ステンカ・ラージン 【軍神マルスの娘と呼ばれた女 ５】 ―コサックを殲滅せよ！―

プロローグ

序

　スチェパン・チモフェエヴィチ・ラージン（ロシア語: Степа́н Тимофе́евич Ра́зин、1630年 - 1671年6月16日（旧暦では6日））は、１７世紀コサックのアタマン（コサックの指導者の意）で、モスクワ・ロシア南部において貴族とツァーリの官僚機構に対する大がかりな抵抗運動を指揮した。
　コサックを率いて権力に反抗するラージンに人々は熱狂し、一時は遠くペルシアにまで進攻。勇名をはせた。
　しかし、幾度の反乱は次第に鎮圧され、やがて故郷もラージンに門を閉ざし、モスクワ総主教がラージンを破門したと聞いたドン・コサックも、ラージンに叛旗を翻した。
　やがてラージンは捕らえられモスクワに連行された。拷問の後、赤の広場で生きたまま八つ裂きの刑に処され、その一族も皆殺しにされた。
　




　テウトブルクの悲劇
　テウトブルクの森の戦い（羅: Clades Variana、ドイツ語: Schlacht im Teutoburger Wald）は、紀元9年にゲルマン系ケルスキ族の族長アルミニウスに率いられたゲルマン諸部族軍とローマ帝国の間で行われた戦いである。
　この戦いにおいてゲルマン諸部族はゲルマニア総督（ライン方面総司令官）の配下のローマ軍団をほぼ全滅させた。なおドイツ語ではローマ軍総司令官の名を取ってウァルスの戦いと呼ばれる。
　2009年、戦闘2000周年を迎えたドイツでは戦場跡で記念式典が行われた。
　ゲルマンの族長「アルミニウス（ラテン語：Arminius）」は、ドイツ語読みでは　「Hermann　ヘルマン」となり、ドイツでは非常にポピュラーな男性の名前となる。






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　ウィキペディアより

「しばしばステンカ・ラージン（露: Сте́нька Ра́зин、英: Stenka Razin）とも呼ばれるが、「ステンカ/ステニカ」(Стенькаスチェーニカ)は「ステパン/スチェパン」(Степан)の縮小形の一つで愛称・卑称として用いられる。」

「日本でもいわゆるロシア民謡である『ステンカ・ラージン』と共に名高い。
アタマン、アタマーン（露: атаманアタマーン）は、コサック共同体で選出される指導者の称号。この称号は、14世紀頃に出現した。ウクライナ語では「отаман」（オタマーン）となる。


　なお、「ヘルマン」は舞台ドイツ語の影響を受けており、現代の標準ドイツ語では「ヘアマン」に発音が近い。