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武藤は日差しの中にいた。ひなたの中、暖かい光が窓から入っていくる。異界の世界である。白木に武藤は「窓がほしい」と言った。太陽は人間にとって不可欠なものだからと言った。異界の住人になっても、武藤は人間でありたかった。だからか、食事も取ることにした。
人間であった記憶が武藤にはある。白木は武藤の好きにさせていた。白木はなにも言わない。材料を渡して、武藤が作るという構図ができあがっている。異界というものは便利なもので、家の改装をしなくても、すぐに設備を整えられる。ガスコンロ、流し台、イス、机。武藤はパソコン、ワープロがほしいと言った。スマホからでもいいが、書けないでいると訴えるとパソコン、文章作成ソフトだけが入ったパソコンを渡された。
小説を書くべきだと武藤は思った。なにかをしていないと武藤は怖かったのかもしれない。自分の気持ちを小説に書いていく。小説はセラピーにもなると書かれている。自分の気持ちを代弁するのがキャラクターなのかもしれない。いくら自分の気持ちを隠しても、小説にはその構成からストーリーから自分の伝えたいことが命題になっているのだ。自分の気持ちを隠すことは小説の死を意味する。
武藤はパソコンを立ち上げ、ワードの設定をする。慣れた手つきでする。そういえば、なんで自分は小説家になったか、思い出せない。浅海には驚かれていた。幼い頃から本が好きだった。小説家になれば、人と付き合うことがないと考えていた。そんなことはなかった。むしろ、人と会わなければ、仕事がもらえない。
今、こうしているのも、大学時代のゼミの先輩のおかげでもある。周りから見放されていたと考えていた武藤は意外なことに周りから助けられたということを知る。
「俺は、バカだな」とそうつぶやく武藤がいた。
「誰が、バカなんだ?」
後ろを振り返ると武藤はパソコンの前に座り、ひなたの中で小説を書いていた。パソコンにはあまりよくないが、眠れないときもある武藤には必要な行為でもあった。
「白木には関係がない」
「それはないだろう?」
俺はおまえのご主人さまなんだから。意図がわからなかった。愛玩のご主人さまと伝えたいのだろう。それがわかって武藤は「そうであっても、白木には教えない」と言った。
「それは寂しくてたまらない」
「白木も寂しいは感じるのか?」
疑問に思う武藤に対して、白木は笑う。それは、困ったもののように笑った顔だった。白木はしばらく、遠くを見ていた。
「俺だってある。武藤と一緒にいるようになって、感じた」
意味がわからないと武藤が言いそうになった。しかし、言わんとしていることは伝わってくる。白木に対して武藤が無関心だったことが、白木を寂しいと感じさせた。一緒にいるのに、寂しいと感じている。女性ならば、わかるが白木のようなバケモノにそのような感情がわかるだろうか。そんな疑問が武藤の頭に浮かび上がっていた。
武藤の疑問、それをぶつけることがなく、武藤はパソコンに向かっていた。白木は日差しの中で武藤を見つめていた。武藤はしばらくその視線を感じ取って、集中できずにいた。そんな武藤はいつから白木が武藤を好きなのか、気になっていた。
「白木、おまえはいつから、俺をほしいと思った?」
「小説はいいのか。書かなくて」
「いいんだ。聞きたいから」
パソコンをスリープモードにして、武藤はひなたの中で白く輝く白木を見ていた。白木の短い髪が黒々と光っている。頬を手に当てて、こちらをみている様子からして、武藤が話しかけていることが嬉しいようである。そんな気持ちが武藤には感じ取れる。
「白木は、なぜ俺のところに来た?」
「うまそうだから」
「食うつもりだったのか?」
白木は目を細めていた。記憶を探っているように見えるが、実際にはどうなんだろうかと武藤は考えていた。
日差しは白く、温かい。髪に熱を感じる。人間だった武藤は時計がなくて困ったとつぶやいた。
「時計はあげられない」
「そうなのか」
今更、驚くことがない。時間の経過は人間の特権かもしれない。バケモノの世界にはないものかもしれない。バケモノにとっては異様なものかもしれない。それぞれに時間軸があって、動いているのかもしれない。
「武藤、おまえは戻りたいのか」
「戻りたい。両親もいる」
「じゃあ、見るか」
なにを、と言う前に場面が変わる。そこは初めて見る世界だった。そこにいるのは、祐樹だった。祐樹は眠っている。疲れているのか、ぐったりとした様子だった。
武藤の着ている服がひらひらした袖のものになった。髪も下ろしている。いつのまにか、東風の家が中国か、なにかの家になっている。
「祐樹、起きろ。俺は生きている。だから、安心して」
祐樹は返事をしない。武藤は何回も言っていた。言わなければ、きっと武藤は後悔すると気がついたからだ。武藤は祐樹は揺さぶる。しかし、祐樹は眠っている。
「白木、起こしてくれ」
「無理だ」
「なんで」
怒ったように武藤は白木に問いかけていた。白木は目を細めていた。それは、にらみつけられているようにも見えても武藤は見つめ返した。
「おまえは、俺の愛玩だから」
「なにを言っている」
「さあ、おいで。武藤」
「祐樹。祐樹。俺は、おまえのことが」
「言うと、殺す」
寒気がした。武藤には。その目の前にいるバケモノの執着心というものだろうか。それとも、違う意味の、オスとしての怒り、獣の本能が見せるような、それに似ている。
「白木」
「おいで、武藤」
「強制することはしないと」
「言っていない。心は変えない」
武藤はゆっくりと近づいていく。そうして、本を読むことにした。開いた本は懐かしい本だった。文学史に残る名作だ。それを開いていたが、本を閉じる。白木が顔を近づける。
目の前にいる男がバケモノである。それを忘れそうになる自分がいた。白木はそっと唇に同じものを重ねる。視線を感じて、祐樹を見つめれば、眠っている。
「さよなら」と武藤は言った。
「もし、本当に武藤が祐樹を思っているなら、殺していた」
「どういうことだ?」
「そうではない」
白木が笑っていた。それは上品なものだった。いつものうさんくさい笑みではなく、まるで花の香りを吸い込んで微笑んでいたような笑みだった。それが武藤には不気味に見えた。
気がつけば、いつもの家に戻っていた。それは、急に変わっていた。服も動きやすいものに変わっていた。白木はなにがしたかったのか、武藤にはわからない。
ただ、白木はなにかを確認したかったのではないか。武藤が祐樹を愛しているということを。そんな気がした武藤は白木に問いかけようとした。白木はいなかった。
窓から日差しが注ぐ。そうして、外から快晴が広がっている。しかし、鍵はない。ここは異界なんだと改めて武藤は意識をする。
ローテーブルにあるパソコン、ノートパソコンのスリープモードを解除した。書けることはなにか、プロットを書き始めていた。いつか使うかもしれない。それは永遠にないのかもしれない。それでも武藤は書き続けていた。
武藤は小説家だから。
一時間くらいしたのだろうか。それは確かに時計がないのでどれくらい武藤が集中していたのか、わからない。それでも、時間は経過したはずである。白木は現れた。なぜか、魚のお造りを持っている。木の小さな舟ではなく、プラスチックに盛られた刺身である。
「白木、どこに行った?」
「俺が恋しかったか?」
「違う。白木しかいないんだ。俺は餓死していたよ」
「そうかな。異界の住人になったんだ。そんなことはない」
「どうかな。おまえがいないと、俺は死ぬのかもしれない」
「それはいいな」
武藤はゾッとした。それはいつまでここにいるのか、わからないことに直結する。その上、武藤は白木に食われる可能性がある。体が先か、精神が先かは、武藤にはわからない。
「で、なんだ、それ?」
「魚のお造り」
「それは、わかる。食べて大丈夫なのか」
「問題はない」
「はあー」と武藤はため息をついた。白木の言葉を信じていいのか、わからない。質問をしっかりしなければならないと武藤は気を引き締めていた。
「それは、食べると興奮するか?」
「しない」
「発情期みたいにならないか?」
「ならない」
「白木が言っていることは本当か?」
「本当だ」
そういった白木は平然と食べた。
「うまい」
「じゃあ、醤油とわさびを」
「そんなものが必要なんだ」
子供かと武藤は思ったが、言わなかった。そうして、冷蔵庫を開けて準備する。小皿を用意する。箸も。
「さあ、食べよう」
武藤はヤケクソに近い形で言った。日差しは夕暮れにもなっていない。晴れたままだ。寒くて震えることはない。武藤はそのまま、箸に刺身を挟み、醤油とわさびをつける。そのまま、口に入れた。醤油とわさびの辛みが鼻にくる。そのあとから、魚の脂と味が広がっていく。
「うまい」
「酒もあるぞ」
酒は缶ビールだった。それが冷えているのか、水滴が表面についている。よく見るラベルである。安いビールだが、たまに武藤が飲むものだ。
「いや、やめとく」
「じゃあ、俺が飲む」
と言っても、白木は顔も変えずに飲んでいた。うまいともなにもないのだろう。武藤は少しだけ味気がないと思った。
人間であった記憶が武藤にはある。白木は武藤の好きにさせていた。白木はなにも言わない。材料を渡して、武藤が作るという構図ができあがっている。異界というものは便利なもので、家の改装をしなくても、すぐに設備を整えられる。ガスコンロ、流し台、イス、机。武藤はパソコン、ワープロがほしいと言った。スマホからでもいいが、書けないでいると訴えるとパソコン、文章作成ソフトだけが入ったパソコンを渡された。
小説を書くべきだと武藤は思った。なにかをしていないと武藤は怖かったのかもしれない。自分の気持ちを小説に書いていく。小説はセラピーにもなると書かれている。自分の気持ちを代弁するのがキャラクターなのかもしれない。いくら自分の気持ちを隠しても、小説にはその構成からストーリーから自分の伝えたいことが命題になっているのだ。自分の気持ちを隠すことは小説の死を意味する。
武藤はパソコンを立ち上げ、ワードの設定をする。慣れた手つきでする。そういえば、なんで自分は小説家になったか、思い出せない。浅海には驚かれていた。幼い頃から本が好きだった。小説家になれば、人と付き合うことがないと考えていた。そんなことはなかった。むしろ、人と会わなければ、仕事がもらえない。
今、こうしているのも、大学時代のゼミの先輩のおかげでもある。周りから見放されていたと考えていた武藤は意外なことに周りから助けられたということを知る。
「俺は、バカだな」とそうつぶやく武藤がいた。
「誰が、バカなんだ?」
後ろを振り返ると武藤はパソコンの前に座り、ひなたの中で小説を書いていた。パソコンにはあまりよくないが、眠れないときもある武藤には必要な行為でもあった。
「白木には関係がない」
「それはないだろう?」
俺はおまえのご主人さまなんだから。意図がわからなかった。愛玩のご主人さまと伝えたいのだろう。それがわかって武藤は「そうであっても、白木には教えない」と言った。
「それは寂しくてたまらない」
「白木も寂しいは感じるのか?」
疑問に思う武藤に対して、白木は笑う。それは、困ったもののように笑った顔だった。白木はしばらく、遠くを見ていた。
「俺だってある。武藤と一緒にいるようになって、感じた」
意味がわからないと武藤が言いそうになった。しかし、言わんとしていることは伝わってくる。白木に対して武藤が無関心だったことが、白木を寂しいと感じさせた。一緒にいるのに、寂しいと感じている。女性ならば、わかるが白木のようなバケモノにそのような感情がわかるだろうか。そんな疑問が武藤の頭に浮かび上がっていた。
武藤の疑問、それをぶつけることがなく、武藤はパソコンに向かっていた。白木は日差しの中で武藤を見つめていた。武藤はしばらくその視線を感じ取って、集中できずにいた。そんな武藤はいつから白木が武藤を好きなのか、気になっていた。
「白木、おまえはいつから、俺をほしいと思った?」
「小説はいいのか。書かなくて」
「いいんだ。聞きたいから」
パソコンをスリープモードにして、武藤はひなたの中で白く輝く白木を見ていた。白木の短い髪が黒々と光っている。頬を手に当てて、こちらをみている様子からして、武藤が話しかけていることが嬉しいようである。そんな気持ちが武藤には感じ取れる。
「白木は、なぜ俺のところに来た?」
「うまそうだから」
「食うつもりだったのか?」
白木は目を細めていた。記憶を探っているように見えるが、実際にはどうなんだろうかと武藤は考えていた。
日差しは白く、温かい。髪に熱を感じる。人間だった武藤は時計がなくて困ったとつぶやいた。
「時計はあげられない」
「そうなのか」
今更、驚くことがない。時間の経過は人間の特権かもしれない。バケモノの世界にはないものかもしれない。バケモノにとっては異様なものかもしれない。それぞれに時間軸があって、動いているのかもしれない。
「武藤、おまえは戻りたいのか」
「戻りたい。両親もいる」
「じゃあ、見るか」
なにを、と言う前に場面が変わる。そこは初めて見る世界だった。そこにいるのは、祐樹だった。祐樹は眠っている。疲れているのか、ぐったりとした様子だった。
武藤の着ている服がひらひらした袖のものになった。髪も下ろしている。いつのまにか、東風の家が中国か、なにかの家になっている。
「祐樹、起きろ。俺は生きている。だから、安心して」
祐樹は返事をしない。武藤は何回も言っていた。言わなければ、きっと武藤は後悔すると気がついたからだ。武藤は祐樹は揺さぶる。しかし、祐樹は眠っている。
「白木、起こしてくれ」
「無理だ」
「なんで」
怒ったように武藤は白木に問いかけていた。白木は目を細めていた。それは、にらみつけられているようにも見えても武藤は見つめ返した。
「おまえは、俺の愛玩だから」
「なにを言っている」
「さあ、おいで。武藤」
「祐樹。祐樹。俺は、おまえのことが」
「言うと、殺す」
寒気がした。武藤には。その目の前にいるバケモノの執着心というものだろうか。それとも、違う意味の、オスとしての怒り、獣の本能が見せるような、それに似ている。
「白木」
「おいで、武藤」
「強制することはしないと」
「言っていない。心は変えない」
武藤はゆっくりと近づいていく。そうして、本を読むことにした。開いた本は懐かしい本だった。文学史に残る名作だ。それを開いていたが、本を閉じる。白木が顔を近づける。
目の前にいる男がバケモノである。それを忘れそうになる自分がいた。白木はそっと唇に同じものを重ねる。視線を感じて、祐樹を見つめれば、眠っている。
「さよなら」と武藤は言った。
「もし、本当に武藤が祐樹を思っているなら、殺していた」
「どういうことだ?」
「そうではない」
白木が笑っていた。それは上品なものだった。いつものうさんくさい笑みではなく、まるで花の香りを吸い込んで微笑んでいたような笑みだった。それが武藤には不気味に見えた。
気がつけば、いつもの家に戻っていた。それは、急に変わっていた。服も動きやすいものに変わっていた。白木はなにがしたかったのか、武藤にはわからない。
ただ、白木はなにかを確認したかったのではないか。武藤が祐樹を愛しているということを。そんな気がした武藤は白木に問いかけようとした。白木はいなかった。
窓から日差しが注ぐ。そうして、外から快晴が広がっている。しかし、鍵はない。ここは異界なんだと改めて武藤は意識をする。
ローテーブルにあるパソコン、ノートパソコンのスリープモードを解除した。書けることはなにか、プロットを書き始めていた。いつか使うかもしれない。それは永遠にないのかもしれない。それでも武藤は書き続けていた。
武藤は小説家だから。
一時間くらいしたのだろうか。それは確かに時計がないのでどれくらい武藤が集中していたのか、わからない。それでも、時間は経過したはずである。白木は現れた。なぜか、魚のお造りを持っている。木の小さな舟ではなく、プラスチックに盛られた刺身である。
「白木、どこに行った?」
「俺が恋しかったか?」
「違う。白木しかいないんだ。俺は餓死していたよ」
「そうかな。異界の住人になったんだ。そんなことはない」
「どうかな。おまえがいないと、俺は死ぬのかもしれない」
「それはいいな」
武藤はゾッとした。それはいつまでここにいるのか、わからないことに直結する。その上、武藤は白木に食われる可能性がある。体が先か、精神が先かは、武藤にはわからない。
「で、なんだ、それ?」
「魚のお造り」
「それは、わかる。食べて大丈夫なのか」
「問題はない」
「はあー」と武藤はため息をついた。白木の言葉を信じていいのか、わからない。質問をしっかりしなければならないと武藤は気を引き締めていた。
「それは、食べると興奮するか?」
「しない」
「発情期みたいにならないか?」
「ならない」
「白木が言っていることは本当か?」
「本当だ」
そういった白木は平然と食べた。
「うまい」
「じゃあ、醤油とわさびを」
「そんなものが必要なんだ」
子供かと武藤は思ったが、言わなかった。そうして、冷蔵庫を開けて準備する。小皿を用意する。箸も。
「さあ、食べよう」
武藤はヤケクソに近い形で言った。日差しは夕暮れにもなっていない。晴れたままだ。寒くて震えることはない。武藤はそのまま、箸に刺身を挟み、醤油とわさびをつける。そのまま、口に入れた。醤油とわさびの辛みが鼻にくる。そのあとから、魚の脂と味が広がっていく。
「うまい」
「酒もあるぞ」
酒は缶ビールだった。それが冷えているのか、水滴が表面についている。よく見るラベルである。安いビールだが、たまに武藤が飲むものだ。
「いや、やめとく」
「じゃあ、俺が飲む」
と言っても、白木は顔も変えずに飲んでいた。うまいともなにもないのだろう。武藤は少しだけ味気がないと思った。
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