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これはあれなのだろうかと洋吉はぼんやりと言葉を漏らしていた。彼の目の前には本が広げられ、美しい女と男の愛憎にも取れる恋が描かれている。美しいはずの感情がなにかのはずみでねじ曲がられてしまう。そんな話だ。電気の明かりはこうこうと昼間のように明るい。
洋吉は本を閉じた。自分があの登場人物のように不愉快を通り越して実にひどい仕打ちをできるだろうか。そんなことを考えていた。
洋吉はぼんやりした。が、彼は閉じた本をまた開く。なぜそわそわした。女学生なんてどこにでもいるはずだ。と彼は己に言い聞かせた。
神川はそんな洋吉を知ってなんていうのだろうか。洋吉には予想すらできていない。笑い飛ばされてしまうのだろう。一階の柱時計が鳴った。洋吉は立った。女将さんが台に上り、柱時計の鍵穴に入れてネジを回すところを想像した。そうして明日もまた同じことをするのだろうとわかった。
当時の時計はネジを回さないといけなかった。一日二回ときまっている。文字盤の鍵穴に鍵を入れてくるくるとネジをまわすという習慣があった。
「神川。起きているかい?」
神川の部屋の襖に向かって洋吉は声をかけた。返事がない。じれったい気持ちになった洋吉は襖を開けようとした。
「どうぞ」
神川の声が聞こえてきた。神川は洋書を読んでいた。古本屋に買ったものだろう。
「教授に今の若者は本が安価に手に入って楽だねと、皮肉を言われたよ」
神川は苦笑して言った。神川の部屋は整然としていた。文机には本が並び、丈夫そうな桜の木でできている。広い文机は使い勝手がよさそうだ。
布団はたたまれ、静かに時を刻む腕時計があるくらいだ。
「いやあ。まあ、そうだろう。先生方はわざわざ本の持ち主に遠くまで赴き、ときは厚くもてなされ、ときは冷遇されながら、本を読みに行ったくらいだ」
「君も聞かされたのかい」
「聞かされたとも」
洋吉はニヤニヤしながら言った。これではまるで三津堂みたいな笑い方になってしまった。洋吉は後悔を知らんぷりした。
「あのさ。話があるんだ。君が恋の勇敢な戦士だと見込んで」
「なにを言い出すんだい。藪から棒に」
「だから、恋の相談だ」
「この間、勉学に生きると言っていなかったかい」
呆れられてしまうのは洋吉自身わかっていた。洋吉は膝に握り拳を作り耐えた。神川はほほ笑んでいた。
「君も女性の誘惑には勝てないんだね」
「うるさい」
「どんな相談かな」
「それはだまされていないか」
神川はきょとんとした。次第に顔を険しくさせていた。彼の脳裏には呆けた洋吉の顔が浮かんでいた。
「?」
「洋吉君。君は難しく考えすぎた。誰も彼も君をだます人間ではない。確かに君はだまされたが。あれはなんというか」
「なんというか」
「私にはわからない。だけど、悪い人間が見せた悪夢さ」
そうかなと洋吉はつぶやいた。悪夢ならばさめていいはずと彼は考えていた。洋吉はそんなことをつぶやきそうになった。神川は難しい顔をしたまま「私には判断できない。会ってみないと」と言った。
洋吉は頭を抱えた。彼女とまた会えるのはわからないと洋吉が言ったとき、神川は目を見開いていた。
「どういうことだい」
洋吉は簡単に女学生のことを語っていた。洋吉は語るのを神川は腕組み、じっと聞いていた。暖かな火鉢の中で燃え尽きて灰が白く崩れたとき洋吉は語り終えた。
「ふうん。ハンケチからの縁かあ。私にはどこに彼女がいいと思うのかわからなかったよ」
「うん。今まで出会った中で一番大人しい人だよ」
「……女性は自分の思うようにしたいのかい」
「断じて違う。野花のスミレのように可憐だったんだ」
スミレねえと神川は疑わしきを見るように洋吉を眺めていた。腕時計を見た神川は遅い時刻と気がついたのだろう。
「君はだまされたか、やはり会わないと鑑定できまい」
「探偵のようにわからないかね」
「まず無理だね。君、私がそんなに千里眼の持ち主だと買いかぶっているようだけど、私はそんな目を持っていない」
「恋には百戦錬磨だろう」
「勝手にそう決めつけて。さあ、帰った。帰った。私は眠るよ」
すまないと洋吉は言った。
「そういえば、ハンケチのイニシャルはなんて書いてあるんだい」
「見ていない。忘れてしまったよ」
神川はそれを聞いて険しい顔をした。眉間にシワを寄せている神川に洋吉は笑っていた。
「そんなことが気になるのかい。おかしな奴だな」
「いや、私は気になるというか、引っかかるというか」
「本物の探偵みたいだ」
はしゃいだように洋吉が言った。そうして神川はひっそりと苦笑して「おやすみなさい」と言った。洋吉はすっかり冷えた部屋の中に入って、布団をしいた。寝間着の単衣を着替えて横になる。布団は冷えていた。
洋吉の精神は布団とは反対に熱々とした血潮が脈動しているようだ。彼の心臓は血を流している。洋吉にはそれがわかっていた。
ドキドキとしている自分がいることを知る。図らずも彼女の顔を頭で描こうとした。彼女の白い手は自然と浮かぶが、不思議なことに靄にかかったように彼女の顔は浮かばなかった。しかし、洋吉が気がつく前に、眠りが洋吉の思考を奪っていた。
洋吉は散歩に出かけることにした。雨の中を。コウモリ傘をかぶって、雨音の調べを聞きながら彼はぬかるんだ歩きづらい道を歩んでいた。革靴がずぶりと土の中に沈む。散歩なんて行かず、カフェでお茶をするべきだったと洋吉は考えていた。
神社は熱心な参拝客に集まって、売店は混んでいた。雨に濡れた紅葉は悲しげで、涙のように見えたのは洋吉の心情ゆえか。
洋吉は小山、丘のような山を登る。濡れた葉が重なり合って滑るようだった。黄色、茶色、赤、緑という木々は見るも鮮やかだ。洋吉は天には恵まれなかったが、来て良かったと思った。
コウモリ傘に雨粒で落ちてくる紅葉があり、それが傘の影になる。洋吉は冷える中、ふっと笑った。
結局彼女は現れなかった。それが寂しさ、秋の夕暮れのセンチメンタルな気分によりいっそう印象深くする。洋吉の胸には悲しみがあった。
そうして洋吉はふらふらと帰ってきた。
女将さんが出迎えたとき「あらあら、好きな人でもできたの」とからかい気味に言われてしまった。
ムッとした顔をした洋吉に女将さんは苦笑した。
「なんでも良いから、革靴をお貸しなさい。ずいぶん濡れてしまわれて」
玄関に出ると女将さんは古新聞を洋吉の革靴に押し込めていた。泥だらけの靴をたたきに置いた洋吉に「寒かったでしょう。白湯を用意してあるから飲みましょう」と言われた。洋吉にとって女将さんの親切はありがたいものだった。
女将さんとは歳が離れている、その分子供のように可愛がってくれる。それがたまらず、センチメンタルに浸っていた洋吉には救われたのだ。
「女将さん。ちょっと部屋に戻っていきます」
「そうね。お洋服を乾かしてちょうだい」
洋吉は苦笑して、自分の部屋の行っていく。神川に声をかけようとした。洋吉は声をかけてみたが、彼は返事などしなかった。部屋を開けてみるともぬけの殻であった。
下に降りて、洋吉は居間に行く。畳が敷かれた部屋に火鉢、その上に鉄瓶が湯気を吹いていた。女将さんは針仕事をしていた。
「洋吉さん、どうしたの」
「神川の姿がなくて……」
「神川さんなら、仕事よ。家庭教師ですって」
「はあ」
「最近の人は男の人を女性に近づけるものなんですね」
「たまたまでしょう」
なぜか洋吉は神川を援護するような自分の口振りに少しだけ驚かされた。女将さんは裁縫道具をしまう。冬に向けて着物をこしらえていたようだった。
「最近洋服を作りたいと思っても作り方がわからないから困ったものよね」
「そうですね。義姉からうかがってみましょうか」
「あらいいの」
「流行りものに目がない人なので。それでわからなかったら、すみませんが私には力になれそうもありません」
「いいのよ。気を遣わなくても。聞いてくれるだけで嬉しいから」
はあとそんなものかなと洋吉は考えていた。女将さんと白湯を飲みながら一時が過ぎた。洋吉は穏やかな気持ちで庭先を見ていた。ガラス戸に仕切られた部屋に火鉢が暖かい。
女将さんの話を聞いてのんびりとした時間がすぎていく。
「では。失礼します」
「夕飯もいただいていったら? おいやなの」
「いえ。勉学に励みたいので」
「それはそれは」
おかしそうな顔をした女将さんがいた。女将さんは台所に引っ込んで行ってしまった。洋吉はぽかぽかした気持ちで部屋に戻った。
火鉢に炭に火をつけて、本、といっても学術書を読む。彼は冷えた部屋が徐々に温まるのを待っていた。ハンケチの少女というのが頭に浮かぶが、顔が浮かばない。声をすら思い出せない。
それくらいがちょうどいいのかもしれないと洋吉は考えていた。洋吉は学術書を読みながら、明日兄の家に訪ねようかと考えていた。
彼の兄には細君がいて、その細君は明るく、流行りものが好きな今時の女性だった。働きたいのを夫である兄に言っていたそうだ。
「おまえもこんな女に捕まってしまってはいけないよ」
細君をからかうように兄は洋吉に言っていた。二人は恋愛結婚だった。それが洋吉にはまぶしく見えていた。
洋吉は本を閉じた。自分があの登場人物のように不愉快を通り越して実にひどい仕打ちをできるだろうか。そんなことを考えていた。
洋吉はぼんやりした。が、彼は閉じた本をまた開く。なぜそわそわした。女学生なんてどこにでもいるはずだ。と彼は己に言い聞かせた。
神川はそんな洋吉を知ってなんていうのだろうか。洋吉には予想すらできていない。笑い飛ばされてしまうのだろう。一階の柱時計が鳴った。洋吉は立った。女将さんが台に上り、柱時計の鍵穴に入れてネジを回すところを想像した。そうして明日もまた同じことをするのだろうとわかった。
当時の時計はネジを回さないといけなかった。一日二回ときまっている。文字盤の鍵穴に鍵を入れてくるくるとネジをまわすという習慣があった。
「神川。起きているかい?」
神川の部屋の襖に向かって洋吉は声をかけた。返事がない。じれったい気持ちになった洋吉は襖を開けようとした。
「どうぞ」
神川の声が聞こえてきた。神川は洋書を読んでいた。古本屋に買ったものだろう。
「教授に今の若者は本が安価に手に入って楽だねと、皮肉を言われたよ」
神川は苦笑して言った。神川の部屋は整然としていた。文机には本が並び、丈夫そうな桜の木でできている。広い文机は使い勝手がよさそうだ。
布団はたたまれ、静かに時を刻む腕時計があるくらいだ。
「いやあ。まあ、そうだろう。先生方はわざわざ本の持ち主に遠くまで赴き、ときは厚くもてなされ、ときは冷遇されながら、本を読みに行ったくらいだ」
「君も聞かされたのかい」
「聞かされたとも」
洋吉はニヤニヤしながら言った。これではまるで三津堂みたいな笑い方になってしまった。洋吉は後悔を知らんぷりした。
「あのさ。話があるんだ。君が恋の勇敢な戦士だと見込んで」
「なにを言い出すんだい。藪から棒に」
「だから、恋の相談だ」
「この間、勉学に生きると言っていなかったかい」
呆れられてしまうのは洋吉自身わかっていた。洋吉は膝に握り拳を作り耐えた。神川はほほ笑んでいた。
「君も女性の誘惑には勝てないんだね」
「うるさい」
「どんな相談かな」
「それはだまされていないか」
神川はきょとんとした。次第に顔を険しくさせていた。彼の脳裏には呆けた洋吉の顔が浮かんでいた。
「?」
「洋吉君。君は難しく考えすぎた。誰も彼も君をだます人間ではない。確かに君はだまされたが。あれはなんというか」
「なんというか」
「私にはわからない。だけど、悪い人間が見せた悪夢さ」
そうかなと洋吉はつぶやいた。悪夢ならばさめていいはずと彼は考えていた。洋吉はそんなことをつぶやきそうになった。神川は難しい顔をしたまま「私には判断できない。会ってみないと」と言った。
洋吉は頭を抱えた。彼女とまた会えるのはわからないと洋吉が言ったとき、神川は目を見開いていた。
「どういうことだい」
洋吉は簡単に女学生のことを語っていた。洋吉は語るのを神川は腕組み、じっと聞いていた。暖かな火鉢の中で燃え尽きて灰が白く崩れたとき洋吉は語り終えた。
「ふうん。ハンケチからの縁かあ。私にはどこに彼女がいいと思うのかわからなかったよ」
「うん。今まで出会った中で一番大人しい人だよ」
「……女性は自分の思うようにしたいのかい」
「断じて違う。野花のスミレのように可憐だったんだ」
スミレねえと神川は疑わしきを見るように洋吉を眺めていた。腕時計を見た神川は遅い時刻と気がついたのだろう。
「君はだまされたか、やはり会わないと鑑定できまい」
「探偵のようにわからないかね」
「まず無理だね。君、私がそんなに千里眼の持ち主だと買いかぶっているようだけど、私はそんな目を持っていない」
「恋には百戦錬磨だろう」
「勝手にそう決めつけて。さあ、帰った。帰った。私は眠るよ」
すまないと洋吉は言った。
「そういえば、ハンケチのイニシャルはなんて書いてあるんだい」
「見ていない。忘れてしまったよ」
神川はそれを聞いて険しい顔をした。眉間にシワを寄せている神川に洋吉は笑っていた。
「そんなことが気になるのかい。おかしな奴だな」
「いや、私は気になるというか、引っかかるというか」
「本物の探偵みたいだ」
はしゃいだように洋吉が言った。そうして神川はひっそりと苦笑して「おやすみなさい」と言った。洋吉はすっかり冷えた部屋の中に入って、布団をしいた。寝間着の単衣を着替えて横になる。布団は冷えていた。
洋吉の精神は布団とは反対に熱々とした血潮が脈動しているようだ。彼の心臓は血を流している。洋吉にはそれがわかっていた。
ドキドキとしている自分がいることを知る。図らずも彼女の顔を頭で描こうとした。彼女の白い手は自然と浮かぶが、不思議なことに靄にかかったように彼女の顔は浮かばなかった。しかし、洋吉が気がつく前に、眠りが洋吉の思考を奪っていた。
洋吉は散歩に出かけることにした。雨の中を。コウモリ傘をかぶって、雨音の調べを聞きながら彼はぬかるんだ歩きづらい道を歩んでいた。革靴がずぶりと土の中に沈む。散歩なんて行かず、カフェでお茶をするべきだったと洋吉は考えていた。
神社は熱心な参拝客に集まって、売店は混んでいた。雨に濡れた紅葉は悲しげで、涙のように見えたのは洋吉の心情ゆえか。
洋吉は小山、丘のような山を登る。濡れた葉が重なり合って滑るようだった。黄色、茶色、赤、緑という木々は見るも鮮やかだ。洋吉は天には恵まれなかったが、来て良かったと思った。
コウモリ傘に雨粒で落ちてくる紅葉があり、それが傘の影になる。洋吉は冷える中、ふっと笑った。
結局彼女は現れなかった。それが寂しさ、秋の夕暮れのセンチメンタルな気分によりいっそう印象深くする。洋吉の胸には悲しみがあった。
そうして洋吉はふらふらと帰ってきた。
女将さんが出迎えたとき「あらあら、好きな人でもできたの」とからかい気味に言われてしまった。
ムッとした顔をした洋吉に女将さんは苦笑した。
「なんでも良いから、革靴をお貸しなさい。ずいぶん濡れてしまわれて」
玄関に出ると女将さんは古新聞を洋吉の革靴に押し込めていた。泥だらけの靴をたたきに置いた洋吉に「寒かったでしょう。白湯を用意してあるから飲みましょう」と言われた。洋吉にとって女将さんの親切はありがたいものだった。
女将さんとは歳が離れている、その分子供のように可愛がってくれる。それがたまらず、センチメンタルに浸っていた洋吉には救われたのだ。
「女将さん。ちょっと部屋に戻っていきます」
「そうね。お洋服を乾かしてちょうだい」
洋吉は苦笑して、自分の部屋の行っていく。神川に声をかけようとした。洋吉は声をかけてみたが、彼は返事などしなかった。部屋を開けてみるともぬけの殻であった。
下に降りて、洋吉は居間に行く。畳が敷かれた部屋に火鉢、その上に鉄瓶が湯気を吹いていた。女将さんは針仕事をしていた。
「洋吉さん、どうしたの」
「神川の姿がなくて……」
「神川さんなら、仕事よ。家庭教師ですって」
「はあ」
「最近の人は男の人を女性に近づけるものなんですね」
「たまたまでしょう」
なぜか洋吉は神川を援護するような自分の口振りに少しだけ驚かされた。女将さんは裁縫道具をしまう。冬に向けて着物をこしらえていたようだった。
「最近洋服を作りたいと思っても作り方がわからないから困ったものよね」
「そうですね。義姉からうかがってみましょうか」
「あらいいの」
「流行りものに目がない人なので。それでわからなかったら、すみませんが私には力になれそうもありません」
「いいのよ。気を遣わなくても。聞いてくれるだけで嬉しいから」
はあとそんなものかなと洋吉は考えていた。女将さんと白湯を飲みながら一時が過ぎた。洋吉は穏やかな気持ちで庭先を見ていた。ガラス戸に仕切られた部屋に火鉢が暖かい。
女将さんの話を聞いてのんびりとした時間がすぎていく。
「では。失礼します」
「夕飯もいただいていったら? おいやなの」
「いえ。勉学に励みたいので」
「それはそれは」
おかしそうな顔をした女将さんがいた。女将さんは台所に引っ込んで行ってしまった。洋吉はぽかぽかした気持ちで部屋に戻った。
火鉢に炭に火をつけて、本、といっても学術書を読む。彼は冷えた部屋が徐々に温まるのを待っていた。ハンケチの少女というのが頭に浮かぶが、顔が浮かばない。声をすら思い出せない。
それくらいがちょうどいいのかもしれないと洋吉は考えていた。洋吉は学術書を読みながら、明日兄の家に訪ねようかと考えていた。
彼の兄には細君がいて、その細君は明るく、流行りものが好きな今時の女性だった。働きたいのを夫である兄に言っていたそうだ。
「おまえもこんな女に捕まってしまってはいけないよ」
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