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おじいさんに寝取られるくらいなら…
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「いっ…っ…ぅっ…」
「オレが…どんな気持ちで…出家したと…思ってるんだ…弥生丸…」
「兄…上…」
激情のままに貫いたものの、キツさのせいなのか、相手を思いやってなのか。
兄上と呼ばれた大男が動きを止めているようです。
この時とばかりにワルコが一生懸命にキリを両手に挟んだ状態で擦り合わせます。
「こんなことになるくらいなら…手放さなければよかった…」
その苦しげな声音での告白にワルオの心が、あぁ…と掴まれました。
一度はあきらめた恋なのだ。
きっと純愛なんだろうと事情を勝手に察しました。
ワルオの中の小さな良心が二人の愛を応援したいなと告げてきます。
ですが続けて、
「血のつながりなんて関係ない…お前はオレのものだ…」
と聞こえてきた独白に、
(えっ、兄弟!? マジで兄弟!?)
と瞬時にして俗っぽく盛り上がってしまいました。
「だいたい親父の子かどうか、オレはわからないわけだし…」
という言葉には、いや、ここは兄弟でいて欲しいなぁとワルオが心の中で応じます。
「腹違いの兄弟の可能性なんて気にせずに…身を引かなければ…くそっ」
そうです、そうです、そうなのです。
実は二人は、年上とはいえども妾の子だった兄と正室の子ではあってもオメガの弟だったのです。
「おじいさんに…寝取られるくらいなら…オレは…オレは…」
「ちがっ…」
「お前を愛してるんだっ、弥生丸!!」
無理矢理に犯された者が目を大きく見開き、その目尻から苦痛とは違う涙を流し落としました。
「お前を…愛してる…」
「兄…上…」
ようやく聞くことができた愛の言葉です。
それも身を引いてなどして欲しくなかったのに、勝手に出家された愛しい男からの言葉です。
弟の全身に悦びが湧き上がりました。
「して…ない…兄上に…噛まれてから…ほんとに…誰とも…して…ない…」
「!!」
「オレは…兄上の…もの…だから…兄上が…好き…」
「弥生丸!!」
途端にアァッ、アァッ、アァアァッと始まった嬌声に。
どれだけ激しく注挿されているのかが見えずとも手に取るように分かります。
ワルオもまたゾクリと快感が沸き立ち、ズクリと前も後ろも疼きました。
「すっげ」
傍らで、いつの間にやらしっかりと穴を貫通させて覗き見していたワルコが小声で囁きました。
しかも、あれって殿さまじゃねと言われて、ちょっ、見せてとワルオもねだります。
(すごい…)
大男の逞しい両腕に膝を抱かれて。
背後から貫かれて、アァンッ、アァンッと喘いでいる姿は城の公式アカウントで見たお顔にとても似ています。
ビンビンと乳首もたててタラタラと前を垂らして。
蕩けきっていますが、間違いないでしょう。
「やっべ、オレもちょっと…」
「えっ…」
ぐいっとあごを掴まれるや否や深く口づけられて、ワルオの瞳もまた大きく見開きました。
当たり前のように舌を挿し入れられてポスンッと畳の上に押し倒されてしまいました。
「ル、ルコ…」
隣に筒抜けだというのになにを考えているのかとワルオが焦ります。
「ちょっ…だ、だめだって」
お構いなしに弄る手があっという間に服を脱がし、パサリと床に落としました。
(ま、まさか…ここで…?)
その時、ワルオの中だけで驚きの声が沸き起こりました。
「オレが…どんな気持ちで…出家したと…思ってるんだ…弥生丸…」
「兄…上…」
激情のままに貫いたものの、キツさのせいなのか、相手を思いやってなのか。
兄上と呼ばれた大男が動きを止めているようです。
この時とばかりにワルコが一生懸命にキリを両手に挟んだ状態で擦り合わせます。
「こんなことになるくらいなら…手放さなければよかった…」
その苦しげな声音での告白にワルオの心が、あぁ…と掴まれました。
一度はあきらめた恋なのだ。
きっと純愛なんだろうと事情を勝手に察しました。
ワルオの中の小さな良心が二人の愛を応援したいなと告げてきます。
ですが続けて、
「血のつながりなんて関係ない…お前はオレのものだ…」
と聞こえてきた独白に、
(えっ、兄弟!? マジで兄弟!?)
と瞬時にして俗っぽく盛り上がってしまいました。
「だいたい親父の子かどうか、オレはわからないわけだし…」
という言葉には、いや、ここは兄弟でいて欲しいなぁとワルオが心の中で応じます。
「腹違いの兄弟の可能性なんて気にせずに…身を引かなければ…くそっ」
そうです、そうです、そうなのです。
実は二人は、年上とはいえども妾の子だった兄と正室の子ではあってもオメガの弟だったのです。
「おじいさんに…寝取られるくらいなら…オレは…オレは…」
「ちがっ…」
「お前を愛してるんだっ、弥生丸!!」
無理矢理に犯された者が目を大きく見開き、その目尻から苦痛とは違う涙を流し落としました。
「お前を…愛してる…」
「兄…上…」
ようやく聞くことができた愛の言葉です。
それも身を引いてなどして欲しくなかったのに、勝手に出家された愛しい男からの言葉です。
弟の全身に悦びが湧き上がりました。
「して…ない…兄上に…噛まれてから…ほんとに…誰とも…して…ない…」
「!!」
「オレは…兄上の…もの…だから…兄上が…好き…」
「弥生丸!!」
途端にアァッ、アァッ、アァアァッと始まった嬌声に。
どれだけ激しく注挿されているのかが見えずとも手に取るように分かります。
ワルオもまたゾクリと快感が沸き立ち、ズクリと前も後ろも疼きました。
「すっげ」
傍らで、いつの間にやらしっかりと穴を貫通させて覗き見していたワルコが小声で囁きました。
しかも、あれって殿さまじゃねと言われて、ちょっ、見せてとワルオもねだります。
(すごい…)
大男の逞しい両腕に膝を抱かれて。
背後から貫かれて、アァンッ、アァンッと喘いでいる姿は城の公式アカウントで見たお顔にとても似ています。
ビンビンと乳首もたててタラタラと前を垂らして。
蕩けきっていますが、間違いないでしょう。
「やっべ、オレもちょっと…」
「えっ…」
ぐいっとあごを掴まれるや否や深く口づけられて、ワルオの瞳もまた大きく見開きました。
当たり前のように舌を挿し入れられてポスンッと畳の上に押し倒されてしまいました。
「ル、ルコ…」
隣に筒抜けだというのになにを考えているのかとワルオが焦ります。
「ちょっ…だ、だめだって」
お構いなしに弄る手があっという間に服を脱がし、パサリと床に落としました。
(ま、まさか…ここで…?)
その時、ワルオの中だけで驚きの声が沸き起こりました。
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