪い。
「だとしても、暴力はいけませんよ」
「一方的にやられてろって言うのかよ。こんな、くそみたいなやつら相手に」
そう言って俺はくそみたいなやつらを睨みつける。目線に力を込めて。
「殺気もダメです。通常の人間には耐えられません」
泡を吹いて倒れるもの。鼻や口から血を吐いて崩れ落ちるもの。いろいろだ。
フン。
年下だからと思ってバカにしてくるからだ。
「いいざまだな」
「こら。少しは反省しなさい」
その後、俺はカーシェイに連れていかれ、延々と説教をされた。
くどくどとうるさかったので、半分以上聞き流した。
この時以来、俺は事あるごとにカーシェイに捕まり、カーシェイに説教された。
「なんで、君は大人しくできないんですかねぇ」
「これが俺の通常だからな」
「いくらでも、周りに合わせられるでしょう」
「好きなように生きろ、って金竜に言われたぞ」
金竜は、俺の親代わりのような上位竜種だ。辺境を監視する第七師団の師団長で、とても豪快な男だった。
俺はいろいろなことを、この金竜から学んだ。
「金竜さんも、余計なこと言ってくれますねぇ」
「だいたい、どいつもこいつも、気に入らないんだよ」
気に入らないやつの中には、もちろん、カーシェイも入っている。
だいたい、カーシェイはいちいちうるさいんだ。
金竜なら、ハハハと笑って頭をポンポンと叩くだけで終わるのに。
「集団行動は組織の基本ですよ」
「それが何だって言うんだよ」
はー、とため息をつきながら、出来の悪い弟子にでも言うような感じで話す。
「組織の一員として行動できないと、師団入りできません」
「師団入り、できない?」
その言葉に俺は愕然とする。
「ええ。いつまでもここにいるようですよ。それは嫌でしょう?」
俺は黙ったまま、こくんと頷いた。
ここを出られなければ、いつまで経っても一人前として認められない。
それは困る。それだけは嫌だ。
「集団のルールは守りなさい。そして、集団として行動できるようになりなさい」
カーシェイが諭すように言う。
「君はいずれ、集団のトップに立つんですから」
それからの俺は表向きは、模範的な訓練生となった。
もともと座学も実技も成績トップ。
これで素行も良くなったとなれば、周りの目も落ち着いたものになる。
もっとも、竜種としての力はどんどん強くなるので、ふとしたはずみに威圧や殺気が出てしまう。
周りからしてみれば、歩く危険人物といったところだろう。
俺の素行が落ち着いた後も、カーシェイはときおりやってきては、説教をする。
小うるさい近所のオジサンのようなポジションだよな。
ある日、そんな近所のオジサンに俺は将来の夢を語った。
「なぁ、カーシェイ」
「俺は、君より十歳も年上なんですけどね。さん付けしようとは思わないんですか?」
「竜種の序列は力の強さだって教わったぞ」
お前は小さくても黒竜だ。いずれ、上位竜種のトップになる。
堂々としていろ。卑屈になるな。
金竜からはそう教わった。
「まぁ、その通りですね」
「なら、呼び捨てでも構わないよな」
「まぁ、いいでしょう。で、聞きたいことはなんですか?」
「あぁ。俺にも奥さんできるかな」
ゲホッ
俺の質問にカーシェイが吹き出す。
俺は真剣に話しているのにな。もっと真剣に聞いたらどうだよ。
思わず、睨みつける。
「君、まだ子どもでしょう。伴侶の心配するには早すぎますよ」
「だって俺、奥さん、欲しいんだよ」
俺の視線を受けて、カーシェイが慌てて答える。
世間一般では七歳は子どもだけどな。
俺はそうも言ってられない。
「まったく。最近の竜種はマセてますねぇ。どういう教育してるんですかねぇ」
「俺の奥さんは俺の家族だろ。俺、家族を作りたいんだ」
竜種や魔種は神様の加護が強いせいか、子どもはできないそうだ。
だから、俺の家族になってくれるのは、俺の奥さんしかいない。
俺はぼんやりと空を眺めながら、つぶやいた。
「俺の家族、いないから」
「あぁ、君は上位竜種ですからね。でもまた会えるでしょう?」
「カーシェイは何も知らないんだな」
俺は鼻で笑った。
「知ってますよ。上位竜種は覚醒したら、すぐ親元を離れて過ごすのでしょう?」
上位竜種の幼少時は、力は強いがコントロールが不完全。親といえども、害される恐れがある。
それを防ぐための措置として、覚醒してすぐ親から離される。
だが、何事にも例外がある。
「やっぱり何も知らないんだな」
ため息をついて、俺はカーシェイに説明した。
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「早く一人前になって、金竜の手間を減らしてやりたいし、」
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「何、言ってるんだよ。奥さんは捕獲するものだろ?」
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それに、こいつ。奥さんの捕獲なんて、できなさそうだよな。かわいそうなやつだ。
「十分、普通ですけど?」
「俺がカーシェイより先に、かわいい奥さんを捕獲しても、羨ましがるなよ」
「誰が羨ましがりますか!」
それから俺たちは二人で笑いあったんだっけ。
「やはり、他の人間と同じようには行きませんね」
真横から繰り出されたカーシェイの剣を、俺は軽く弾き飛ばした。
俺はもう、カーシェイに軽々押さえられていた俺じゃない。
この程度の斬撃で、この俺をどうにかできると思ってるのか?
舐められたものだな。
「カーシェイ、残念だよ」
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