【本編完結】ふざけたハンドルネームのままBLゲームの世界に転生してしまった話

ういの

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ふざけたハンドルネームのままBLゲームの世界に転生してしまった話

51 抱かれるのはいやなのに ※☆

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 (※今回からしばらく最初から最後までずっとR18です。
 ここまで読んでくださった未成年の方、もしいらっしゃいましたら読み飛ばし用のまとめを最終話の冒頭に挟みますのでしばしお待ちください…!
 ちょっとスクロールすると本文が始まります。)















「ん……っ、う……」

 クルスの舌が割り入って、俺の舌を絡め取るように執拗に追いかけ回す。
 少し薄めの唇が時々角度を変えながら、だらしなく開いた俺の口を貪っている。
 
 このまま強引に溶かされて、脳味噌までペロリと食べ尽くされてしまいそうだ。

「……っは…」

 クルスが僅かに声を漏らして唇を離すと、俺の口の端からは透明な糸……うん、早い話が唾液が、つうっと流れた。

「……はは、顔真っ赤」

 上気した顔でいたずらっぽく笑ったクルスが、俺の口についた唾液を指で拭った。


 クルス……綺麗だな。
 こんなの今まで経験ないし、俺より背も高いし、なにより男同士だけど……好きだ!
 今ちょうどいい感じに二人ともベッドにいるし…うん、抱ける! ……抱くぞ‼︎


 俺は覚悟を決めて、クルスの両肩をガシッと掴んだ。

「クルス、気付いてるかとは思うが、俺は正真正銘の童貞だ。
 不慣れかもしれないけど……精一杯頑張るし、優しくするから‼︎」

 そう言って押し倒したはずが、

「あら?」

 押し倒されていた。
 視界にはクルスの顔と、天蓋。なんで。

「あのさ、さっき『月桂樹の雫』を飲み干したの……忘れてない?
 優しくするのは、僕の役目。
 僕も初めてだし……あんまり余裕ないから、ちゃんと出来るかわからないけど」

 ああああああ!そうだった‼︎
 俺はクルスによって『オンナノコ』側にされてしまっていたんだった‼︎
 
「いやだ、抱くのはいいけど抱かれるのやだ」
「大丈夫、月桂樹の雫これを飲んだら、痛みも全部快感に変わるって、先生や両親から聞いている」
「そういう問題じゃ……って、んっ…………!」
 
 クルスに再び口を塞がれて、蕩けそうになっているうちにあっという間にズボンとパンツを脱がされた。

「んんー‼︎」
 
 叫びが全然、叫びにならねー。
 ウエストゴムのお陰で着脱楽チンな部屋着が、この時ばかりはひどく恨めしい。
 そうこうしているうちにクルスの手が俺の肛門に伸びた。って、こっ肛門様⁉︎

 俺は慌てて口を離して、クルスに向かって叫んだ。
 
「だめだ!クルス。そこはうんこの出入口なんだぞ。
 いくら風呂上がりだからってきたな……っひぁ!」

 ……言い間違えた。出入口じゃなくて出口だろと脳内でツッコミを入れてると、クルスの指がつぷり、という水音を立てて中に侵入してきた。その瞬間、触れられたところからゾクゾクとした疼きが湧き上がってきた。

「大丈夫、月桂樹の雫の効果で綺麗に浄化されているから。
 指、痛くないか……?一応香油も準備しておいたけど、これだけすんなり入れば必要なさそうだとは思うけど」

 おいおいマジかよ。月経なんとか、ご都合良すぎんだろ。
 そんでもって香油って……準備してたって……どゆこと……?

「いたく、はないっ……けど、……って、ああっ……!」
 
 痛くはないと答えた瞬間、ケツの圧迫感が更に増した……クルスが挿れる指を増やして、奥まで突っ込みやがったからだ。
 
「やめろ……っ、あ、バカっ……」
「気持ちいいところ、教えて」

 クルスの指がゆっくりと俺の中を探っていると、ある一点に触れられた瞬間に、ぴりっと電流が走るような強い刺激が走った。

「んあああああっ!」

 思わず叫んだ瞬間ハッとして口を押さえると、クルスが意地の悪い笑みを浮かべて同じところを指の腹で擦った。

「んっ、うっ…………んんんんっ!」
「ここだね? コノハのは」

 何度も触れられては離れ、の抽挿が繰り返されるうちに、下の方から掻き混ぜるような水音がし始めて、次第にその音が大きくなっていった。

 羞恥心と、息苦しさと、甘い疼きをもたらす強烈な刺激が入り混じって、頭がうまく回らない。
 足がガクガクと震え、気が付いたら

「ん……っ、ふ……ぁ……あああ……っ」

 口を押さえる手が緩み……吐精してしまっていた。
 

 
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