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2 新人研修編
5-8 副官という仕事
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ハァァァァァ
「ため息つくと、シアワセ、逃げるわよー」
余計なお世話ですよ、エルヴェスさん。
「ソウでなくても、ショボクレタ顔してるんだから」
悪口挟まないでもらえます?
ところで、なんで、エルヴェスさんとその補佐さんが俺の仕事場にまで押しかけてきてるんですかね。
しかも、俺の目の前で優雅にお茶してますよ。
ハァァァァァ
もう今の俺、ため息しか出ないんです。
異動ですよ、異動。
どこに異動になるんですかね。
のんびりしたところだといいんですけど、無難に第二師団あたりですかね。
もともと俺が総師団長付きの副官、やってたことが、なんかの間違いだったんですよね。
あの第四師団の警邏班の人。
ちょっとクールな感じで、いつも挨拶してくれて、しっかりした人だなーって思ってたんですよね。
それに物腰も丁寧っていうか、大人しめの感じで、優しそうで、おまけにちょっとかわいくて。
だから、ついでなので他の部署への連絡もしましょうか、なんて言われたときに、思わずお願いしちゃったんです。
まさか、こんな大事な連絡を『伝達音』だけで済ませちゃう人だったとは。
「連絡ついたか、確認しなかったアンタの責任でしょー」
「エルヴェスさん。俺が、何考えているのか、分かるんですか?!」
何ですか、それ? 何の魔法?
「アタシはデキる女だからねー ナンでも、お見通しなのよー ウヘ」
す、凄い!!!
「エルヴェスさん! 凄いです!」
「ウヘヘヘヘ」
誉めたとたんに、悦に入って変な笑い声をあげてるんで、凄さ半減ですよ。
「エルヴェス副官、カーネリウスさんの始末書を、さっき見てたっす」
はい?! 俺の書いた始末書?!
エルヴェスさんの補佐一号さんが、親切にも、とんでもない情報を教えてくれました。
「なんで、そんなものをエルヴェスさんが持ってるんですか?!」
「ナンでだか、アンタ、本気でワッカンナイノ?」
はて?
心当たりありませんね、まったく。
首を傾げてみても、頭をコンコンと叩いてみても、なーーーんにも出てきません。
「分からないみたいっすね」
「分からないみたいですよ」
あぁ、哀れむような目で見ないでもらえます?
補佐一号さんだけでなく、二号さんまで、かわいそうな物を見るような目で、俺を見てきます。
「アンタをウチで引き取ることになったからに、決まってんでしょー 情報収集、しないでドウすんのよー」
はい?
心当たりありませんけど?!
俺、第六師団送りにされるほど、どうしようもないこと、やってませんよね?!
「大丈夫なのかしら、コレ」
「鍛えるっすよ、これ」
「扱きましょうね、これ」
はいいい?!
補佐さんたちの目がマジってて怖いんですけど!
「俺の異動って、冗談抜きで第六師団なんですか?」
念のため尋ねてみました。
第六師団といえば、問題ばかり起こして手に余る厄介者の最終処分場。
戦力としては優秀だけど、問題ばかり起こして面倒なので、まとめて管理しよう。
そう考えた偉い人が作った師団だそうです。
その人、どんだけイカレてるんですかね。
で、俺、本当に、そんな処分場に送られるんですか?
「バカなのかしら、コレ」
「バカっすよ、これ」
「バカですね、これ」
あぁ、残念な物を見るような目で見ないでもらえます?
なんか、身体の力が抜けてきました。
確かに連絡ミスは、最終的には俺の責任です。
第一塔長さんもかなり怒らせちゃいましたし、特級補佐官さんたちや第二師団にも迷惑かけました。
でも、
「でも、ちょっと連絡のイキチガイがあっただけー って思ってる時点で、アンタ、ダメなのよー」
「エルヴェスさん。俺が、何考えているのか、やっぱり分かるんですね?!」
何ですか、これ? やっぱり何かの魔法?
「アタシはデキる女だから、ナンでも、お見通しって言ったわよー、さっき!」
はい。言われました、さっき。
「アンタ、それでよく、総師団長付きの副官やってられたわねー うちだとバカすぎてムリねー」
「はい」
最終処分場の副官さんからダメ出しくらいました。もう終わりですね、俺。後は首ですかね、首。
「というわけで!」
「はい」
「三月から異動よ! 一ヶ月でショボクレ顔を叩きのめすわよ、一号二号!」
「「了解!」」
「はいいい?」
次の瞬間、
「総師団長への連絡と了承は得られたっす。カーネリウスさんの相方だった副官さんからの了承も問題ないっす」
「人事班長への通達が終わりました。師団長とカーシェイ副官へも連絡済みです」
補佐さんたちから、次々と報告があがります。
「ははははははは早くないですか?!」
なんですか、これ。
「いつも、こんなもんすよ」
「いつも、こんなものですけど」
第六師団の副官の補佐さんたち、優秀すぎるんですけど!
問題ばかり起こすけど優秀って、こういうことなんですか?!
終わった。俺、終わった。
こういう人たちといっしょに生きてく自信がない。研修だって無事に終わる気がしない。
そんな俺の耳元で補佐さんたちが囁きました。右から一号さん、左から二号さん。悪魔の囁きです。
「頑張れば、黒竜録、全編見放題っすよ」
「黒竜録の新作なんてどうですか? 氷雪祭編、感動物ですよ」
「頑張ります! 俺、頑張ります!」
「あぁ、カーネリウス。話は聞いたぞ。エルヴェスのところで研修を兼ねて修行だってな」
「はい、さっそく明日から!ってことになりました」
総師団長が、なんだか、死に逝く者を見るような目で俺を見ているんですが。
「エルヴェスたちに扱かれすぎて、死なないようにな。いいか、自分の身体は大切にするんだぞ」
「はい? 大切にしてますよ?」
総師団長が、なんだか、今生の別れのような言葉を口にしているんですが。
「ああ見えて、エルヴェスの補佐、三超だからな」
「サンチョー?」
俺は頭をひねりました。
そして聞きました。
三超とは。
超級技能を三つ有する超人級の人間のこと。とくに師団では、超級隠密、超級騎士、そして超級精霊術士の三つを有する者のことを指す。
終わった。俺、完全に終わった。
「ため息つくと、シアワセ、逃げるわよー」
余計なお世話ですよ、エルヴェスさん。
「ソウでなくても、ショボクレタ顔してるんだから」
悪口挟まないでもらえます?
ところで、なんで、エルヴェスさんとその補佐さんが俺の仕事場にまで押しかけてきてるんですかね。
しかも、俺の目の前で優雅にお茶してますよ。
ハァァァァァ
もう今の俺、ため息しか出ないんです。
異動ですよ、異動。
どこに異動になるんですかね。
のんびりしたところだといいんですけど、無難に第二師団あたりですかね。
もともと俺が総師団長付きの副官、やってたことが、なんかの間違いだったんですよね。
あの第四師団の警邏班の人。
ちょっとクールな感じで、いつも挨拶してくれて、しっかりした人だなーって思ってたんですよね。
それに物腰も丁寧っていうか、大人しめの感じで、優しそうで、おまけにちょっとかわいくて。
だから、ついでなので他の部署への連絡もしましょうか、なんて言われたときに、思わずお願いしちゃったんです。
まさか、こんな大事な連絡を『伝達音』だけで済ませちゃう人だったとは。
「連絡ついたか、確認しなかったアンタの責任でしょー」
「エルヴェスさん。俺が、何考えているのか、分かるんですか?!」
何ですか、それ? 何の魔法?
「アタシはデキる女だからねー ナンでも、お見通しなのよー ウヘ」
す、凄い!!!
「エルヴェスさん! 凄いです!」
「ウヘヘヘヘ」
誉めたとたんに、悦に入って変な笑い声をあげてるんで、凄さ半減ですよ。
「エルヴェス副官、カーネリウスさんの始末書を、さっき見てたっす」
はい?! 俺の書いた始末書?!
エルヴェスさんの補佐一号さんが、親切にも、とんでもない情報を教えてくれました。
「なんで、そんなものをエルヴェスさんが持ってるんですか?!」
「ナンでだか、アンタ、本気でワッカンナイノ?」
はて?
心当たりありませんね、まったく。
首を傾げてみても、頭をコンコンと叩いてみても、なーーーんにも出てきません。
「分からないみたいっすね」
「分からないみたいですよ」
あぁ、哀れむような目で見ないでもらえます?
補佐一号さんだけでなく、二号さんまで、かわいそうな物を見るような目で、俺を見てきます。
「アンタをウチで引き取ることになったからに、決まってんでしょー 情報収集、しないでドウすんのよー」
はい?
心当たりありませんけど?!
俺、第六師団送りにされるほど、どうしようもないこと、やってませんよね?!
「大丈夫なのかしら、コレ」
「鍛えるっすよ、これ」
「扱きましょうね、これ」
はいいい?!
補佐さんたちの目がマジってて怖いんですけど!
「俺の異動って、冗談抜きで第六師団なんですか?」
念のため尋ねてみました。
第六師団といえば、問題ばかり起こして手に余る厄介者の最終処分場。
戦力としては優秀だけど、問題ばかり起こして面倒なので、まとめて管理しよう。
そう考えた偉い人が作った師団だそうです。
その人、どんだけイカレてるんですかね。
で、俺、本当に、そんな処分場に送られるんですか?
「バカなのかしら、コレ」
「バカっすよ、これ」
「バカですね、これ」
あぁ、残念な物を見るような目で見ないでもらえます?
なんか、身体の力が抜けてきました。
確かに連絡ミスは、最終的には俺の責任です。
第一塔長さんもかなり怒らせちゃいましたし、特級補佐官さんたちや第二師団にも迷惑かけました。
でも、
「でも、ちょっと連絡のイキチガイがあっただけー って思ってる時点で、アンタ、ダメなのよー」
「エルヴェスさん。俺が、何考えているのか、やっぱり分かるんですね?!」
何ですか、これ? やっぱり何かの魔法?
「アタシはデキる女だから、ナンでも、お見通しって言ったわよー、さっき!」
はい。言われました、さっき。
「アンタ、それでよく、総師団長付きの副官やってられたわねー うちだとバカすぎてムリねー」
「はい」
最終処分場の副官さんからダメ出しくらいました。もう終わりですね、俺。後は首ですかね、首。
「というわけで!」
「はい」
「三月から異動よ! 一ヶ月でショボクレ顔を叩きのめすわよ、一号二号!」
「「了解!」」
「はいいい?」
次の瞬間、
「総師団長への連絡と了承は得られたっす。カーネリウスさんの相方だった副官さんからの了承も問題ないっす」
「人事班長への通達が終わりました。師団長とカーシェイ副官へも連絡済みです」
補佐さんたちから、次々と報告があがります。
「ははははははは早くないですか?!」
なんですか、これ。
「いつも、こんなもんすよ」
「いつも、こんなものですけど」
第六師団の副官の補佐さんたち、優秀すぎるんですけど!
問題ばかり起こすけど優秀って、こういうことなんですか?!
終わった。俺、終わった。
こういう人たちといっしょに生きてく自信がない。研修だって無事に終わる気がしない。
そんな俺の耳元で補佐さんたちが囁きました。右から一号さん、左から二号さん。悪魔の囁きです。
「頑張れば、黒竜録、全編見放題っすよ」
「黒竜録の新作なんてどうですか? 氷雪祭編、感動物ですよ」
「頑張ります! 俺、頑張ります!」
「あぁ、カーネリウス。話は聞いたぞ。エルヴェスのところで研修を兼ねて修行だってな」
「はい、さっそく明日から!ってことになりました」
総師団長が、なんだか、死に逝く者を見るような目で俺を見ているんですが。
「エルヴェスたちに扱かれすぎて、死なないようにな。いいか、自分の身体は大切にするんだぞ」
「はい? 大切にしてますよ?」
総師団長が、なんだか、今生の別れのような言葉を口にしているんですが。
「ああ見えて、エルヴェスの補佐、三超だからな」
「サンチョー?」
俺は頭をひねりました。
そして聞きました。
三超とは。
超級技能を三つ有する超人級の人間のこと。とくに師団では、超級隠密、超級騎士、そして超級精霊術士の三つを有する者のことを指す。
終わった。俺、完全に終わった。
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