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2 新人研修編
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翌日はラウの宣言通り、デートに出かけた。
昨日の今日で、どうやってお店だとか場所だとか予約したんだか。しかも新年早々。夫の行動力がヤバい。
そういえば、探してあるとは言ってたな。
いつから探してあったのかは怖いので、尋ねる勇気がない。
二人っきりでと言っていた割に、最後に立ち寄った自然公園は大勢の人で賑わっていた。
王都の中心部にあるにも関わらず、緑豊か。人の手も入って自然に近い形で整備されている。
恋人連れより、小さい子連れの家族、年配の夫婦、友達同士、仕事仲間といったグループが多い。
いろいろな世代に人気があるところだと、ラウが教えてくれた。
もちろん、私は来たことがない。初めての場所。
新年のこの時期に咲く、火花草という植物が群生している広場にやってきた。ここも大勢の人で賑わっている。
火花が散るような形の赤い花びらが、なんともかわいらしい。
そんな中を並んで歩いていたら、ふと、ラウが立ち止まった。
「フィアが官職に就いて、住む家と収入を得たら、俺はどうなる?」
「え? どうにもならないよね?」
こんな人目の多いところで、何を言い出すんだろう。
「フィアが官職に就いて、住む家と収入を得たら、俺に頼らなくても生活できるようになるだろ」
「ええ? 家や収入の有無と、頼る頼らないは別だよね?」
そもそも夫婦だから、家はいっしょだし。
「そうなったら、俺はフィアに捨てられる」
「えええ?」
ヤバい。ラウの思考が明後日の方向に飛んだ。
「俺はフィアに捨てられたくないんだ」
私が思ってた以上に、ラウは後ろ向きだった。
「最期は、フィアといっしょに死んで、フィアといっしょの墓に入りたいんだ」
そして、重い。
「だから、フィア、俺を捨てないでくれ!」
そう叫んで、ギューッと抱きしめてくるラウ。
いやいや、捨てるとか捨てないとか。
こんな人目のあるところで、誤解を招くようなことは叫ばないで!
絶対に変な目で見られるから!
「ラウを捨てたりしないから! ずっとずっと、いっしょだから!」
慌てて返事をしたときには、後の祭り。
周りから、「兄ちゃん良かったな」とか「幸せになれよ」とか「サイコー!」とか声援が飛んできた。たくさん。拍手もたくさん。
そして、私を抱きしめたまま、さらにさらに上機嫌となっているラウ。
「フィア、大好きだ、愛している、ずっとずっと、いっしょにいよう!」
「………………………………。」
うん、してやられた。これは公開求婚第二弾だ。間違いない。
まさかとは思うけど、どこかに記録係がいて、映像記録、しているんじゃないだろうな。
以前、ラウの前で、私の理想の結婚を語ったことがあった。
告白されて、お付き合いして、求婚されて、承諾して、結婚式あげて、結婚。
それが理想だった。
恋愛結婚、夢だった。
気がついたら、求婚、承諾、結婚は済んだ後。夢は呆気なく崩れ去った。
人生の一大イベントが気づかないうちに終わっていて、悲しくもなった。
ラウは私の理想を覚えていたに違いない。
今回はお付き合い(=デート)、求婚(二回目)、承諾(二回目)の部分だ。
ちなみに、告白は毎晩されている。
済んでないのは結婚式のみになった。
私の理想をできる限り叶えようと、努力してくれているのは、正直、嬉しい。
嬉しいと同時に、ラウから切羽詰まったような焦りを感じる。
何を焦っているのかは分からない。
「というわけで、夫がヤバい」
「ヤバいのは、最初からだろ」
「いっしょに暮らすようになってから、輪をかけてヤバい」
「今まで、見て見ぬ振りしてただけだろ」
初デートの翌日、私は姿見を使って、テラと就職対策会議を行っていた。
ラウから就職の許可を得るための作戦を練る、大事な会議だ。
まずは昨日の出来事をと思って、デート報告を延々と聞かせていた。
そのせいか、テラが冷たい。
ラウは不在だった。
第六師団は明日から通常業務が始まる。
明日からの業務のため、ラウを始めとする幹部は全員集まって、事前打ち合わせをするらしく。
半日の定刻で帰るからと、しぶしぶ出かけていった。
ラウと入れ違いで、メモリアがやってきてお茶を入れてくれるのは、いつも通り。
メモリアは私の護衛兼監視役だ。
「黒竜といっしょに暮らし始めて、まだ一週間だよね」
テラがわざわざ日数を確認する。
初めて会ってから数えても、まだ三ヶ月弱なんだけど。
「僕、本当に大丈夫かって、最初に訊いたよね。そんなんで大丈夫なの? あのヤバいのが、一生、続くんだよ?」
テラは赤い目を細め、私に冷たい視線を送りながら尋ねてきた。
「それは大丈夫。大丈夫じゃなくても、逃げられる気がしないから」
「だよね」
自信を持って言う。
あの夫から逃げるのは無理だ。
「あいつは竜種だ。説得なんて簡単だろ」
話題を変えて、本題の就職の許可について、テラに意見を求めてみた。
「あいつの望みは、君といっしょにいること。誰かに邪魔されたり奪われたりしたくないだけだ」
予想通りの答えが返ってきた。
「君が外に出ても、君は黒竜のそばにいる。どこかに消えたりしない。そこをアピールすればいい」
分かってる。説得の方向性は分かっている。
でも…………
「それをやると、自分の首が絞まる未来しか想像できない」
「最初から君の首は絞まってるんだ」
そう言われても。
「君、黒竜に捕獲された時点で、いや、黒竜に目をつけられた時点で終わってるんだ。いまさらだ。諦めろ」
ラウから逃げられないことにも、ラウを選んだことにも後悔はない。
いろいろ諦めてもいる。
でも、これだけは諦められない、ってものが私にもあるんだ。
自分の力で頑張れるだけ頑張りたいとも思うし。
「どうしても就職したいなら、さらに首が絞まる未来を選べ」
テラは冷たかった。
「君と黒竜の惚気とイチャイチャに付き合わされるのは、もう、ごめんだ」
テラは既婚者に、とても冷たかった。
まぁ、冷たい割に、きちんと相談に乗ってくれるので、ありがたいと思う。
お礼を伝えてから、気になっていたことを訊いてみた。
「テラ、相談に乗ってくれてありがとう。
ところでテラって、私の就職に反対なんじゃないの?」
「どっちでもいいよ」
テラは興味なさげにあっさり答える。
「僕にとって都合がいいのは、破壊の赤種が黒竜に捕獲されたままの状況だ。
破壊の赤種は執着されて動けなくて大人しい、黒竜は捕獲した伴侶に執着して大人しい」
うん、そうだった。忘れてた。
テラはこれでも赤種の一番目。創造と維持を権能とする赤種だ。
「どっちが暴れても、世界が変化するからね」
テラは激しい変化を望まない。
「世界は平穏に維持されたままがいいんだ」
昨日の今日で、どうやってお店だとか場所だとか予約したんだか。しかも新年早々。夫の行動力がヤバい。
そういえば、探してあるとは言ってたな。
いつから探してあったのかは怖いので、尋ねる勇気がない。
二人っきりでと言っていた割に、最後に立ち寄った自然公園は大勢の人で賑わっていた。
王都の中心部にあるにも関わらず、緑豊か。人の手も入って自然に近い形で整備されている。
恋人連れより、小さい子連れの家族、年配の夫婦、友達同士、仕事仲間といったグループが多い。
いろいろな世代に人気があるところだと、ラウが教えてくれた。
もちろん、私は来たことがない。初めての場所。
新年のこの時期に咲く、火花草という植物が群生している広場にやってきた。ここも大勢の人で賑わっている。
火花が散るような形の赤い花びらが、なんともかわいらしい。
そんな中を並んで歩いていたら、ふと、ラウが立ち止まった。
「フィアが官職に就いて、住む家と収入を得たら、俺はどうなる?」
「え? どうにもならないよね?」
こんな人目の多いところで、何を言い出すんだろう。
「フィアが官職に就いて、住む家と収入を得たら、俺に頼らなくても生活できるようになるだろ」
「ええ? 家や収入の有無と、頼る頼らないは別だよね?」
そもそも夫婦だから、家はいっしょだし。
「そうなったら、俺はフィアに捨てられる」
「えええ?」
ヤバい。ラウの思考が明後日の方向に飛んだ。
「俺はフィアに捨てられたくないんだ」
私が思ってた以上に、ラウは後ろ向きだった。
「最期は、フィアといっしょに死んで、フィアといっしょの墓に入りたいんだ」
そして、重い。
「だから、フィア、俺を捨てないでくれ!」
そう叫んで、ギューッと抱きしめてくるラウ。
いやいや、捨てるとか捨てないとか。
こんな人目のあるところで、誤解を招くようなことは叫ばないで!
絶対に変な目で見られるから!
「ラウを捨てたりしないから! ずっとずっと、いっしょだから!」
慌てて返事をしたときには、後の祭り。
周りから、「兄ちゃん良かったな」とか「幸せになれよ」とか「サイコー!」とか声援が飛んできた。たくさん。拍手もたくさん。
そして、私を抱きしめたまま、さらにさらに上機嫌となっているラウ。
「フィア、大好きだ、愛している、ずっとずっと、いっしょにいよう!」
「………………………………。」
うん、してやられた。これは公開求婚第二弾だ。間違いない。
まさかとは思うけど、どこかに記録係がいて、映像記録、しているんじゃないだろうな。
以前、ラウの前で、私の理想の結婚を語ったことがあった。
告白されて、お付き合いして、求婚されて、承諾して、結婚式あげて、結婚。
それが理想だった。
恋愛結婚、夢だった。
気がついたら、求婚、承諾、結婚は済んだ後。夢は呆気なく崩れ去った。
人生の一大イベントが気づかないうちに終わっていて、悲しくもなった。
ラウは私の理想を覚えていたに違いない。
今回はお付き合い(=デート)、求婚(二回目)、承諾(二回目)の部分だ。
ちなみに、告白は毎晩されている。
済んでないのは結婚式のみになった。
私の理想をできる限り叶えようと、努力してくれているのは、正直、嬉しい。
嬉しいと同時に、ラウから切羽詰まったような焦りを感じる。
何を焦っているのかは分からない。
「というわけで、夫がヤバい」
「ヤバいのは、最初からだろ」
「いっしょに暮らすようになってから、輪をかけてヤバい」
「今まで、見て見ぬ振りしてただけだろ」
初デートの翌日、私は姿見を使って、テラと就職対策会議を行っていた。
ラウから就職の許可を得るための作戦を練る、大事な会議だ。
まずは昨日の出来事をと思って、デート報告を延々と聞かせていた。
そのせいか、テラが冷たい。
ラウは不在だった。
第六師団は明日から通常業務が始まる。
明日からの業務のため、ラウを始めとする幹部は全員集まって、事前打ち合わせをするらしく。
半日の定刻で帰るからと、しぶしぶ出かけていった。
ラウと入れ違いで、メモリアがやってきてお茶を入れてくれるのは、いつも通り。
メモリアは私の護衛兼監視役だ。
「黒竜といっしょに暮らし始めて、まだ一週間だよね」
テラがわざわざ日数を確認する。
初めて会ってから数えても、まだ三ヶ月弱なんだけど。
「僕、本当に大丈夫かって、最初に訊いたよね。そんなんで大丈夫なの? あのヤバいのが、一生、続くんだよ?」
テラは赤い目を細め、私に冷たい視線を送りながら尋ねてきた。
「それは大丈夫。大丈夫じゃなくても、逃げられる気がしないから」
「だよね」
自信を持って言う。
あの夫から逃げるのは無理だ。
「あいつは竜種だ。説得なんて簡単だろ」
話題を変えて、本題の就職の許可について、テラに意見を求めてみた。
「あいつの望みは、君といっしょにいること。誰かに邪魔されたり奪われたりしたくないだけだ」
予想通りの答えが返ってきた。
「君が外に出ても、君は黒竜のそばにいる。どこかに消えたりしない。そこをアピールすればいい」
分かってる。説得の方向性は分かっている。
でも…………
「それをやると、自分の首が絞まる未来しか想像できない」
「最初から君の首は絞まってるんだ」
そう言われても。
「君、黒竜に捕獲された時点で、いや、黒竜に目をつけられた時点で終わってるんだ。いまさらだ。諦めろ」
ラウから逃げられないことにも、ラウを選んだことにも後悔はない。
いろいろ諦めてもいる。
でも、これだけは諦められない、ってものが私にもあるんだ。
自分の力で頑張れるだけ頑張りたいとも思うし。
「どうしても就職したいなら、さらに首が絞まる未来を選べ」
テラは冷たかった。
「君と黒竜の惚気とイチャイチャに付き合わされるのは、もう、ごめんだ」
テラは既婚者に、とても冷たかった。
まぁ、冷たい割に、きちんと相談に乗ってくれるので、ありがたいと思う。
お礼を伝えてから、気になっていたことを訊いてみた。
「テラ、相談に乗ってくれてありがとう。
ところでテラって、私の就職に反対なんじゃないの?」
「どっちでもいいよ」
テラは興味なさげにあっさり答える。
「僕にとって都合がいいのは、破壊の赤種が黒竜に捕獲されたままの状況だ。
破壊の赤種は執着されて動けなくて大人しい、黒竜は捕獲した伴侶に執着して大人しい」
うん、そうだった。忘れてた。
テラはこれでも赤種の一番目。創造と維持を権能とする赤種だ。
「どっちが暴れても、世界が変化するからね」
テラは激しい変化を望まない。
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