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1年生

第40話 俺の過去

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高嗣と暮らし始めて1年半後。俺はフィギュアスケートの国際大会のノービスクラスのアメリカ代表として出場することになった。俺はシングルの3番手として出場することになった。
 これで活躍出来たら母さんを少しでも元気づけれる!俺は今まで練習してきた成果を披露した。…結果は8位だった。俺はジャンプでミスが何ヶ所かあったこともあり結果が出なかった。正直ショックだった。ベルビューのクラブでは一番かもしれないが、世界にはまだまだ凄い選手がいる!そう感じさせられた試合だった。
 試合から何週間か経ち、俺はたまたま家族旅行でフロリダを訪れていた。たまたまいつも家族揃って日課で行うテニスをしていたところ突然知らない男性からブラボーと拍手があった。よく見てみると、テニス界の王者である【ジョン・Jr・ミラー】だった。
 ジョンはこちらへ近づくと俺に話しかけた。

ジョン「ハーイ!キミテニス好きですか?」
ジェイミー「はい!好きです!家族でよく休日にプレイしています。」
ジョン「ワオ!ちょうどいい!キミちょっとうちのクラブに入らないかい?ボクは今のキミのテニスを見てキミに将来性があると見たんだ!どうだい?」
ジェイミー「褒めて頂けるのは嬉しいのですが、ボクには他にフィギュアスケートがあります!フィギュアスケートもしています!」
ジョン「オーマイガー!でも、せっかくだ!うちのクラブに見学でもいいから来てくれないか?お願いします!」

ジョンからの誘いに俺は一瞬迷いがあったが、ジョンからの熱い思いを感じ、クラブを見学してみることにした。
 俺らがジョンから案内を受け、クラブに辿り着くとそこには沢山の選手が練習をしていた。ジョンは自分のコーチに俺のことを紹介する。コーチはジョンから話を聞くと俺に今ここで一緒に練習してみなさいと話した。俺はコーチの言う通り練習に参加する。練習を終え、コーチが俺に伝えに来た言葉に俺は驚いた。

コーチ「ユー!ユーはテニス選手になれる才能とスター性を秘めている。テニス界はちょうどジョンの次のスターを探していたところなんだよ。」

俺に才能とスター性がある?俺は疑問に思った。

だが、コーチとジョンは俺を説得する。俺はその日のうちに返答を返せなかった。

 フロリダからベルビューへ帰り、俺の元にテニス協会から一通の手紙が届いていた。中身を確認するとやはりコーチやジョンと同じことを伝えてきた。
俺は迷いを感じながら芸能活動とフィギュアスケートとテニスを両立することに決めた。やはりジョンは俺のことをブラボーと褒めるばかり。                
俺がテニスとフィギュアスケートを続けて半年が経った。
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