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1年生

第36話 お前と浦嶋佳宏を絶対に許さない!

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九条「ボクは浦嶋家で経営している【浦嶋商会の子会社の株式会社クジョウ】の御曹司なのさ。佳宏は日本である会社のパーティに一回も顔を合わせようとしない。たった一人の跡継ぎのくせに。しかも、アメリカに行って佳宏に挨拶したら大変冷たい態度を取られた。ボクは傷ついた。浦嶋商会を将来継ぐ約束があるのにアイツは呑気にテニスをしている。名門浦嶋家の跡継ぎになる為にアイツは生まれて来たのに将来のレールを敷かれているのに将来の約束は守られているのにアイツは信じられない!全く呆れるヤツだ。お前をいじめているのは佳宏の変わりだよ。佳宏はアイツは弱くないヤツだからね。お前は弱い。いつもおどおどしていてどこか頼りない!だからお前を標的にした。何か悪いことでも言ったかな?」
高嗣「…お、お願いです!ヒロをいじめないで下さい!お願いします!」
九条「アイツには会う機会がないから直接言わないけどね。朝の写真ボクが貼ったんだ。悪いかな?それにSNSは佳宏のこと色々載せておいたから今頃世界中大騒ぎだと思うよ。」
高嗣「な、なんて酷いことを。」
九条「とにかく佳宏が全て悪い!俺にはあんな態度とっておいてお前にはあんな楽しそうな態度とるなんて最低だよ!アイツは!本当に最低だ!…本当かわからないけどまた学校に顔出すらしいね。本当に来たら絶対にアイツのことただじゃおかない!」
高嗣「辞めて下さい!彼には何も悪いことしないで下さい!いじめるならボクだけにして下さい!」
紫帆「ちょっと待ちなさいよ!アンタ最低ね!小学校に帰ったら?大学生になってもみっともない!」
倫子「松山さんの言う通りです!いい加減にして下さい!あなた方最低です!」
九条「佳宏が全部悪いんだよ!アイツが全部!おばあさんの養子にでもなってたらこんな事態にならなかったのに。」
倫子「おばあさん?」
九条「佳宏のヤツおばあさんから逃げてるんだ。アイツは最低だよ。おばあさんの気持ちもわかりもしないで。テニスの試合よりももっと大事なことがあるのに!アイツは何もわかってない!マジで学校来たらボロクソに言ってやる!」

そう話すといじめっ子たちはどこかへ行ってしまった。

倫子「佐藤さん大丈夫ですか?それしてもあの人許せません!ジェイミーの代わりに佐藤さんをいじめのターゲットにするだなんて!許せません!佐藤さん!私たちは佐藤さんの味方ですから一人じゃないから安心して下さいね!」
高嗣「ありがとうございます!」
倫子「それに次ジェイミーが学校きたら襲撃することも許せません!私たちファンでジェイミーを守りましょう。」
高嗣「ありがとうございます!」
紫帆「私はファンじゃないけど。」
倫子「でも、先程許さないって言ってくれたじゃないですか!」
紫帆「それは別の話よ。人間として許せなかっただけ。」
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