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狂った彼ら
ヘンゼル視点
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雑誌をみて驚いた
殺したと思っていた魔女が、他の世界の王子と結婚したのだという記事だった。
何故生きているのか、何故他の男と居るのかというモヤモヤの気持ちが混ざり合ってよくわからない顔をした。
いや、モヤモヤした気持ちは何となく分かっていたんだ。
自分は何時の間にか、魔女に恋をしていた。
あの涙をみてから。
自分だけの者にしたかったのに。
それなのに殺してしまった。
…最後にみた驚いたような、諦めたような顔
涙を流した瞳…
思い出し胸が苦しくなる。
魔女をこの手で殺めてしまった
後悔しても遅いのに亡き彼女をずっと想っていた
彼女が好きで
本当に愛していて…
写真を見つめた。
それなのに他の男…と…か
「…」
すると湧き上がる狂気
自分をみて顔を染めていた魔女。
自分が好きだったんじゃないのか?
それなのに簡単に他の男にいくの?
自分は魔女をずっと想っているのに
ああ、ならば。
ならばもう一度殺してしまおうか。
「そしたら、きっと…誰の物にはならないよな」
狂った思考回路に自分では気付かずに…
彼女を一度殺めた手をみてニヤリと笑った
殺したと思っていた魔女が、他の世界の王子と結婚したのだという記事だった。
何故生きているのか、何故他の男と居るのかというモヤモヤの気持ちが混ざり合ってよくわからない顔をした。
いや、モヤモヤした気持ちは何となく分かっていたんだ。
自分は何時の間にか、魔女に恋をしていた。
あの涙をみてから。
自分だけの者にしたかったのに。
それなのに殺してしまった。
…最後にみた驚いたような、諦めたような顔
涙を流した瞳…
思い出し胸が苦しくなる。
魔女をこの手で殺めてしまった
後悔しても遅いのに亡き彼女をずっと想っていた
彼女が好きで
本当に愛していて…
写真を見つめた。
それなのに他の男…と…か
「…」
すると湧き上がる狂気
自分をみて顔を染めていた魔女。
自分が好きだったんじゃないのか?
それなのに簡単に他の男にいくの?
自分は魔女をずっと想っているのに
ああ、ならば。
ならばもう一度殺してしまおうか。
「そしたら、きっと…誰の物にはならないよな」
狂った思考回路に自分では気付かずに…
彼女を一度殺めた手をみてニヤリと笑った
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