異世界転移する前に神様と交渉することになったんだけど、それが性交渉だなんて誰が思う?!〜可愛い息子と一緒にスローライフ〜

茶味

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異世界編〜テイクアウトのお店はじめます〜

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「ねぇ、ウィン。このウサギ、いつ持って来たの?」

「……いっしょ、ねる」

あ、やっぱり一緒に寝たくて持って来ちゃってたのか。
空間魔法か何かかな??

「ウサギさんも一緒に寝たいの。ベッド広いし、3人で寝ようか」

「ちがうの……ママとねるの」

「うん、ママも一緒に寝るよ」

「ママと……パパと……」

「パパ??」

パパってヴィータのことだよな?

このウサギがヴィータの、パパの代わりってことか。銀色の毛並みが似てるもんな。可愛い発想だけど。
でも。やっぱりパパがいないと寂しいよな。
俺も寂しい。

ウィンと一緒にいられて嬉しいけど、ヴィータがいないのはつらい。
色んなことしゃべりたいし、相談したい。

呼び掛ければ、答えてくれると思うけど、アイツも忙しいだろうしなぁ。

今頃、何やってるのかな。
昨日の今頃は、気持ちを伝えあってそれで、それから。

ヤバい。ヴィータのこと考えてたら火照ってきた。
ここでするのは、ウィンクルムの側で一人で慰めるのはさすがに……
ちらっとウィンクルムの方を見ると、ヴィータの銀髪を思い起こさせる銀色のウサギと目があった。

「お前、付き合ってくれる?」

こくんとウサギが頷いたように見えたのは、俺の願望か。
ウィンを起こさないようにそっとウサギを抱き上げ、ベッドを降りる。



初日からこの部屋を使うのは癪だけど、しょうがない。
寝室の隣の、ヴィータが用意してくれた俺の部屋へやって来た。
ノインくんは伝言を伝えてくれたけど、もちろん、ヴィータに連絡する気なんてない。ちょっと熱を発散させるだけ。すぐだから。
心の中で誰にともつかない言い訳を並べて、ウサギを抱えたままベッドへ上がった。

柔らかなベッドに身を横たえると、シーツの冷たさが心地良く感じた。気持ちいい。

そろりとズボンの中へ手を伸ばす。下着越しに感じる熱はもうすぐにでも弾けそうなほど熱い。

ぬいぐるみの柔らかな腹に顔を埋めると、ほのかにヴィータの匂いがした。

「ヴィータ……」

手の中の熱はどんどん膨らみを増していくが、いくにいけず、もどかしさが募っていく。
散々抱かれた身体は、ソロプレイではいけなくなってしまったのか。

イキたい。早く熱を吐き出したい。

違う。本当はヴィータの熱が欲しい。

ぬいぐるみに埋めた顔を振り、意を決して、後ろを探った。しゃぶって濡らした指で慰める。

あの夜、何度も何度もヴィータの劣情を、受け入れたそこは、ひくつき、指では満たされないほど貪欲に猛っている。

ここに、入れないと、イケない。

でも、ヴィータはここにいない。

「欲しいよ、ヴィータぁ。ここが寂しくて、切ない……」

泣きそうな声をぬいぐるみに埋めると、その柔らかで無機質なはずの身体の中心が熱くなり、変形した。

うそ……

銀色のウサギの、足の間から生えているのは、ヴィータのモノを模したもの。短い間ではあったが何度も間近で見たから間違いない。
可愛いぬいぐるみにグロテスクでエロいヴィータのものが生えている。
どうして、こんなものが?

疑問が湧いて来るが、それより今は、コレが欲しい。

匂いを嗅ぐとたしかにヴィータの匂いだ。ペロリと舐めてもヴィータと同じ味。
これはもう、入れても、いいんじゃないか。

相手はヴィータでも身体はぬいぐるみだから、子どもは出来ないだろう。たぶん。

「ウサギのヴィータ、これ、ちょうだい」

ウサギと目があった瞬間、ぬいぐるみは一人でに動き出し、うつ伏せになっていた俺の背後に回ると、その怒張を突き入れた。

「あぁんっ」

銀色ウサギはヴィータと同じリズム、同じタイミングで腰を振って来る。

その度に俺はあんあんと淫らに声を上げるだけ。

「ひゃ、あ、ヴィータ、ぃや……」

えげつないほど、的確にウィークポイントを刺激され、イキかけると腰を引かれ、快感を逃がされる。さっきから甘イキばかりを繰り返すだけで、吐精には至っていない。

もう、イカせて、ヴィータぁ……!

「あ」

うっかり心の中でヴィータに懇願してしまった瞬間。体内の怒張が急に熱く猛り、双丘を掴む手が生々しくなった。
顔だけ振り返ると会いたくて堪らなかった姿がそこにある。

「やっと、呼んだな」

「ヴィータぁ?! ……ァァアッ ひゃん、あ、あ、ね、待って……ッ」

「ダメだ」

ガッと奥まで屹立を打ちつけられ、全身が痺れた。何度も、何度もヴィータの熱に最奥を穿たれる。

「そこ、きもちぃ……はぁんッあ、やぁ……!!」

一際深く突き入れられた時、ヴィータの熱が熱く弾け、同時俺自身も嬌声を上げながら果てた。
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