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間話 各国の反応 1 魔国編

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シヴァ魔国
「で、どうなったのだ?ゼノ対オズワルドの対戦は。全軍で120万人、更には断罪の勇者「ゼロ」が軍の総指揮官とかいう本気マックスのゼノ軍と最弱国、目立った兵もなく、生まれたての何もできない魔王率いるオズワルド軍。やっぱり、ゼノ?」
初老の紳士は答える。
「残念ながら、魔王様、ハズレです。ゼノ軍は全軍の半分60万人をガラド平原に送りましたが、オズワルド魔王率いる五人の兵に全て葬られました。その内、40万人はオズワルド魔王自らの手で一撃で葬り去ったの事です。」
「しかし勇者がいるだろう?」
「はい、断罪の勇者様はオズワルド魔王を圧倒していましたが…」
「していたが?」
「その後、パワーアップした魔王に倒されました。」
「……は?」
「しかも、にわかに信じがたいですが、オズワルド魔王がパワーアップした時の姿があの神話の厄神、極魔に酷似するとの報告がありました。」
シヴァ魔王は静かに笑う。
「ははっ…世界を滅す魔王か…爺よ、緊急の軍会議を開く、あのバケモノのことをもっと教えてくれ」



リブラン連合魔国
「代表様は、あの魔王のことをどう思われておりますか?」
「そうだな…温厚だが手を出せば間違いなく噛まれる、猛獣のように思うな」
「なるほど、生まれたての魔王に猛獣とは…過大評価では?」
「猛獣には猛獣使いがいる。如何に温厚にあの国を手懐けるかがカギだ。決して刺激してはならない。刺激すればこの国もただじゃおかないだろう」
「流石代表様です!さっそく、連合魔国に属する王を召集し、会議を行いますか?」
「そうしようかな…オズワルド魔国よ…君にはどのくらいの価値があるんだい?」
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