Millennium226 【軍神マルスの娘と呼ばれた女 6】 ― 皇帝のいない如月 ―

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第一章 三ヶ月前

03 ベーリング海からの緊急電

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ハデス「.....まぁいい」

「...はぁはぁ」

ハデス「お前も疲れているだろう?」  

ハデス「俺の勝ちは近づいている」

「...このままじゃ...負ける」

ハデス「魔王に楽に勝てると思ったか?」

「....予想以上の強さだ....」

「上位魔王軍とは比べもんになんねぇ...」

ハデス「そうだろう?」

ハデス「俺は魔王」

ハデス「お前らを倒すものである...」

「もう...拳しか」

「拳に..力を込めて.....思いっきり...」

ハデス「ま~た....拳か」

「くらえぇぇぇえ!!」

ハデス「うぎゃ...」

ドォォォォォォォォォオン!

ハデス「....はぁ」

「なんで...効いてねぇんだよ...」

ハデス「お前は弱すぎる」

ハデス「上には上がいるのだ....」

ハデス「もういい」

ハデス「....終わらせる」

ハデス「黒の稲妻」

「くっ...」

ハデス「じゃあな」

「ぐぉ」

ドォォォォォォォォォオン!

「....」

「ぁ....」

バタン

ハデス「フン...」

ハデス「弱い....まぁ」

ハデス「魔王城に...帰るとしますか...」

レイヴ「ま......てよ」

ハデス「は?」

レイヴ「ふふ...ふはははは!!」

レイヴ「俺は......生き..てる」

ハデス「黒の稲妻を受けて死なないとか...気持ちわり...」

レイヴ「...エルシーは...やられた...みたいだな」

ハデス「.... ああ...エルシーは死んだよ」

レイヴ「は?」

ハデス「俺が殺しといた」

レイヴ「..テメェ」

ハデス「どうだ?戻ってこないか?」

ハデス「チャンスを与えよう」

ハデス「今ならちょうど空いてるぜ?」

レイヴ「戻るだって?」

ハデス「そうさ...」

レイヴ「戻るわけねぇだろ...もう...ここまで来たら.....戻れねぇ」

レイヴ「とことん暴れて死ぬ...」

レイヴ「今の自分が一番輝いてる..昔の自分は捨ててきた...」

レイヴ「今だけを振り返る..」

レイヴ「やろうぜ..リベンジマッチだ!!!」

ハデス「そうか...ここまで絶体絶命の状態なのにまだ言えるのか...逆に尊敬するよ...」

ハデス「...まぁ..次は確実に殺すが」

レイヴ「..こい」

ハデス「あぁ」

この瞬間..レイヴは美しく見え

レイヴ「..ぐっっっ」

ハデス「うぉらぁぁ!!」

ハデスの拳を思いっきり喰らうレイヴ

そしてレイヴは

ドォォォォォォォォォオン!

レイヴ「...ゴフッ..」

レイヴ「ここまで...か」

レイヴ「クッソ...」

レイヴ「..死にたく..ねぇな」
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