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異世界編〜テイクアウトのお店はじめます〜
10.ヴィータ視点 *
しおりを挟む友也は俺に見せつけるように、いやらしく背を反らせた。シャツに差し込んだ指が胸の先端を弄っているが、刺激が足りないのか物欲しそうにこちらに視線を送っている。
『ん……ここ、まだ柔らかい……いっぱいヴィータに舐められたのに、』
昨夜、腫れるほど愛した尖りも今は力なくまだふにふにしているということか。
今すぐ舐めたい。
意地らしいほど快感を追う友也の指ごと舐めて、吸って愛したい。
拙さのある愛撫だが、友也はだんだんと気持ち良くなっているらしく、声の甘さが増している。
『ん、ぁ……あ、んん。ちょっと、勃って、きたかも……』
友也が言っているのは、胸の尖りのことだろう。だが、友也。勃っているのはそこだけじゃない。
シャツの裾が僅かに持ち上がっている。
全身、淫らな伴侶の身体を今すぐ抱きたい。
『ねぇ……ヴィータ、みたい?』
俺の葛藤を知ってか、知らずか友也がボタンに指をかけながら誘う。
ごくり、と生唾を飲み込む。
『いいよ……見て?』
ウサギに近づいた友也は恍惚とした表情で四つん這いになり、焦らすようにボタンを外していく。
ボタンが弾け飛ぶぐらいの勢いで裸にしたいのに、じれったい。
ボタンを3つ外したところで友也は徐に起き上がり、膝を開いて立て、座り直した。
これは……
残ったボタンによって友也のえっちなところが見えない。
『ヴィータ、見える?』
問いかけながら、胸元をはだけさせたので、黒のブラがやっと見えた。色の白い友也にきっと似合うと思ったが、これほどとは。
レースの隙間から見える赤い先端が、昨夜舐め回した先端がこちらを物欲しげにちらちらと顔を覗かせている。
友也の指が再び刺激を再開する。
「ん、ふぁ……んん、レースが、擦れて、いつもと……ふぁ……いつもより、気持ちいい……」
いつもより気持ち良いとは聞き捨てならないが、レースを押し上げる突起から目が離せない。
「ね、見える? ブラの上からでもカタチが分かっちゃいそう……右はどうかな……右は触ってないのにもうちょっとだけ勃ってる……」
左への刺激につられたのか、友也の言う通り、右もふっくらとレースを押し上げていた。
ペロリ、と舌舐めずりすると、もっと強い刺激が欲しいと友也が誘う。
「ぁん……やぁ……どうしよう、ヴィータに、舐めて欲しい….」
俺だって今すぐ舐めたい。友也がイくまで舐め回して、甘噛みしたい。
『ウサちゃん、舐めてくれる……?』
そっとウサギを抱き上げた友也は、自身の胸にぬいぐるみの顔を近付け、ブラをずらした。
チャンスだと思い、ぬいぐるみの口へ力を流す。すると、すぐにぬいぐるみと私の口が繋がった。
友也の弱いところを小さい舌で舐める。
すると、驚いたくせにすぐに快楽に従順になった友也はウサギの頭を胸に押しつけ、もっともっとと強請った。
「ん、ぁ、きもち、いい……ヴィータ、もっと、なめて……ぁあん、ん」
素直に声をあげ、啼く友也に私の欲も刺激される。まずいな。友也は一人でイって終わるつもりだろうが、その希望は叶えられそうにない。
熱に浮かされた友也の陰茎が、ウサギの身体に押しつけられる。
胸への愛撫を強めると、友也に快感に震えながら解放を強請られた。
「イきたい……ね、も、イくぅ……」
跡が尽きそうなほど吸い上げると、友也は一際甘い啼き声をあげ、私のプレゼントしたランジェリーを濡らした。
熱の解放に満足そうに息を整えている友也には悪いが、これで終わらせるにはもったいない夜だと思わないか?
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