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2 新人研修編
4-0 第六師団長の悶々たる日々
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俺、ラウゼルト・ドラグニールは新年初日から、命の危機に瀕していた。
「夫といっしょに迎える新年が嬉しい」
俺のフィアがかわいすぎて、動悸がヤバい。心臓がヤバい。
最初の頃こそ、熊扱いされていた俺が、夫扱いされるこの幸せ!
だがしかし、熊という生き物が、夫という生き物にジョブチェンジしただけなので、まだまだ油断はできない。
「ひとりぼっちではない新年て、いいね、ラウ。幸せだね」
ヤバい。もうダメだ。俺のフィアがかわいすぎて息が止まる。止まった。
俺は上位竜種だ。
しかも、デカくて厳つくて威圧感が半端ないので、伴侶の捕獲も苦労する。
そう覚悟していた。
周りの竜種も全員もれなく、そう思ってた。
その俺が!
蓋を開けてみれば、伴侶捕獲の最年少記録を更新という快挙を成し遂げた。
今では独身竜種の羨望を一身に集めている。
しかも、俺の奥さん、ものすごくかわいい。
紅い六枚の翼を生やして大鎌持っている姿なんて、この世の終わりのようにかわいい。
あのとき、フィアがかわいすぎて、何人か失神してたよな。
それに全身に突き刺さるような、フィアの魔力が気持ち良くて堪らない。ビリビリくる。心臓が痛くなるほど。
あのとき俺と同じように、胸を押さえているやつ、何人かいたよな。
俺の伴侶だと知っている俺の部下たちでさえ、こんななんだ。
危なくて、どこにも出せないし、誰にも見せられない。
と、息が復活した俺の耳にただならぬ単語が飛び込んできた。
「まさか就職したいとか言わないよね?」
最近、フィアは姿見を使って、赤種のチビと会話する技を編み出した。
外出を一切禁止にしているので、飽きてしまうのだろう。
赤種のチビは生意気でムカつくが、さすがにダメとは言えない。
「もともとね、私には『独立計画』ってものがあったんだよね」
またもや、ただならぬ単語が飛び込んでくる。
フィアの『独立計画』の話は以前から知っていた。もともとはそれに合わせて、俺も計画を立てていたから。
独立して、グランフレイムから出て、住むところが無く行き場を失ったフィアを、俺の家に連れ込む。
それが俺の最初の計画だった。
しかし、フィアが赤種として覚醒した際、うまーく夫の座につけたので、その計画はなくなった。
そして、俺がいる今、フィアには就職も独立計画も不要だ。
楽しそうに『独立計画』を語るフィアを見ていると、なんだか、切なくなる。
まさか、夫の俺を捨てて『独立計画』をやり直すつもりじゃないよな?
「ふーん。ほぼ実現してるじゃないか」
そこへ、赤種のチビがつぶやいた。
「官職に就いて、官舎で寮暮らしをしながら、コツコツ貯金していた、そんな優しい夫と結婚して、穏やかな人生を送ってる」
チビのくせに、良い発言だ!
「私が実現してるのは結婚の部分だけだよね。結婚以外はぜんぶラウだよね」
「俺の功績はぜんぶ、フィアのものだ」
だからもう、『独立計画』は必要ないよな、フィア。
「ほら、実現したな」
「就職したいの! 暇すぎるの!」
俺は呻いた。
そうだった。忘れていた。
フィアは勉強に訓練にとせっせと励んで、自分を高めるタイプだったな。
暇すぎるのは性に合わないんだろう。
「君、暇すぎるのはダメなタイプだったよね。そういうときこそ、夫に構ってもらえよ」
チビのくせに、またもや良い発言だ!
「そうだよ、フィア。俺が全力で相手するから」
今だって、昼間、仕事でフィアの相手ができない分、夜は全力で構い倒している。
ヤダヤダ言う姿もかわいくて、ついつい止まらなくなるのは仕方がない。
フィアがかわいすぎるせいであって、俺は悪くない。
しかし、今回ばかりはフィアも諦めない。
「フィア、外は危険だ。だから外出も就職もダメだ」
こんなにかわいいフィアを外になんて出したら、どんな危険が待ちかまえているか、分からない。
それに、普通、竜種は伴侶を外に出さない。
伴侶の本契約が終わっていても、新婚の間は逃げられる可能性がある。
捕獲した伴侶に逃げられないようにするために、一度、家に連れ込んだら、まず新婚期間は外出禁止だ。
そもそも、竜種にとって伴侶は生命線。
伴侶を得ることで、竜種の力は安定するし、より強くなる。
そして、伴侶を失った竜種は正気を保てなくなり、いずれ死を迎える。
害される恐れもあるので、伴侶捕獲成功者たちは、皆、新婚期間後も慎重な姿勢を見せている。
金竜はたまに外出させているようだが、必ず金竜が同伴するし。銀竜は未だに閉じ込めたまま。
就職なんてもってのほかだ。
「外出は許可してやれよ、なんなら、黒竜が連れてけよ。それなら問題ないだろ」
本当はダメなんだが、フィアがキラキラした目で俺を見る。
「ああ、そうだな。フィア、明日さっそくデートしよう。二人っきりでイチャイチャできそうな場所は探してあるから」
俺の言葉にパッと表情が明るくなるフィア。
俺とのイチャイチャデートをこんなに喜んでくれるなんて、嬉しすぎる。
「デートでもイチャイチャかよ」
フィアにべったりくっついている俺を、チビが冷たい目でジロジロ見るが、そんなの当然だろ。
「デートなんだから当然だろ」
ハッ
チビ、おまえ今、鼻で笑っただろ!
「デートもしたいけど! 就職もしたいんだって!」
就職なんて言語道断。
伴侶がどうのという問題だけじゃない。
フィアの『独立計画』が頭をよぎる。
絶対にダメだ。
「俺がフィアを養うから、フィアが働く必要はない。フィアは家で俺を待っていてくれ」
「夫といっしょに迎える新年が嬉しい」
俺のフィアがかわいすぎて、動悸がヤバい。心臓がヤバい。
最初の頃こそ、熊扱いされていた俺が、夫扱いされるこの幸せ!
だがしかし、熊という生き物が、夫という生き物にジョブチェンジしただけなので、まだまだ油断はできない。
「ひとりぼっちではない新年て、いいね、ラウ。幸せだね」
ヤバい。もうダメだ。俺のフィアがかわいすぎて息が止まる。止まった。
俺は上位竜種だ。
しかも、デカくて厳つくて威圧感が半端ないので、伴侶の捕獲も苦労する。
そう覚悟していた。
周りの竜種も全員もれなく、そう思ってた。
その俺が!
蓋を開けてみれば、伴侶捕獲の最年少記録を更新という快挙を成し遂げた。
今では独身竜種の羨望を一身に集めている。
しかも、俺の奥さん、ものすごくかわいい。
紅い六枚の翼を生やして大鎌持っている姿なんて、この世の終わりのようにかわいい。
あのとき、フィアがかわいすぎて、何人か失神してたよな。
それに全身に突き刺さるような、フィアの魔力が気持ち良くて堪らない。ビリビリくる。心臓が痛くなるほど。
あのとき俺と同じように、胸を押さえているやつ、何人かいたよな。
俺の伴侶だと知っている俺の部下たちでさえ、こんななんだ。
危なくて、どこにも出せないし、誰にも見せられない。
と、息が復活した俺の耳にただならぬ単語が飛び込んできた。
「まさか就職したいとか言わないよね?」
最近、フィアは姿見を使って、赤種のチビと会話する技を編み出した。
外出を一切禁止にしているので、飽きてしまうのだろう。
赤種のチビは生意気でムカつくが、さすがにダメとは言えない。
「もともとね、私には『独立計画』ってものがあったんだよね」
またもや、ただならぬ単語が飛び込んでくる。
フィアの『独立計画』の話は以前から知っていた。もともとはそれに合わせて、俺も計画を立てていたから。
独立して、グランフレイムから出て、住むところが無く行き場を失ったフィアを、俺の家に連れ込む。
それが俺の最初の計画だった。
しかし、フィアが赤種として覚醒した際、うまーく夫の座につけたので、その計画はなくなった。
そして、俺がいる今、フィアには就職も独立計画も不要だ。
楽しそうに『独立計画』を語るフィアを見ていると、なんだか、切なくなる。
まさか、夫の俺を捨てて『独立計画』をやり直すつもりじゃないよな?
「ふーん。ほぼ実現してるじゃないか」
そこへ、赤種のチビがつぶやいた。
「官職に就いて、官舎で寮暮らしをしながら、コツコツ貯金していた、そんな優しい夫と結婚して、穏やかな人生を送ってる」
チビのくせに、良い発言だ!
「私が実現してるのは結婚の部分だけだよね。結婚以外はぜんぶラウだよね」
「俺の功績はぜんぶ、フィアのものだ」
だからもう、『独立計画』は必要ないよな、フィア。
「ほら、実現したな」
「就職したいの! 暇すぎるの!」
俺は呻いた。
そうだった。忘れていた。
フィアは勉強に訓練にとせっせと励んで、自分を高めるタイプだったな。
暇すぎるのは性に合わないんだろう。
「君、暇すぎるのはダメなタイプだったよね。そういうときこそ、夫に構ってもらえよ」
チビのくせに、またもや良い発言だ!
「そうだよ、フィア。俺が全力で相手するから」
今だって、昼間、仕事でフィアの相手ができない分、夜は全力で構い倒している。
ヤダヤダ言う姿もかわいくて、ついつい止まらなくなるのは仕方がない。
フィアがかわいすぎるせいであって、俺は悪くない。
しかし、今回ばかりはフィアも諦めない。
「フィア、外は危険だ。だから外出も就職もダメだ」
こんなにかわいいフィアを外になんて出したら、どんな危険が待ちかまえているか、分からない。
それに、普通、竜種は伴侶を外に出さない。
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そもそも、竜種にとって伴侶は生命線。
伴侶を得ることで、竜種の力は安定するし、より強くなる。
そして、伴侶を失った竜種は正気を保てなくなり、いずれ死を迎える。
害される恐れもあるので、伴侶捕獲成功者たちは、皆、新婚期間後も慎重な姿勢を見せている。
金竜はたまに外出させているようだが、必ず金竜が同伴するし。銀竜は未だに閉じ込めたまま。
就職なんてもってのほかだ。
「外出は許可してやれよ、なんなら、黒竜が連れてけよ。それなら問題ないだろ」
本当はダメなんだが、フィアがキラキラした目で俺を見る。
「ああ、そうだな。フィア、明日さっそくデートしよう。二人っきりでイチャイチャできそうな場所は探してあるから」
俺の言葉にパッと表情が明るくなるフィア。
俺とのイチャイチャデートをこんなに喜んでくれるなんて、嬉しすぎる。
「デートでもイチャイチャかよ」
フィアにべったりくっついている俺を、チビが冷たい目でジロジロ見るが、そんなの当然だろ。
「デートなんだから当然だろ」
ハッ
チビ、おまえ今、鼻で笑っただろ!
「デートもしたいけど! 就職もしたいんだって!」
就職なんて言語道断。
伴侶がどうのという問題だけじゃない。
フィアの『独立計画』が頭をよぎる。
絶対にダメだ。
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