1 / 27
第一章
花の香りに誘われて
しおりを挟む――転校生――
「黒川 蓮花です。よろしくお願いします。」
転校生がやってきた。
教室の中がざわめく。
うるさい。
特に女子。
でも、まあ、彼女たちが、蓮花を見て騒いでしまうのも、しょうがないかもしれない。
だって、彼、黒川 蓮花、は、顔良し、ルックス良しの、イケメンなのだから。…
…しかも結構イケボ。
蓮花の席は、たまたま席が空いていた、私、緑川 紫苑の隣になった。
紫苑のことを見る、みんなの視線が、痛い。
やめて!皆、そんなに睨まないで!
「私は緑川 紫苑。よろしくね!」
[えっ...よろしくお願いします。紫苑さん」
――お弁当――
「あっ・・・・・・・・・・・・・。」
紫苑は手が滑って、お弁当箱をひっくり返してしまった。
まだ、一口しか食べていないのに…。
紫苑のおなかが、くうっと、音立ててなった。
周りでは、皆、美味しそうにお弁当を食べている。
「水でも飲んで、おなかを満たそう・・・」
紫苑は、水道に、水を飲みに行こうと、立ち上がった。
「あの…もし、よかったら、これ、食べますか?」
紫苑の隣の席から声が聞こえた。
「いいの?ありがとう蓮花君!」
助かった。
今まで、やたらと女子にもてるめんどくさいやつだと思っていたけど、結構いい人ではないか!
紫苑は、蓮花のお弁当箱、いや、重箱を見つめた。
ひと箱でも結構なサイズがあるそれが、三段積み重なっていた。
蓋を開くと、ぎっちりと綺麗に中身が詰まっていた。
「初日なので、張り切って作りすぎてしまって…。俺も、さすがにこの量は食べきれないので、紫苑さんが食べてくれると助かります。」
蓮花はそう言って、少し、恥ずかしそうにはにかんだ。
彼の白い肌が、ほんのりと薄桃色に染まる。
可愛い。
それから紫苑は、重箱を一箱完食した。
どれもこれも、おいしくて、ほっぺがとろけ落ちそうだった。
そんなにお気に召したなら、また、作ってきますよ。と、蓮花が言ってきたときには天にも昇るような気持ちになった。
「うん。蓮花君は絶対にいいお嫁さんになれるよ!」
――お弁当〈蓮花版〉――
「あっ・・・・・・・・・・・・・。」
俺の席の隣から、声が聞こえた。
振り向いたら、紫苑さんのお弁当箱が、見事にひっくり返っていた。
紫苑さんは、紫色の瞳をウルウルさせて、しばらく固まっていた。
紫苑さんの、おなかから、くうっと音が聞こえてきた。
「ぷっくっ……」
俺は、笑いそうになるのを必死でこらえた。
「水でも飲んで、おなかを満たそう…。」
それを聞いて、俺は、紫苑さんに思わず声をかけてしまった。
だって、さすがに少し、かわいそうになってしまったんだもの。
「あの…もし、よかったら、これ、食べますか?」
俺は、三段ある、重箱の一つを紫苑さんに差し出した。
「いいの?ありがとう蓮花君!」
彼女は、俺に満面の笑みを向けて、重箱の一つを受け取った。
彼女は重箱をしばらく眺めてから蓋をそっと開けた。
そして、重箱の中身を見て、目を見開いていた。
彼女は本当に自分が食べてよいのかと、遠慮がちに俺のことを見つめた。
「初日なので、張り切って作りすぎてしまって…。俺も、さすがにこの量は食べきれないので、紫苑さんが食べえくれると助かります。」
俺が、遠慮する必要はないよ、むしろ食べてくれると助かるよ、という意味を込めてそういうと、彼女は糸が切れたかのように、重箱の中身を食べ始めた。
紫苑さんは、美味しい!美味しい!と言って、俺の作った料理を一口一口を味わって食べてくれた。
特に、だし巻き卵が気に入ったようだ。
重箱一箱だけでも結構な量があるから、半分くらいは残すだろうなと思っていたが、案外みごとに米粒一つ残すことなく完食してくれた。
料理を作った側からすれば、そりゃあ、まあ、うれしいわけで。
「そんなにお気に召したなら、また、作ってきますよ。」
俺が、そう言うと、紫苑さんは、とろけるような笑顔を向けて笑った。
……この人、相当食べることが好きなんだな・・・・・。
「うん。蓮花君は絶対にいいお嫁さんになれるよ!」
「……!?」
俺は紫苑さんに色々と突っ込みたかったが、めんどくさくなったので、あえてスルーをした。
――家――
「・・・・・。」
買い物帰りに、紫苑は、見覚えのある背中を見つけた。
近づいてみると、やっぱりその見覚えのある背中は蓮花君だった。
蓮花君は、何やら小さな紙を握りしめて、きょろきょろとあたりを見回し、行ったり来たりを繰り返していた。
どうしたんだろう。
「蓮花君。」
「ううぇえええ!!……はい。なんでしょう、紫苑さん!」
「あの…さっきからずっと蓮花君、この辺から動かないからどうしたのかなって。」
「その、実は道に迷ってしまって…」
「そうだったのね!紫苑、この辺に住んでるから、蓮花君の行きたいところわかるかも。どこに行くつもりだったの?」
蓮花君は、少し、迷ってから紫苑に先程彼が握りしめていた小さな紙きれを見せてきた。
紙切れには住所が書いてあった。
ふむふむ、どうやら蓮花君は、ここへ行きたいらしい。
んんっ!?
ここは…
「ここ、紫苑の家がある、マンションと同じところだ…。」
「⁉・・・・そうなんですか!」
蓮花君は、驚いた声を上げた。
が、次の瞬間うれしそうに目を細めた。
そして…
「同じマンションだったのですね!これからどうぞよろしくお願いします。」
「? うん?」
「ちなみに紫苑さんは、何号室なのですか?」
「704号室だよ。」
「へえ。俺のは203号室だから…」
?
なんかよくわからないけれど、蓮花君が嬉しそうでよかった。
そういえば、なぜ、彼はこのマンションへ行きたいのだろうか。
紫苑は、蓮花君と家のマンションに向かいながらふとそう思った。
このマンションに友達でもいるのかな?
「蓮花君は、何でここへ行きたいの?友達と遊ぶ約束でもしたの?」
「いえ、俺は、今日からここに住むことになりまして…」
「へ?」
え?
ちょっと待って、今なんて言った?
今日からここに住む?
ああ、蓮花君は転校してきたばっかだもんね。
うん。
すごい偶然。
・・・・・今日転校してきた転校生は今日から私、紫苑と同じマンションに住むことになりました。
――朝――
「おはようございます!」
えっ、ちょっと待って。
何で家のドアをあけたら蓮花君がいるの?
「・・・おはよう。どうしたの?蓮花君。」
「あの…紫苑さんと一緒に高校に行きたいな~と、思いまして!と、友達と一緒に学校に通うの、あこがれてたんです!(∀`*ゞ)エヘヘ。」
蓮花君は顔を赤くしながら一生懸命に言葉を紡ぐ。
「そっか。」
紫苑は、何だか不思議な気持ちになりながらもそう答えた。
友達と学校に通うのをあこがれていたとしても、なぜ、紫苑と?
ああ、そうか、そういえば、昨日から同じマンションに住んでいるんだった。
家が近いからか。
紫苑は、納得した。
紫苑は、男の子と話すのは、あまり慣れていない(幼馴染は除く)。
むしろちょっと苦手だ。
小学生くらいまでは普通に男の子と接することができていたが、中学に上がると、男の子と話すときに意識をしてしまうようになった。
背丈や体つきが明らかに自分と違っていて、少し怖くなった。
そんなちょっと男性恐怖症気味な自分が、家のドアをあけたら男の子が目の前に立っていて・・紫苑が緊張と驚きと恐怖が混ざり合って体が固まってしまったのも無理ないと思う。
きっと蓮花君は純粋な気持ちで誰かと一緒に学校に通うことをしたかったんだろう。
紫苑にお弁当を分けてくれて、あまつさえまた作ってくれると言ってくれた優しい子だ。
友達が、男だろうが女だろうが、あまり気にしないのだろう。
「実は、学校に通う道を覚えてなくて…」
紫苑がずっと無言で固まっていたからだろうか。
蓮花君が申し訳なさそうにそういった。
なんだ。
そういうことか。
紫苑は、納得をしたと同時に少しがっかりした。
「そっか、蓮花君は、昨日ここに来たばっかりだもんね。一緒に学校に行こうか!」
「はい!ありがとうございます。」
蓮花君は、ほっとしたように唇を緩めた。
このマンションから高校までの距離は徒歩で二十分から三十分程度だ。
ほぼ、高校まで一直線なので、彼もすぐに道を覚えることができるだろう。
紫苑と蓮花君は、楽しく話を弾ませながら、自分たちの通う高校へ向かった。
蓮花君と話すのは本当に楽しくて、彼が男の子だということを紫苑は、忘れそうになった。
今まで長いと感じていた登校時間が、短いと感じた。
――都市伝説――
「はあ。びっくりだよね。まさか昨日僕が風邪で休んでいる間に転校生が来てて、更にその転校生と紫苑君が朝、仲良く一緒に学校に登校してくるんだもの。たった一日で君たちいつのまにかそんなに仲良くなったの?まさかお付き合い始めちゃったりしてないよね?」
「「ええええええええ?!」」
「そんなあるわけないわ!カエアン?なにいってるの!?」
「そそそそそそうですよ!紫苑さんは、友達です。」
紫苑と蓮花君は、慌ててカエアンの言葉を否定した。
カエアンは、紫苑の小学生のころからの友達で幼馴染だ。
腰まである紫色の長い髪の毛をみつあみにしている。
大きな目に長めなまつげ、少し低めな小さな鼻。
ピンク色の形の整った唇…制服がなかったら絶対に女の子だと勘違いしてしまうだろう。
どう見ても美少女だ。
いや、実際は美少年なのだけれど。
紫苑も小学生のころは、女の子だと見事に勘違いをしていた。
「いや、普通昨日転校してきたばっかりの子と、『また、お弁当を作ってきたんですよ。食べます?今日はサバの味噌煮に、さつまいもの甘煮、きんぴらごぼう・・・・・・・』『わあ!蓮花君の作った料理とっても美味しいんだもの。食べる食べる!食べるにきまってるう!ありがとう!嬉しい!』なんて会話しないよ!?」
カエアンは焦って突っ込んだ。
「カエアンさんも食べますか?」
蓮花君は、気を取り直すかのようにカエアンに料理を進めた。
カエアンも彼の料理を食べてみればいいと思う。
とってもおいしいんだから!
カエアンもそしだら絶対に変なことを言わなくなるはず!
だが、そんな紫苑の考えとは裏腹にカエアンは、
「いらない。僕にはシャルナさんが作ってくれたお弁当があるし。・・・・・・・ライバルが作った料理なんて食べたくないもの。」
カエアンはそう言って蓮花を冷たく一瞥した。
蓮花は、分かりやすくシュンっと落ち込む。
「カエアン。今のはちょっと蓮花君にひどいんじゃない?」
カエアンは彼の何が気に入らないんだろうか?
それに今の言葉はカエアンらしくない。
紫苑が、カエアンのことを責めたからだろうか、カエアンは渋々、蓮花に謝った。
棒読みで。
三人は気を取り直して昼食を再開する。
「ねえ、知ってた?ここ最近、面白い都市伝説が流行っているんだよ!」
「へー!どんなの?」
「あの…都市伝説とはどういうものなのでしょうか。」
カエアンの言葉に蓮花は首をかしげた。
「簡単に説明をすると、多くの人に広まっている噂話のことさ!」
「へえ!そうなのですか。ありがとうございます。カエアンさん。」
なんだ。
二人ともそれほど仲が悪いわけでもないのかも?
カエアンはさっそくここ最近流行っているという都市伝説の内容を話し始めた。
「むかーし昔、あるところに一人の少年がいました。
その少年は銀色の髪の毛に水色の瞳をしていました。
白い肌をしていて近づいて顔をよく見てみるとうっすらとそばかすが散っていました。
少年の父親はアルコール依存症で、いつも少年と、その少年の母親に暴力をふるっていました。
母親はそんな父親が嫌になったのか、愛人の家に行ってばかりで、あまり家に帰ってこなくなりました。
母親があまり家にいなくなったばかりか、父親は、少年に一方的に暴力を振るうようになりました。
暴力はだんだんとエスカレートしていき、父親は少年の指を包丁で切り落とそうとしました。
少年は、父親から包丁を奪って、父親を刺し殺しました。
ちょうどそのころ母親が帰ってってきました。
少年は母親も包丁で刺して殺しました。
少年は自分以外の誰のことも信用していませんでした。
そして、すべての人を恨んでいました。
少年は両親を殺した後、家を飛び出しました。
少年は手当たり次第に村の人を殺し始めました。
人殺しは罪なことです。
少年は神様から怒りを買いました。
少年は二度と人殺しができないように人が誰もいない、真っ暗闇な世界に飛ばされてしまいました。
少年は独りぼっちです。
そのまま、何百年も月日が経ちました。
少年はひどく反省をしました。
自分以外誰もいない誰とも話せない、それが少年にとってひどく苦痛を与えました。
神様は、反省をして改心をした少年に一つの仕事を与えました。
太陽の光が届かない時間、夜に、人間界に向けて、光を届ける仕事です。
少年は大きな光の玉を作り、人間界を照らすようになりました。
いつの日か少年の作った光の玉は『お月様』と呼ばれるようになり、その『お月様』を作り、今でも光をともし続けている少年を、人々は、『月夜神様』と、あがめるようになりました。
そうして少年は、神様の位を昇格し、魔法が使えるようになりました。
知ってましたか?
一つだけ、その、月夜神様に会える方法があるのです。
満月の夜、十時から十一時の間に九階以上ある階段を上り下りするのです。
その時、どんなことが、あったとしても、言葉を発してはいけません。
まず、一階で手を二回たたき、三階まで登ります。
三階についたら、手を二回叩いて、九階まで登ります。
九階についたら手を一回叩いて二階まで降ります。
二階についたら手を七回叩いてダッシュで階段を駆け上がります。
そうすると、後ろから赤色の髪の毛の女性が追いかけてきますが、決して振り向いてはいけません。
しばらく階段を駆け上がっていると、いつの間にか、森の中を走っています。
走るのをやめると、大きな立派なお屋敷が現れます。
そのお屋敷の中に月夜神様はいます。
月夜神様はさみしがり屋です。
あの手この手を使って、あなたが元の世界に帰るのを邪魔します。
気を付けて。
十二時までに帰らないと一生そこから出ることができなくなります。
ああ、それと、月夜神様の世界に行けるのは三回までです。」
カエアンは身振り手振りを使って、面白おかしく、都市伝説を語ってくれた。
「すごいですね。その少年は、神様になったのですか!」
蓮花は、楽しそうにいった。
「あの手この手を使って、元の世界に帰るのを邪魔するのって…こわーい!だって、月夜神様って神様なんでしょ!?」
紫苑は、両手で自分の体を抱きしめて、震えるそぶりを見せた。
この後も三人は、都市伝説について、楽しげに話を弾ませた。
紫苑はドキドキした。
この都市伝説は本当なのだろうか。
面白そう!
月夜神様に、会う方法があまりにも具体的なので、次の満月の夜に、それを面白半分に実行してみようと紫苑は心に決めた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
私はただ一度の暴言が許せない
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
厳かな結婚式だった。
花婿が花嫁のベールを上げるまでは。
ベールを上げ、その日初めて花嫁の顔を見た花婿マティアスは暴言を吐いた。
「私の花嫁は花のようなスカーレットだ!お前ではない!」と。
そして花嫁の父に向かって怒鳴った。
「騙したな!スカーレットではなく別人をよこすとは!
この婚姻はなしだ!訴えてやるから覚悟しろ!」と。
そこから始まる物語。
作者独自の世界観です。
短編予定。
のちのち、ちょこちょこ続編を書くかもしれません。
話が進むにつれ、ヒロイン・スカーレットの印象が変わっていくと思いますが。
楽しんでいただけると嬉しいです。
※9/10 13話公開後、ミスに気づいて何度か文を訂正、追加しました。申し訳ありません。
※9/20 最終回予定でしたが、訂正終わりませんでした!すみません!明日最終です!
※9/21 本編完結いたしました。ヒロインの夢がどうなったか、のところまでです。
ヒロインが誰を選んだのか?は読者の皆様に想像していただく終わり方となっております。
今後、番外編として別視点から見た物語など数話ののち、
ヒロインが誰と、どうしているかまでを書いたエピローグを公開する予定です。
よろしくお願いします。
※9/27 番外編を公開させていただきました。
※10/3 お話の一部(暴言部分1話、4話、6話)を訂正させていただきました。
※10/23 お話の一部(14話、番外編11ー1話)を訂正させていただきました。
※10/25 完結しました。
ここまでお読みくださった皆様。導いてくださった皆様にお礼申し上げます。
たくさんの方から感想をいただきました。
ありがとうございます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、
今後はいただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきます。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【完結】え、別れましょう?
須木 水夏
恋愛
「実は他に好きな人が出来て」
「は?え?別れましょう?」
何言ってんだこいつ、とアリエットは目を瞬かせながらも。まあこちらも好きな訳では無いし都合がいいわ、と長年の婚約者(腐れ縁)だったディオルにお別れを申し出た。
ところがその出来事の裏側にはある双子が絡んでいて…?
だる絡みをしてくる美しい双子の兄妹(?)と、のんびりかつ冷静なアリエットのお話。
※毎度ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
ヨーロッパの雰囲気出してますが、別物です。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
月の影に隠れしモノは
しんいち
ファンタジー
―――冴えないボッチ男が、六人の美女たちと一つ屋根の下、仲良くハーレム生活することに。しかも相手は、元トップアイドルを始めとした蒼々たる面々ばかり。毎夜、美女たちからは激しく求められ……。
羨ましい? いやいや、そんなイイコト、何の代償も無しには訪れませんよ。それに、そもそも、この生活は羨ましい事なのか?―――
突如、神隠しに遭った「お一人様」神主慎也の前に現れたのは、異界で一人暮らしている千歳超の謎の美女。美女から告げられた、元の世界に戻る方法とは、「龍の祝部」に選ばれること。その為には、「選択の巫女」とセックスし、候補者の中で最大の快感を巫女に与えなければならなかった。そして残酷なことに、選ばれなかった候補者に待っているは、「死」……。
祝部となっても果たさなければならない使命が続く。それは、「神子」と呼ばれる、世を救う存在とされる子を産ませること。産むのは、同じく神隠しとなってきた五人の美女「神子の巫女」たち。さらに産まれてくる神子には、課せられた、鬼に関わる「宿命」があった……。
突然現れて人を襲う鬼の目的は? 鬼との闘いの結末は?
…異界に住む鬼との因縁に巻き込まれてしまった、「祝部」と「巫女」たちの不思議譚。
………この作品は、エロシーンは勿論(?!)、グロシーンもあるR-18G作品です。(「命を繋ぐこと」が重要な話の柱となり、子作り・出産や、鬼の襲撃もありますので…)そちら方面が苦手な人は、ご注意ください。なお、「pixiv]さんには、改稿前のバージョンを、「カクヨム」さんでは、R15版を、「ミッドナイトノベルズ」さんではR18G改稿前版を載せてもらっています………
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる